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どーも!ちゃです!
今話をヒート回にしようと思ってたんですけど、書きたいことがありすぎて…がっつり🔞は次回になります…今話は微🔞です🙏
進みが遅くてごめんなさい😭
モブ?として、マネージャーさん出てきます!
仁人side💛
昔から、周期も、症状も、だいたい同じだから、対処の仕方も自然と決まっていた。
事務所に入ったばかりの頃、1番古株で信用できるβのマネージャーに、自分がΩであることを打ち明けた。
「無理はさせない。でも、隠すならちゃんと協力する。君の夢をサポートするのが私の仕事です」
まだ何も分からなかった自分に、そう真っ直ぐ伝えてくれて、とても心強かった。
正直、最初は怖かった。
自分がΩであることを、誰かに知られること自体が、不安で仕方なかった。
でも、
「仕事を続けたいなら、味方は必要だよ」
そう言われて、少しだけ肩の力が抜けたのを今でも覚えている。
それから、ヒートの周期に合わせて、スケジュールを調整するようになった。
どうしても被るときは、体調不良として休む。
基本的には事前に必要なものを揃えておいて、部屋から出なくても数日やり過ごせるようにしている。
それでも、どうしても足りないものが出る時がある。
その時だけ、彼に買い物を頼んで、合鍵でまで入ってもらって、玄関に荷物を置いて帰ってもらう。
仁「部屋には入らないでください」
そう、最初にはっきり伝えた。
マネージャーも、それを守ってくれている。
ドアを開けて、袋を置いて、
「お大事に」
と一言だけ残して帰る。
その距離感が自分にとってはちょうどよかった。
メンバーには、言っていない。
言えなかった、の方が近いかもしれない。
知られたら、絶対に気を遣われるし、距離を測られるようになって、触れることすら遠慮されるようになるかもしれない。
そんなことを想像するだけで、嫌だった。
同じステージに立って、同じ目線で、笑っていたかった。
対等でいたいという気持ちが強かった。
だから、ヒートの時は、もちろん誰にも会わない。
メンバーが見舞いに来ようとしても「うつるから」と言って断り、インターホンが鳴っても出ないようにしていた。
罪悪感がないわけじゃない、むしろある。
それでも、こうして隠し通すことで、メンバーと“普通”でいられている気がした。
それが自分にとっては何より大事だった。
それなのに、最近はその均衡が少しずつ揺らいでいる。
理由なんて考えるまでもなかった…
部屋の中は、カーテンを閉め切っているせいで、時間の感覚が曖昧だった。
どれくらい経ったのか、もう分からない。
ただ、身体の奥がずっと、じわじわと熱を孕んで疼いている。
仁「……っ、は、んっ……」
浅く息を吐く。
いつも通り薬は飲んでいるが、それでも、完全にこの熱が引くには時間がかかる。
これは、そういうものだと、わかっている。
ベッドの上で丸くなりながら、目を閉じる。
いつも通り、流れ作業みたいに終わらせるだけ、そう思ってたのに…
瞼の裏に浮かぶのは、あいつの顔だけだった。
仁「……っ、くっ……」
情けない声が漏れる。
意識が浮くたびに、身体が勝手に反応する。
抑えきれなくて、シーツを掴む。
仁「……やっめろ……っ」
否定するみたいに呟く。
でも、消えないあの時の距離、触れた唇、低い声。
全部が鮮明に蘇る。
仁「……っ、ぁ……」
思い出しただけで、身体が反応する。
自分でも引くくらい、簡単に…
無意識に…自分の指が、情けなく後ろを弄っていた。
でも、どれだけ指を動かしても、どれだけ深く挿し入れても、虚しいだけで。
自然と、勇斗のあの無骨な手が、鮮明すぎるほどに浮かぶ。
ダンスのとき、俺の肩を掴むあの大きな手のひら。
マイクを握る、節くれだった男らしい、長い指。
俺の指なんかとは違う、骨張った硬さと太さを。
もし、あの指で、この中に無理やり割り込まれたら…
仁「……っ、ふ……あ……っ、やだ、……っ!!」
唇を噛みながら、涙が、勝手に滲む。
今までは、こんなことなかったのに…今は違う。
仁「ひっ…んぐっ…なっんで……勇斗なんだよ……」
情けなくて、悔しくて、また涙が出る。
指を挿れた後ろが、まだ見ぬその硬さに期待するように、ヒクヒクと浅ましく震えて、熱い蜜をドロドロと溢れさせた。
