私は学生
学生だけど親のせいで学校には行けてない
唯一兄さんのおかげで親とは別暮らし
新しい学校にも行けるようになった
『初めての学校緊張するー』
〈俺も緊張するんだからお前も頑張れよ〉
兄さんは前の学校でもモテモテで
私は兄さんとは比べ物にならないくらい
地味で可愛くもない
でも近所の人には美男美女兄妹と言われたこともあった
自分はそんなこと有り得ないとしか思っていなかったが
前の学校の時に兄さんと帰っている時
【きゃー!〇〇さんと✕✕くん!
かっこいいし可愛すぎる!】
なんてうるさく声を挙げている人が
大勢いた
可愛くない人に可愛いって言う方は
どんな気持ちで言っているのだろう
お世辞かな
そんなことで少し悩んでいたけど
兄さんにも可愛いと言われた
〈お前は可愛いんだから自信持てよ!〉
なんて肩を叩かれた
いくら美女と言われても
初めての学校は緊張する
[本日は転校生がいます!
入ってきてくださーい!]
担任であろう人の声が聞こえた
入ると賑やかで楽しそうな雰囲気を持った
クラスだった
『えっと、転校生の〇〇です!
よろしくお願いします!』
よろしくー!
とみんなが言っている中
1人だけこちらを見向きもしない
人がいた
[〇〇さんの席は般若の隣で!
あ、般若は少し不良だから
気をつけてね]
『えっ』
隣の席の人が不良かー
少し不安な気持ちもあった
しかもよりによって般若という人は
こちらを見向きもしなかった人
『よ、よろしくお願いします』
「…よろしく」
一言聞いただけでも声がとても低くて
怖いという気持ちがある
[では、授業を初めて行きます!
教科書の113開いてくださーい]
どうしよう、教科書がない
転校してきたばかりでまだ教科書など
揃えていない
「教科書、ないんだろ
見せてやるよ」
『あ、ありがとうございます、』
意外にも見た目では区別できないほど
彼は優しかった
不良って本当は優しいのかな
そう思うのも不思議では無い
授業が終わり、休み時間となった
【ねぇ、〇〇さん
購買行ってきてよ】
1人で落ち着きながらお弁当を食べていると
まだ話したことすらない知らない女の人が
私に話しかけていた
しかもそれは集団で
面倒なことになりそうだった
『あ、えっと、』
【一軍の私たちに逆らうの?】
「やめてやれよ」
困っていると隣から声が聞こえた
見るとそれは般若さんで
ぱんを食べながら注意をする姿が
見えた
【なぁに?不良くん
普段から無視してるくせに
こういう時だけいい人ぶり?
前あなたの前で同じことした人をみても
こんなこと言わなかったのにね?
もしかしてこいつのこと好きなの?】
「注意するのは当たり前
何回も同じことを見かけたら
注意するだろ、本当にお前は頭がわりぃな
そんなことぐらい考えたら分かんだろ」
【はぁ?なによこいつ!腹立つわね!】
「集団でしか動けない奴に言われたくない
〇〇は1人で弁当食ってんだから
邪魔すんな」
『あ、』
【ねぇ!そんなにも庇うってどういうこと?
あなたとは話したことすらないのに!】
騒がしい
偶然にも教室には
私、般若さん、集団
この数人だけだったから
周りの目は気にする事はない
「話したことないのに不良って言われてもね
お前って普段から騒がしくて
周りに迷惑かけてる自覚ある?」
【あぁうるさい!もういい!】
愚痴を言いながら教室を去っていく集団
『あ、ありがとうございます、
助けてくれて』
「別に、礼を言われるようなことは
してないけど」
かっこいい
弱音一切吐かずに
人を助ける姿
憧れる
こんな人が不良な訳ない
『なにか、お礼させてください
教科書も見せてもらって』
「んー、なんもない
あ、ならその卵焼きちょうだい
パンばっか食ってるの飽きた」
『あ、これ、ですか?』
「そう、美味そうだから」
『これ、私が作ったやつですけど、
大丈夫ですか?』
「大丈夫、礼がしたいんだろ?
だったらこれでいい」
美味いな 、これ
と言いながら
またぱんを食べる彼は
誰もが憧れるような存在であっても
おかしくないような人だった
帰りの時
喉が渇いて自動販売機に行き
ジュースを買おうとした
『あ、やば、100円ないじゃん』
最悪なことに手持ちには小銭しかなく
100円のジュースが買えない
もういいや、と思い
入れたお金を取ろうとすると
「奢ってやるよ
どれがいい?」
『あっ』
隣から手がでてきて
気づけば般若さんがいて
これでいい?と横目に私を見る目は
きらきら輝いていた
『ありがとうございます
今度、返します』
「ありがと」
お礼を言いたいのはこっちなのに
「じゃ、また明日な」
バックを肩まで持ち上げて
後ろにやる姿
初めの怖い気持ちはどこへ行っただろう
次の日
兄さんは体調不良で休み
まだ1日しか経ってないのに不安という
感情もあったが
兄さんを見る限り酷そうだし
今は学校に行ってそっとしておこう
『あぁやだなー』
下駄箱で独り言を呟いていると
持っていた鞄が軽くなった
ふと見るとそこには憧れの人がいた
「なに、独り言?
嫌なら学校なんてこなきゃいいのに」
『あぁ!鞄返してください!』
「大丈夫ちゃんと教室ついたら
返すから」
『あ!そうだ、昨日飲み物ありがとうございました!
