『私を見て』
※本作品はノンフィクション作品です。
虐待や性暴力などのシーンなどございます、見るのがつらい方はそっと閉じて下さい。
では物語の世界へ、いってらっしゃいませ 。
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私は普通の人よりも変わった人生を送ってきた
人によっては目を瞑りたい話だろうが、私はそれでもこの話を書く
誰かに知ってもらいたい、世の中にはこんなに苦しい思いをしている人がいるのを
幼少の頃から母が傍にいなかった
それは突然できた子供だったからだ
母からすれば望んでもいない子供だ、愛せる訳がない
母は私を祖父母に託し、彼氏の元へといった
そこから私の歯車は徐々に狂っていく
祖父母は私にとって、触れたら爆発する地雷みたいなものだった
祖父はとても体格がよく、怒れば手につかないぐらいだ
私がなにか粗相をすれば
私を殴り、蹴り、罵倒し続けた
それでも私は祖父が大好きだった
幼い頃から傍にいた祖父母のことが好きだった
けれど、私を祖父母は嫌った
そりゃ当然だ、突然出来た子供でありながら、娘は育児放棄をし祖父母に押し付けたのだから
何度も祖父母に愛される努力をした
けれど、そんなのは意味の無い事だった
何かをすれば怒鳴られ、殴られ蹴られる
そうして私は見えないところに無数の痣を作り、 心には二度と治らない、深い傷を負った
それからは自分の心を守るかのように笑顔を作った
ある日それが裏目に出た出来事が起こった
小学二年生の頃、家の近くに住んでいたとあるおじいちゃんに酷く懐いていた
幼いころから暴力を振るわれ、愛に飢えていた私は優しくされたことがうれしかった
それからは幾度もなく、そのおじいちゃんの所へ遊びに行っていた
そんないつもの日をすごしていたある日、突然キスをされた
幼く知識もなかった私におじいちゃんは
おじいちゃん
「キスは大切な人にするんだよ
おじちゃんは雅ちゃんが大切だからしたんだよ」
そんなありきたりな言葉に幼い私は騙された
大切だと思ってるからしてくれんだと喜んだ
それからの日々は今までとは違った
家に上がる度、胸を触られ、キスをされ、陰部を触られた
今考えたら犯罪だが、当時の私はおじいちゃんにどっぷり洗脳されていたため疑わなかった
身体を触るのも、キスをするのも全部雅ちゃんのためなんだよと言われた
そんなことをしていたある日突然おじいちゃんは1本の映像を見せてきた
それは、大人のビデオだった
それを見ながらおじいちゃんは私に言った
おじいちゃん
「今からこれしようか?
これをすることでもっと愛が深まるんだよ」
その言葉を聞いて、とても嬉しくて、いいよと返事をした
2人きりの部屋の中、服を全て脱がされた
まるで餌に飢えた獣のように幼い私の陰部に貪りついた
それから数十分後、ズボンを脱ぎ、私の未熟な体にそれを押し込んだ
あまりの痛さに泣きじゃくる私に、気持ちよくなるから大丈夫だよと言い放った
何度も何度もそれを私の体に打ちつけ、白濁としたものを私の中に解き放った
それから会う度に同じことをされた
妊娠しない未熟な体に欲望を解き放った
痛いと泣き叫んでいたはずだったのにいつのまにかきもちいいと言うようになってからは言葉も言わされた
ご主人様、私と赤ちゃん作ってくださいとか
今思い返しても吐きそうで仕方がない
でもそんな日々にも終わりが来た
それは転勤だった
祖父の仕事が上手くいかなくなり、宮城から群馬に戻ると言われた
もちろんそれをおじいちゃんに話した
次の瞬間、手を縛られ、口を塞がれた
そう、監禁されたのだ
お前は俺だけのものだと言われ、一晩中やられた
意識が飛んでもビンタで起こされ、幼い体に快楽を覚えさせるためにおじいちゃんが出かけた時には鎖でしばりつけられ、陰部には大人の玩具をつけられた
逃げようと抵抗するものなら、殴られ、後ろの穴に無理矢理挿れられた
けれどそう長くは続かず、監禁された次の日、近所の人に発見された
おじいちゃんが出かける前に鍵をかけ忘れ、それを心配した近所の人が中に入ってきたのだ
その時に意識を失って体を震わせている私を発見したということだ
当時小学四年生だった私は大事にして欲しくなく、警察には通報しないでくださいと懇願した
それからそのまま近所の人に保護され、身体を綺麗にしてもらい家に帰った
その事を祖父母に話したら、祖父母は口を揃えて汚らわしいと言い放った
ただただ悲しかった、すごく怖くて、苦しかった私を慰めて欲しかっただけなのに
汚らわしいと言われた時、感情がない人形のようになった
それからは本音と感情を心の奥底に閉じ込めようと誓った
たとえ何があっても、本当のことは言わず嘘を吐き続けた
事件をきっかけに一時期、酷い男性恐怖症になってしまったのだ
けれど、小学校を卒業する時にはかなり改善されていた
まだ、男性に触られるのは怖いけれど、それでも目を合わせられるようになり、多少のボディタッチは大丈夫になった
思い出したく無い記憶だった
もっと遊べたはずだった小学生を無駄にしてしまったのだから
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『私を見て』1話 小学生編 ~完~
おかえりなさいませ、どうでしたか?
まだ1話目ですが、かなり重いお話になってしまいました
後半部分の監禁シーンはフィクションですので、ご安心ください
ほんとは監禁はされていませんが、ほぼ同じようなことをされたみたいです
蓋をした記憶だったため節々が曖昧で文章が甘いですが、ご理解の程よろしくお願いします
『私を見て』1話 見て頂き有難う御座います
2話からは中学生編 開始となります!!
ぜひお楽しみに
何時でも貴方様のご帰宅願っております
次回 『私を見て』2話 中学生編 開始