更新ゴミ遅でまじごめん
これデスゲなのか。いや、デスゲではない。(?)
フィールside
───────キーンコーンカーンコーン
『早く行こう〜!』
『遅れちゃうねー、』
「……」
え、何……?
ここ…え…?
見覚えのある教室
見覚えのある人々
記憶の中にしまっておいた物
思い出したくなかったこと
あぁ……そうだ
それだ
嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ………
見たくない
優等生被りなんて見たくない
僕のせいじゃないんだ
僕は、その…
『お〜い優等生さっさと行けよ〜w』
『もう遅れてて草〜』
出た、出たよこいつら
『─────ひゃあ!!』
『わー引っかかってやんの、w』
『派手だなぁww』
「あ、あッ……」
そうだ
これはあれなんだ
僕は何もできなかった
僕のせいだ
悪夢だ、悪夢なんだ
きっと醒める
そうだよね
ゴトッ
…?
その音の方へ顔を向けると、僕の身長くらいの高さの扉が見えた。
教室に馴染むような木造で、見えるまで気が付かなかった。
────あそこから帰れるのかな。
窓から見えるのは曇り空で、ふとすれば雨が降ってきそうな。
今僕が目を逸らしているのは、ずっと救えなかった人。
別に友達なんかじゃないし、なんでもないクラスメイト。
僕は何回、被っただろうか。
「フィールは勉強だけできる使い物」
そう思われてたんだろう
僕はきっとノートの紙切れ
使い終わったら捨てられる
忘れられる
存在も無意味だった
……今行ったら、あの子の運命は変わるのだろうか。
僕は、幸せなヒーローになれるだろうか?
そう言ってよ、お母さん。
一生被ってるだけなら、こっちの方がマシかもね。
いないんだ、お父さん。
君とも仲良くしたいな─────
to be continued。
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仮名史杉琉世…