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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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a.b.Ωという男、女という性別とは別のバース性という

概念が300年前に生まれた。

世間が物騒になって、犯罪や死亡率が上がるという社会問題が起きている中バース性による上下関係が生まれ更に世間の治安は悪くなる一方だった。

だが、そんな問題を解決するために結成された組織「カルミア」

この物語は「カルミア」に所属する2人の青年の記録。


『ターゲットを確認』

「西側に行く、後はよろしく」

『人使い荒すぎな?笑』

「紫音なら、これくらい大丈夫でしょ?」

『あったりめーだろ?』

星明かりだけが頼りになる暗闇の中、さっきまでの静寂さを奪い去るように銃撃音が響き渡っていた。

『東2人やった。西に1人逃亡。』

「おこぼしこっちにやんないでよ笑」

『うるせ笑西は何人?』

「5人くらい、おこぼし含めたら6」

『りょ、こっち終わったからそっち行くわ』

「ありがと」

「!いた笑」

「おい、!こっち来い、!カルミアに見つかるぞ?!」

「おい!早く車出せよ!」

ひとけの無い山にくるまのエンジン音が鳴り響く。

「やば、車乗っちゃった。スナイパーで、待機してたのに、」

「6人中4人スナイパーでやったけど、残りおこぼし含めた2人が車で逃走」

『うげ、めんどくさ、車とか小汚い手使いやがって』

「足止めしとく」

『了解』

車に一筋の光が貫通し、さっきまで五月蝿かった車のエンジン音はパッタリと消えた。

「後はよろしく」

ガコンッ

車に乗っている人を覗き込みながらボンネットの上には青年が乗っていた。

「ひぇ、!」

「バイバイ、おやすみ」

パンッ


「お疲れ様、紫音」

「おつ〜柊斗」

《天崎 柊斗、霧谷紫音、任務完了。直ちに事務所に戻りなさい》

「戻ろうか」

「あぁ、」

僕の名前は天崎 柊斗。『カルミア』に所属しているA+ランクバディだ。この組織は日本で起きている事件を解決する政府組織。バース性の誕生や技術の進歩により日本の治安は悪くなる一方だった。そんな日本を平和にするために『カルミア』は結成された。

というのは表向きの話。

政府組織『カルミア』は

非合法実験によって生み出された人智を超えた能力を持つ被験者たちが日本を守るためにバディを組まされこうしてスパイのようなことをするのだ。

「怪我はしてない?紫音?」

「してないよ、これから報告書書かないといけないのめんどくせー」

「しょうがないでしょ?紫音ばっかり謁見に行ってたら怪しまれちゃうし」

「謁見ね、、、」

「あ、紫音そういえば、僕もうすぐヒート来るからしばらくお仕事出来ない。ごめんね。」

「あー、もうそんな時期か。大丈夫だ、俺も肉体労働から抜け出せるしある意味休暇だな」

「休暇って笑」

「抑制剤あんの?」

「うん。大丈夫だよ。」

「コンビニで飯買っとくか?」

「そうしようかな」

「俺も着いてく」

「え、?早く帰れなくなるよ?」

「いいよ。ただの気まぐれ」

「ありがと」

「ただの気まぐれだっつの」




「やぁ、柊斗。任務お疲れ様。今回の報告を聞かせてもらえるかな?」

「はっ」






「ありがとう。ゆっくり休むんだよ?」

「はい。」

「柊斗はもう少しでヒートだね。紫音と一緒に休暇をとってね」

「はい。お気遣いありがとうございます。」

「期待しているよ。柊斗」

「、、はい」


《被験番号0874は直ちに休息を取ってください》

「はいはい」

今回のヒートは、大丈夫かな、、。



《被験番号2382は直ちに休息を取ってください》

「うるせ!こちとらレポートのせいでねてないんじゃい!」

柊斗、、あいつヒート大丈夫か?生まれた時から一緒にいるけど、あいつ抑制剤ばっか飲んでる。抑制剤ばっか使ってたら、体調悪くならないのか?

《被験番号2382は直ちに休息を取ってください》

「だからうるせっての!」


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