らっだぁが少し病みます
過呼吸表現ありです
一年前
突然、宣戦布告も無しにA国の奴らが 攻めてきた
予定では戦争は一週間後
誰もが焦った
一番警戒が薄れてる時に
みんなが混乱してる中
それは起こった
行動が取れない俺たちに
一人の男が無線に手を伸ばした
らっだぁ〈落ち着いて、みんな戦闘態勢へ〉
らっだぁ〈みどりはカメラで敵の位置を
把握〉
らっだぁ〈レウとコンちゃんは国民の避難〉
らっだぁ〈きょーさんは上からの狙撃〉
らっだぁ〈ら民のみんなも準備が出来次第
戦闘始めて〉
らっだぁ〈俺は先頭にいるから〉
速かった…
みんなが動けない中
冷静に無線を入れてくれた
俺らに指示をくれた
そんな彼に俺もついていく
背中を追うように
空からの狙撃を始めた
三時間ぐらいが経過しただろう
敵の数も中々に減ってきた
しかし、こちらが有利でもない
最初の傷が痛すぎる
ここは戦場
一つの行動の遅れが命取りとなる
そんな時
大きな爆発音と共に青い光が放たれた
彼の能力が”暴走”してしまったのだ
レウ「らっ…だぁ…」(震)
レウ「なんで…」
敵、味方関係なく倒していく
これが彼の暴走
自分自身では”自我”が保てなくなる
金豚〈ら民のみんなは撤退ッッ!!!〉
金豚〈らっだぁが暴走したッッ!!〉
金豚〈運営は広場に集合ッッ!!!〉
すぐさま無線を取り、みんなに報告する
避難が終わることを確認し
二回戦目の戦いが繰り広げられた
それから運営で葛藤すること二時間…
らっだぁの意識が途切れた
能力の使いすぎだろう…
被害が出てないと言ったら
嘘になるが最小限に抑えたつもりだ
彼が目を覚ますまで待とう…
らっだぁ「あれ…俺の部屋…」
らっだぁ「俺は…」
らっだぁ「…ッ」
らっだぁ(暴走したんだ…)
らっだぁ(この感覚、嫌でも覚えてる)
らっだぁ「おれは…みんなに…ポロッ」
らっだぁ「ひどいッことを…グスッ」
らっだぁ「ぅう”…ッッ」
らっだぁ「ごめん…なさい…ッ」
らっだぁ「みんなに、謝らないと…」
らっだぁ「でも…ッ」
ガチャ
らっだぁ「!」
みどり「…!」
みどり「ラダオクン!起キタンダネ!」
みどり「ヨカッタ…」
らっだぁ「ぁ…やッ…」(震)
みどり「ラダオクン…?ドウシタノ…?」
みどりがらっだぁの方に歩く
らっだぁ「…こないでッッ!!!」
らっだぁ(またみんなを傷つけちゃう)
みどり「エッ…」
らっだぁ(あ…、嫌われちゃ…ッ)
らっだぁ(謝んないと…)
らっだぁ「ごめッ…ごめんなさい…ッ」
らっだぁ「傷つけてごめんなさい…」
らっだぁ「暴走してごめんなさい…」
らっだぁ「ちゃんとするから…」
らっだぁ「いい子に、なるから…」
らっだぁ「俺を捨てないで…」ガタガタ
らっだぁ「きらいに…ならないで…ッ」
らっだぁ「お願いします…」
らっだぁ「おねがい、します…」
みどり「らだおくん…?」
らっだぁ「ハヒュッ…」
みどり「らだおくんッッ!!!」
らっだぁ「ヒュッ…ごめ、なさッ」ポロポロ
みどり「息吸って、らだおくん」
らっだぁ「ぅあ…グスッ…ゲホッエホッ」
らっだぁ「みどッ、はひゅ…ッ」
みどり「俺はここにいるよ」トントン
らっだぁ「はッ、ひゅッ、ゴホッ…はぁ」
らっだぁ「んっ、すぅ…はぁ…はっ…」
みどり「ポン…ポン…」
みどり「頑張ってて偉いね、らだおくん」
らっだぁ(あ…)
みどり「自分を責めないで」
らっだぁ(…)
らっだぁ「…ありがとう、みどり」
みどり「ウン」
らっだぁ「…スゥ、スゥ」
みどり「皆ニ知ラセナイト…」
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