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ぷち
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MAKO
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番外編86『ピアスを開けて欲しい主様の話』
ある日のデビルズパレス
食堂
『ピアスって……痛いかしら。』
主様が突然そう呟いた。
『突然どうしました?』
『いや、百合菜はピアスしてるけど私は空けてないのよ。私にピアスって似合うのかしら。』
『主様はどんなものを身につけても似合いますよ。でも、ピアスですか……。確かに痛みは伴いますよ、でも一瞬です。』
『こっちの世界にはピアッサーって言って空けるものがあってね、百合菜もそれで空けたのよ。』
『一瞬だったよ!痛かったけど。』
『こっちはどうやって空けてるの?』
『ルカスさんに聞いてみましょうか。』
『なるほど、主様はピアスを空けたいと。』
『えぇ。どうやって空けるの?』
『ふふ、それはですね…こう、太い針でブスっと……。』
『ルカス。主様を怖がらせるな。』
『ミヤジ…いやぁ、ごめんごめん。主様が可愛いからつい。』
『もう……。』
『主様はピアスを空けたいのかい?』
『えぇ。イヤリングとは違って落ちないし百合菜も空けてるからお揃いにするのもいいかな…なんて。』
『お姉ちゃん…。嬉しいけど…でも無理しないでね、お姉ちゃん案外怖がりだし。』
『( ー̀дー́ )ムムッ…』
『主様どうします?』
『そうね……。せっかくなら空けてみようかしら…。』
と、いうことで、主様にピアスを空けることに。
『主様にピアスを空けるよ。でも…みんな自分とお揃いのピアスを持ってくるなんてちゃっかりしてるね。』
『主様にはこの色が似合いますから…』
『俺の十字架と色違いですよ!』
『お、俺とお揃いに出来ればして欲しいな、なんて…。』
『主様、俺のピアスあげるっす!』
『お前も人のこと言えないだろう。金色のピアスを持ってきておいて。まぁ私もだが。』
『赤色が似合いますよ主様。』
『俺もピアスすればよかったな〜残念。』
『我のピアスをつけるがいい。きっと似合う。』
『はい、ご主人サマ、俺のピアス付けてくれるよね?』
『圧がすごいわね…。じゃあ、ルカス、お願い。』
『はい、ではいきますよ。 』
『( >_< )きゅ。』
私は目を閉じる。
『……。』
(主様可愛いな…ちょっと意地悪しちゃお。)
『ではいきますよ、3、2、1……。』
『んっ。』
『で、空けますね。』
『っ〜!ルカス!』
『クスクスっ。すみません、怖がってる主様が可愛くて。』
『っー!』
この後、交代して他の執事に空けて貰おうとしたがからかわれたりで中々空けて貰えない。
『…私にはまだ早いってことね。』
『いやそういうことでは…』
『お姉ちゃん、無理に空けなくてもいいよ。今度一緒にお揃いのアクセサリー買いに行こ?ピアスもイヤリングもお揃いのあるから。』
『百合菜…えぇ、そうね。』
(主様に全部持ってかれた気がする…。)
『僕はピアスをつけた主様も好きですよ!』
『ふふ、ありがとう。ムー。』
ムーの頭を撫でる。
(お揃いのピアスをつけた主様かきっと似合うな。)
と、心の中で思う執事でした。
めでたしめでたし
コメント
1件
あ〜、この話めっちゃ可愛かった!💕 主様がピアス開けたくて悩んでる姿も、執事たちが全員お揃いのピアス持ってきて押し寄せるところも微笑ましい。ルカスの「怖がってる主様が可愛くて」ちょっとからかう感じ、分かるわ〜笑 結局開けられなかったけど、百合菜とのお揃いアクセサリーの約束で締めくくるところが優しい空気で良かった。シリーズ通しての仲良し感が伝わる番外編やった👍