shp視点
ゾムさんがまだ、目を覚まさない
ここの軍はどうするんですか
貴方はここを守るんでしょ?
俺は貴方みたいになりたくて、ここまで来たのに
俺は誰を目指せばいいんすか?
過去shp視点
何をやっても人並み以上にこなせた
周りからは持ち上げられて、そのまま軍に入ることに
正直、面倒だ
空は曇っていて、今にも降り出しそうな天気
フゥー
息と共に出る煙は、自由にゆらいで、上に行く
zm「なにしてるん?」
「うわ!」
後ろから声をかけられた
この声はこの軍の最高戦力と言える人
ゾムさんだった
正直、苦手なタイプだ
俺と違って、この人は努力して上に立っている
そういうタイプの人間は熱血系が多いから
zm「おーい、大丈夫か?」
いつまでも返事しないでいると心配そうに声をかけてきた
「あ、はい大丈夫です」
zm「そか、、、ショッピ君っていいよな」
「え?」
思いもよらないことを言われた
俺がいい?
何を言ってるんだ
zm「才能あるやんか、それに、伸び代もあるから、俺なんかすぐに抜かされるんやろなぁ」
「、、、そっすかね、才能あるからと言って努力しなければ意味が無い気がします、なのに俺は努力するのが苦手ですから」
zm「そうなんや、、、なんか俺らって似てるんかもな」
「は?」
何を言ってるんだ?本当に
似てる?どこが?
zm「俺は、確かに努力してきた、けどな、昔はそうでも無かったんやで?」
「そうなんですか?」
zm「おん、あることがきっかけで、努力するようになってん、それまではショッピ君と同じで才能だよりやったなぁ」
「同じ、、、」
zm「そ!だから、俺ら似てると思うねん!」
「きっかけってなんやったんですか?」
zm「え〜、内緒〜」
「なんすか、それ、、教えて下さいよ」
zm「しゃーないな、その、この軍が好きやからや」
「え?」
zm「だからー、この軍が好きやからやって!守りたいねん!」
驚いた、正直、感情が読み取りにくいのもあって馴れ合いが苦手だと思っていたし、
そんな、気持ちで努力出来てし合うことが
感情が動力源なことに驚いた
zm「ショッピ君、ずっと一人でおるけど、、、馴れ合いは好きじゃない?」
「好きじゃない訳では無いんですけど、接し方が分からないんです」
zm「、、、やっぱり、俺ら似てるなぁ」
「そっすか?」
zm「あれ、聞こえてた?まぁいいや、、、接し方が分からんかったらさ、俺で練習してや」
「いいんですか?」
zm「おう!じゃあ俺はショッピ君の友達1号という事で!」
「、、、はい!」
少し、考えが変わった
周りがそう言うから、じゃなくて自分が自由に選ぼう
それはきっと楽しい道だから
気づかせてくれたゾムさんに感謝やなぁ
俺もゾムさんみたいになりたい
俺に自由という名の希望をくれた貴方みたいに
いつの間にか雨が降り出していた
勢いよく降る雨は止まることを知らないように降り続けている
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