テラーノベル
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深夜、本部の廊下を歩く人影。2級巻戻士のアカバだ。
夜が更けてからの任務続き、報告書の提出に追われてたった今それが終わったところだった。
-クロノ視点-
深夜、スマホンの電源を切り、自分も寝ようと思った矢先。
かちゃっ…と音をたててドアが開いた。
「!」
おれは驚いてドアの方を見た。
「…アカバ?どうしたんだこんな時間に…」
おれはアカバの疲れきった表情を見てすぐに駆け寄り、部屋に招き入れた。並んでベッドに座ると、冷蔵庫から出したペットボトルをアカバに差し出した。
アカバはそれを飲み干すと、おれの顔をみて微笑した。
「…なんだよ、ひとの顔見て笑うな」
「いや…ちょっと…」
アカバって、たまに変なんだよな。まあそこも…かっこいいんだけど。なーんて…って
「顔近い!!」
これだから天然は…(←人のこと言えない)
アカバはおれのベッドに転がると、枕を抱えて聞いてきた。
「わし、このまま寝ていいか」
上目遣いはずるいだろ…
「疲れてるんだろ。いいよ」
おれは枕を貸してあげて、アカバの隣に寝そべった。
…寝心地は悪くないし、イビキもないからいいんだけど…おれを抱き枕にするな!!
-アカバ視点-
「あー疲れたんじゃ…」
へとへとで動かない体に鞭打ち、自分の部屋まで戻る。
「…このまま自分の部屋に戻っても誰も居なくて虚しいだけじゃな…」
くるっとターンして迷わずクロノの部屋のドアをあける。
ほら、まだ起きてた。クロノがこっちを見ている。
「…アカバ…?どうしたんだこんな時間に」
いやお前こそという台詞を飲み込んで突っ立っていると、部屋にいれてもらえた。
言われるがままベッドに腰掛けた。
クロノって世話焼きだよな…と思いながら手渡されたペットボトルの水を飲み干す。
クロノいいやつじゃな…最初はあんなに嫌いだったのに。愛しくて思わず笑みがこぼれる。クロノは顔をしかめて不服そうに言う。
「…なんだよ、ひとの顔見て笑うな」
「いや…ちょっと…」
そんな理由言えるわけないじゃろ~
ん…でもコイツ、顔が良いな。ぬぼーっとしてるから気付かないだけで…あ…
「顔近い!」
うわ、怒られた。すぐ照れるウブなところも可愛い。
ごろっと寝転がってこのまま寝てもいいか聞くと、すぐに了承してくれた。なんだかんだ優しい。
クロノが隣に入ってきた。ん、いい匂いする。、
クロノ暖かい…抱き枕だ、これ。抱いて寝ちゃお。
朝起きたら怒られるかもしれんけど。
朝、部屋にきたレモンに誤解されるまでがセット。
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