過去 5頁
唯一の家族が出来た
僕に似ている人だ
お兄ちゃんみたいで
優しくて
かっこよくて、
好きだ、
−−−−−−−−−−−
目を覚ませば
何処か良く分からない所だった
薄暗くて、音も何もしない
只、1人
彼が僕を見詰めていた
僕に似ている人
何処か明るいが
何処か辛そうな顔
紲苗「……貴方は誰…?」
彼は太宰治と名乗った
云うと…僕が路地でた倒れて居たから
連れて帰ったそう
……この人…異能力者…?
……太宰治…、
…異能力無効化…?……なら、殺す必要は無い…、
突然と聞かれた
太宰「君は…家族が居ないのかい?」
と…
……僕はその質問に頷いた
そしたらこんなことを言われた
太宰「なら、…私が家族になってあげよう…」
と…
家族がいない僕には嬉しかった
偽り、偽り続けた自分…
嬉しくて、何処か哀しくて
愛されたい…哀されたい
何処かでずっと悩んでいた
−−−−−−−−−−−−−−−−
だからもう
過去を隠さない
未来を見る…
だから過去を隠した右目を開放し
3度目の人生を始める
偽り続けた自分
……それもまた
解放しないといけない
ロシア人のお兄さん…
ドストエフスキーには
偽りの自分を見せない。
有りの儘を…
迷い続ける僕は行く先が見つかったのかもしれない
本を巡り
また、迷い続ける
だからこそ…
僕らは…[ ストレイドックス ]なんだから
次回最終回
シリーズ02では
ドス君メインです!
多分死ネタになりますかもしれません。、
ではまた!
次回
最後の頁
偽った罪を被せ、うづみ火を浴びる
コメント
4件