隊学

誕生日不明だけど誕生日ネタ。

隊学。

「蘭丸さん、そろそろ誕生日でしょう？なにかいります？」

そういえば、というように誕生日の話題を出す。

＿＿月＿＿日。

蘭丸さんの誕生日。

今年こそは何かあげたい、と思い、聞いてみる。

「ええ！？あっちゃん何かくれるの〜！？」

金〜！とか言うんじゃないだろうな。

「高すぎるもの以外であれば。」

「ん〜…じゃあさ、コレ頂戴？」

そ、と私の頬に手を当てる蘭丸さん。

は？

「は？」

「僕、あっちゃんがほしいな〜！」

内心大荒れ(大歓喜)だが、ここで表情に出すといじられるため、

ヘラヘラと笑っている蘭丸さんに腹が立ち、腹パンひとつ。

「ひどくない！？」

「なんか腹が立ったので」

「理不尽！」

ギャグ的な雰囲気になるかと思えば、

蘭丸さんの表情が戻り、またソウイウ雰囲気になる。

「で？僕にくれるの？」

「…非売品なので」

「そっかぁ〜！あっちゃん、心の準備ができてないんだね♡」

「…キッショ」

バクバクという心臓をなくしたくて、胸元をぎゅう、と握り、

悪口で誤魔化すようにするけれど、この人にはやはり効かない。

「じゃ、来年だね〜！」

「…考えておきます。」

…もう、貴方のものですが。