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「「「えぇぇぇぇえ!!…あ…そ…そんな……」」」
朝っぱらのY学園から悲痛な叫び声が響く
その声の正体はジンペイ、コマ、マタロウの3人である
教卓の前で帰ってきた自分のテストの点数を見て大ショックを受けていた
マタロウ→22点
コマ→10点
ジンペイ→5点(←)
そんな3人の様子をアゲハは自分の席から唖然として見ている
あ、因みにアゲハの点数は言わずもがな全教科オール100点だ!(((
臼見沢「30点以下…つまり、我が学園における赤点を取った君達には、
『Y学園規則第8条 赤点取るべからず』により、アカテントラズ収容所に入ってもらいます!」
臼見沢は眼鏡を怪しく光らせたり、手で丸を描いたりと忙しなく動くと、パチンッと指を鳴らした
臼見沢「ミスター達、Come on!」
すると、一体いつ居たのか、体格の良い男性数名がひょっとこ踊りをしながら教室に入ってきた
「「「ええええええ!!」」」
そいつ等は驚いてる3人をひょいッと担ぎ上げる
コマ「やめてぇ!」
ジンペイ「なんだよ!;」
2人の抵抗の声を完全スルーし、ぴしゃんと扉を閉めて出ていった
臼見沢「ああ、それとアゲハさん」
アゲハ「えぁっ、はいっ!!」
アゲハ「何でしょうか!」
いきなり呼ばれて思わずガタッと席を立ってしまうアゲハ
臼見沢「あなたにはあの3人の連帯責任者、所謂、保護者の者として強制的にアカテントラズ収容所に入って貰いましょう!」
臼見沢「では再び。ミスター達、Come on!」
アゲハ「あっあの‥‥自分で歩けますよ?(困笑」
男1「いいえ!か弱いおなごに歩かせる訳には行きませんので!(ビシッ」
男2「何かお飲みもでもお持ちしますか!?←」
アゲハ「けっ結構です(汗」
マタロウ「アゲハさん気に入られてるし!?(汗」
ジンペイ達はそのままアカテントラズの方へ連れていかれた
臼見沢「(さぁーて…脱走不可能と呼ばれるあの場所から、アゲハさん達は帰ってこれますかね?)」
臼見沢はニヤリと君の悪い笑みを浮かべた
ギャラリーが多い中、メラが校内を歩いていると
メラ「あれはアカテントラズ収容所行き‥‥って、兄貴達じゃねーか!
成績ギリギリの俺ですら言った事無いのに‥‥マジでやべぇなっ‥‥(汗」
メラはジンペイ達を見ていると
メラ「アゲハの奴もか!?あいつ、いつも成績上位にいたじゃねーかよ!‥‥体調でも崩してたのか?」
メラが彼女を心配する中、ジンペイ達はアカテントラズの収容所へ向かっていた
マタロウ「バスに乗せられたと思ったら今度は船‥‥?ってかボロボロ過ぎません!?」
男3「足元、気を付けてください!」
男2「それとも私共が足場の床になりましょうか!?←」
船に乗る橋の方で男共が地べたに寝ころび、その1人が彼女に進むように誘導する
アゲハ「えっ遠慮しておきます(汗」
コマ「まだこの人達ついてきてるね(汗」
ジンペイ「いいなぁ~俺にもやってもらいたいぜ~(ブウッ~」
船に乗ると雷がなっており、もうすぐ目的地に着くようだ
コマ「あれが、アカテントラズ収容所」
マタロウ「なんであそこだけ曇ってんの‥‥?」
ジンペイ「なんか面白そうじゃん!(キラキラ」
アゲハ「‥‥くちゅっ!」(これはくしゃみです)
マタロウ「(人1)さん大丈夫?もしかして寒い?(アゲハさんのくしゃみ可愛いっーーーーー!!!////)」
コマ「そういえば少しだけ肌寒いよね‥‥(アゲハちゃん、少し顔色悪い‥‥?)」
アゲハ「大丈夫。少し寒いけど我慢できるよ(ニコッ」
するとジンペイが彼女に抱き着く
コマ・マタロウ「「!!!???」」
アゲハ「じっジンペイ?」
ジンペイ「こうすると暖かいだろ?アゲハが寒くなくなるまで、ずっとこうしててやるぜ!(ニカッ」
ジンペイは彼女の頭をポンポンと叩く
彼女は少し安心したように、ジンペイに寄り添う
アゲハ「ジンペイ‥‥ありがとう(微笑」
ジンペイ「っ~~~~!!!!////(真っ赤」
マタロウ「(ジンペイ君羨ましいいいいいっーーーーーー!!!)っ~~~~(泣」
コマ「(ジンペイ君。いつも美味しい所だけ持っていくよね)‥‥(ムスッ」
男1「我らの姫がああああっーーーーー!!!(泣」
男2「あんな赤猫男ごときにいいいいっーーーーーー!!!(涙」
男3「だがあんなに気持ちよい姫を邪魔する訳には‥‥!(大泣」
コマ「もう姫って呼んじゃってるよ‥‥(苦笑」
マタロウ「アゲハさんは姫じゃなくて、天使です!姫もいいけど、やっぱあの天使のような微笑みだよ!!!(キランッ」
コマ「‥‥(苦笑」
そして数分後、目的地につき、囚人服へ着替えるジンペイ達
彼女は女子の為、女子専用の警官(筋肉女子)がついていった
ジンペイ「アゲハ遅いな~」
マタロウ「まあ女子ってあまり赤点取るイメージないから‥‥(困笑」
コマ「‥‥あっ!来たんじゃない?」