「…草薙は、大丈夫なのだろうか。」
静かな夜道を独り言を呟きながら歩く
「…明日…か」
そう呟くと、なにか背後に違和感がした
「…誰だ、!」
「…、?いない…?」
「おい、どっち向いてんだ。」
「は、?」
あまり聞いたことのない声が何処かからした
振り向いたのでさっきまで向いていた筈の前方を向き直すと、知らない男の人だった
「…誰だ。」
「お前が、青柳冬弥っての?」
妙に馴れ馴れしく話しかけてくる男は、段々距離を詰めてくる
「…おい、名乗れ。お前が誰かは知らないが、場合によっては撃つ。」
「まぁまぁ、そんなにピリピリすんなよ、」
そう言うと、なにか男は自分の腰元をガサゴソと漁った
「てか、こんな近さだったら、こっちのほうが当たりやすいと思うけど」
男はそう言うと不気味に笑い、ナイフを取り出した
「な…っ、!」
急いで銃を構える
「…何者だ」
「あー、ごめんごめん、ちょっとした脅しなだけだったから別に何もしねぇよ、」
「…なんのために来た。」
そう俺が言うと、男はフードを少しずらし、にやりと笑った
「ま、何もしないってのは嘘だけどな」
「ど、どういう…こ…っ?!」
疑問の言葉を言っている途中から、男は俺の口を抑え、何故か目の前が暗くなった
「…っ、!」
今までの何よりも苦戦しているのを感じる
わたしがここまでになっても、目の前にいる彼女は変わらず笑ったままだった
「ーー!草薙!」
「!!」
誰かの声が聞こえた
何処か聞き覚えのあった声を振り向くと、何人かがわたしを探しているのが見えた
「!、あ〜、もう終わりかぁ、そんじゃ、あたしもう撤退するね」
「あ、ちょっ…、ま、っ、」
マイペースに軽く言った彼女を引き留めようとしたが、自分のぼろぼろさにそれを見ることしか出来なかった
「って、草薙?!どうしてそんなにボロボロで…」
「……」
その日は一旦基地に戻らされ、色々話を聞かれた
次の日
「…今日か…」
眠たい身体を引きずりながら服を着替えて、場所に行く
「草薙!!大変だ!!」
「え、?ど、如何したんですか、?」
「あ、青柳と…」
「今連絡が取れていないんだ」
コメント
2件
初コメ失礼します。冬弥大丈夫なんですかね…続きまってます!