Ωとして、こうなるのは分かってる。
でも、それを“特定の誰か”に向けるなんて…愚かすぎる…
自分で自分を責めても、その興奮は止まらない。
身体も、思考も、全部、勇斗に引っ張られる。
仁「……っ、は……ぁ……」
涙がこぼれたその時、玄関の方で、音がした。
意識が朦朧とする中、マネージャーさんかとぼんやり思う。
いつも通り、買い物を頼んで、合鍵で入ってもらって、玄関に置いて帰ってもらう。
でも、いつもの気遣う声がけが聞こえない。
それどころか、靴を脱ぐ音、そして、ゆっくりと、こちらに近づいてくる気配。
心臓が、強く跳ねる。
身体は動かないのに、意識だけが冴える。
でもその奥で、違う感覚が、じわっと広がる。
あれ…この匂い…
あの甘くて…落ち着く匂い…
嘘…だ…
息が止まりそうになる。
寝室のドア一枚、隔てた向こうで足音が止まる。
静寂の後、小さく聞こえたのは、
勇「仁人」
聞き慣れた声。
一瞬で、また涙が溢れた。
来るなって思っていたのに…
でもどこか…来てほしいって思っていた…
ぐちゃぐちゃの感情のまま、震える声で、
仁「……っ、はや、と……」
その名前を呼んでしまった。
勇斗side🩷
いつも通りの楽屋の空気のはずだった。
「仁人、しばらく休みだって」
マネージャーの一言。
「体調崩したみたいで」
いつもと同じ聞き慣れた理由。
太「そっか」
柔「無理してたしな」
舜「ゆっくり休んでほしいな…」
みんないつも通りで、俺も、いつもならそうだった。
でも、今回は違う。
頭の中で、あの時の会話がよぎる。
『次のヒート、いつ?』
結局、教えてもらえなかったあの答え。
嫌な予感が消えない。
今までだって休んでたが、深く考えたことなかった。
あの状態、あの熱を、ふと想像してしまい、胸がぎゅっと痛む。
その時、マネージャーのスマホが鳴り、画面を見たマネージャーの表情が少しだけ変わる。
「ちょっと出てきますね」
そう言って、部屋を出る。
理由はなくて、ただの勘。
でも、体が動いてた。
勇「俺も行く」
短く言って、後を追った。
廊下の少し先で、電話してるマネージャーの声が、小さいが断片的に聞こえる。
「…はい、今から向かいます」
一気に、確信に近づく。
通話が終わり、振り返ったマネージャーと、目が合う。
「佐野くん?」
一瞬、迷うが、ここで引いたら、絶対後悔する。
勇「……俺、知ってます」
はっきり言う。
勇「仁人のこと…Ωだってこと…」
空気が止まる。
「そう…ですか……」
それから、マネージャーが小さく息を吐く。
「なんでみんな、そんなに一人で抱えるんだろう…伝えれば、もっと楽になれるのに…」
その言葉が、刺さる。
勇「仁人、今ヒートですよね…?」
少しの間、それから、ゆっくり頷く。
「本当は、誰も近づけたくないんですけどね…でも、佐野くんなら…」
言葉の続きを待たずに、
勇「行きます。責任、取ります」
少し食い気味に言うと、マネージャーが少しだけ目を細める。
「本当に、真反対に見えて、似た者同士だね…僕も責任取るよ」
そして、仁人のマンションの合鍵を渡された。
マンションのエレベーターの中…心臓がうるさい。
何をやってんだろうと自分でも思う。
これは、正しいのか…
ただの自己満足じゃないのか…
仁人を…欲しいだけじゃないのか…
ドアの前に立ち、鍵を握る。
迷惑だったら、拒まれたら…
それでも、あの苦しそうな顔を、あの熱を、知っている。
放っておけるわけないだろ…
覚悟を決めて、ドアを開ける。
勇「んっ……」
その充満した匂いに、思わず息が詰まる。
甘く、濃く、まとわりつくような熱。
一瞬で、本能が揺れる。
引き返さないと、と反射的に理性が働く。
それでも、足は止まらない。
奥の、一番匂いの強い場所、寝室のドアの前で止まる。
手をかける前に、一度、目を閉じる。
耐えろ…
そう自分に言い聞かせて、ゆっくり、息を吐く。
勇「仁人」
声をかける。
ドアの向こうからかすれた声が聞こえる。
仁「……っ、はや、と……」
その一言で、全部が吹き飛んだ。
あぁ…
ドアノブに、手をかける。
勇「ごめん」
そう小さく呟いて、扉を開けた。
コメント
8件

最高すぎます…。 更新楽しみにしております。

続きがとても気になります
ちゃ