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18の時に、初めて東京に出た。


アイドルにならないか? って、事務所に誘われたから。


違ったっけ? 歌手にならないか? だったかな。


まぁ、どっちでもいいんだけど。


どっちだって、たいして変わんなかったし。


だけど、18でアイドルなんて、もう遅いよねぇ。


完ペキ、出遅れてるって感じ。


今なんか、13、4歳でデビューがふつうだしね。


小学生でだって、アイドルになれるくらいなんだもの。


なんで18でアイドルとか、そんな信じられないような言葉につられて、あたしってば東京になんてふらふら出てきちゃったんだか。


信じられないくらいだから、ダマされてるのかもと思って、試しに乗ってみることにしたって言った方が、いっそ本当っぽい?


アイドルに……とか言われたけど、もちろんいきなりデビューとかできるわけでもなくて。


最初は、ボイトレ(ボイストレーニング)とかのレッスンから、地道に始めさせられた。


デビューできないんじゃ、仕事もあるわけないし、家は事務所の寮になってるマンションの一部屋に住まわせてもらったけど。


お金ないんじゃ、生活もしていけないから、あたしは仕事をすることにした。


貯金もちょっとはあったけど、そんなのすぐになくなりそうなレベルだったし。


とりあえずは、食べていくためにも仕事しないとって感じで。


とりあえずって思ったのはいいけれど、初めての東京で仕事とか何していいのか、全然わからなかった。


ありすぎて、とまどうような。


だって、あたしの住んでたところじゃ、バイトなんてほとんど限られてたし。


東京だと、仕事アリすぎで。逆に何していいのか、ちっともわかんなくて。


けど、手っ取り早くお金かせぐんなら、やっぱ夜の仕事かもって。


求人も、すごく多かったし。


ここでなら、カンタンにお金になりそうなんて……。


そんな安易な理由で、あたしは夜の仕事に飛びついた。


「REAL」あるアイドルの光と影の告白

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