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さく ゞ という 咀嚼音が 部屋に響いている 。
「 … なあ 、 それって 美味いのか ? 」
ふと 気になり 、 そう 尋ねる 。
「 ん 。 」
細長い チョコの お菓子を 口に咥えた 亜米利加は こくり 、 と 頷いた 。
「 …… へー … 」
露西亜は あまり 興味なさそうに 返事をした 。
「 へー って なんだよ !! お前から 聞いてきたんだろ ?! 」
ぷく 、 と 頬を 膨らませる 亜米利加 に 思わず 露西亜 は 口角が あがってしまった 。
「 … なに にや ゞ してんだよ 。 」
「 …… 別に 。 」
亜米利加は 興味無さげに 自分から 目を逸らし 、 スマホを 弄り始める 露西亜を 見つめた 。
勿論 此方の 視線に 気が付くはずもなく 、 彼は スマホを 呑気に 弄っている 。
彼の 気を 引きたい 。
そんなことを 考えては ふと いいことを 思いついた 。
「 … なあ 露西亜 ? これ 、 一本やるよ 。 」
にこ ゞ と しては 一本 袋から 取り出し 、 彼の 顔面に 近付けた 。
「 … お 、 いいのか ? ありがと 。 」
露西亜は 亜米利加の 手に 握られている それを 取ろうとした 。
「 … なんてな 」
にやり 、 と 笑っては 亜米利加は 手を 引っ込める 。
「 は ? 」
「 ただで あげるわけないだろ ? … ほら 、 」
そして 軽く 笑えば 、 それを 口に 咥えた 。
「 は ?! い 、 いや 、 無理だ っ 」
赤くなった 顔を 背ける 。
「 …… ん 」
肩を つん ゞ と される 。 振り向いたら そこには むす 、 と した 顔の 亜米利加が 居た 。
「 … 分かったよ …… 」
溜息を つき 、 自分も 端っこを 咥える 。
「 …… 」
さく 、 さく と 音が鳴り 、 どんどん お互いの 顔が 近くなる 。
「 …… っ ! 」
目を瞑った その途端 、 唇に 柔らかい感触を 感じた 。
恐る ゞ 目を開けると 、 にや ゞ して 顔を 覗き込んでいる 亜米利加が 居た 。
「 …… くそったれ 、 」
じと 、 と 睨みつける 。
「 Haha 、 顔真っ赤じゃねーか 、 そんな 睨んでも 怖くないぞ 」
「 … うるせぇ っ 」
顔を真っ赤にした 彼 は 拗ねたように そっぽを向いた 。
可愛い 、 なんて 思っては 笑みが こぼれる 。
「 … はい ゞ 、 そんな 拗ねんな って 。 機嫌直せよ 、 」
顎に手を添え 此方を 向かせ 、 額に キスをしてやった 。
「 … !?!?!? 」
勿論 顔が さらに 赤くなっていた 。
「 あれ ? もっと 顔 赤くなってんぞ ? 恥ずかしいのkッッッ いだぁッ ?! 」
にや ゞ していると 突然 頬に ビンタ を くらった 。
そして この後 露西亜に 怒られた 亜米利加なのであった …