これ、お金です!』
「俺そんなことしたっけ?」
こちらを見ながらにやりと笑う姿には
昨日なにもなかったように思わせる
そんな瞳があった
『しましたよ!飲み物買ってくれたじゃないですか!』
「わりぃ、俺記憶力良くないんだわ
そんな1つの行動覚えてる訳ねぇよ」
【あ!あいつら!なんで一緒に
登校してんだよ!】
ちらりと声のするほうを見ると
昨日の集団のリーダーでありそうな人がいた
「お前だよ!お、ま、え!」
「るっせぇな、朝から騒ぐな」
【はぁ!?】
彼女の声だけでざっと5人くらいの
声量はありそう
じっと彼女を見ていると
【お前は何見てんだよ!】
『わっ』
自分は背が小さいから彼女からしたら
しゃがまなければ私の目をみながら
話すことはできない
「わー逃げろー」
【あ!待て!】
手を掴まれ教室まで走っていくのが分かる
彼は陸上部のエースらしく
足がとてもはやくて
毎回運動会などの行事では
誰も彼に勝てないらしい
私も陸上部のマネージャーになって
彼は他の人と比べ物にならないくらいの
はやさがあった
鞄を2つも持っているのに
走る速さは異常だ
「よっしゃー教室一番乗りー」
教室には誰もいなくて
静かな教室だ
隣の組は大体の人が居るのだろう
話す声が聞こえる
「どっちがお前のだっけなー
走ってたから分かんねぇわ」
『え!ちょっと!
中見ればいいじゃないですか!』
「こういうのは運試し
こっち〇〇のですかねぇ?」
煽るように言う声
こういう一つ一つの行動が
どうしても不良とは思えない
昼休み
ご飯を食べる時間
このクラスは般若さん以外
みんないろいろな人と
色々な所に行くらしく
教室で1人でご飯を食べていると本人から
聞いた
私も陽キャではない陰キャだから
1人で前の学校では食べていた記憶がある
「なぁ、じゃんまけ購買行かん?
弁当忘れた」
『なんでですか!自分で行ってくださいよ!』
「普段教室出ないのに
弁当忘れただけで教室出るの
気まずいじゃんかー」
『それでも陸上部のエースですか?』
「部活は関係ないだろー陸上部のマネージャーさん」
『もう!一緒に行けばいいじゃないですか!』
「お、いいのかー?なら一緒に購買行こー」
少し忘れっぽい所があるらしい
本当の不良ってもっと雰囲気が怖くて
明るくもない人じゃないのかな
【あ!都合がいいところに!
ぱん奢ってよ!】
『えぇ、私?』
【そこの不良とつるんでるんだから
1個ぐらいいいじゃない!】
『ぱんぐらい自分で買ってくださいよ、』
【なんなのよ!転校初日から私に
恥をかかせて!】
『元はと言えばそっちが先に関わってきたじゃんか、』
【はぁ!?もっかい言ってみなさいよ!】
「ごめんなーこいつは俺のもんだから」
【なに!あんた達付き合ってるの!?】
「まぁまぁ、昼ぐらいゆっくり
させてくださいよ
〇〇さんはゆっくり食べたいらしいんですから」
【急にそんな敬語使わないでよ!
私が煽られてるみたいじゃない!】
「みたいじゃなくて煽ってますねー」
【その棒読みもむかつく!】
「わりぃな、俺こいつと飯食うから
じゃーなー」
【待ちなさいよ!】
〈そこのお方ー静かにしてくださーい〉
「ふっ、教師に怒られてるとかだっさ」
『ま、まぁ、行きましょうか、?』
「だなーあんなやつと関わっても」
彼がこんなにも笑うのを
見たのは初めてかもしれない
そういえば最近あの人最近集団で
いないけどどうしたんだろう
こっちにはなんの問題もないからいっか
下校時刻
部活もあり帰りが遅くなる
今日の片付けはー〇〇と般若
そう言われた時は流石にびっくりした
まだ入って一日だけなのに片付けを
任せられるなんて
「〇〇、これここじゃない」
『えぇ?ここにあった気がするんですけど』
「マネージャーなんだから道具の位置は
把握しときなよー」
『片付け手伝ってくれたっていいじゃないですか!』
「手伝ってんじゃん、遠くのものは
俺が片付けてやったんだから
むしろ感謝しろよ」
『はいはいありがとうございます!』
「なぁ、これ体育倉庫なんだけど
帰り道とここからめっちゃ遠いんだよ
道把握のついでにこれ片付けてきてよ」
『いやいや、私道知りません!
なら般若さんも道案内で来てくださいよ!』
「ったく、しょうがねぇなぁ」
『結構遠いですね、これはここですか?』
「そう、これだけ毎回準備に時間かかるんだよね」
『…』
「どうした?」
『いや、なんかここ、暗くないですか』
「なに、びびってんの?」
『びびってないです!
早く行きましょうよ!』
倉庫の出口に足を踏み出したら
お腹が後ろに引っ張られた
『般若さん!?大丈夫ですか!』
「しー、顧問いるけん静かに」
〈なんだ?誰かいんのか?〉
彼との距離が近い
お互いが顔を向き合っていて
少しでも動いたら音で気づかれそうだ
目を見るのはなんだか恥ずかしかったから
少し彼の顔の下の方を見ていた
「倉庫でヤるって、漫画みたいだね」
小声でもこれだけの距離で話していたら
よく聞き取れる
『やるって、なにんっ』
彼に口を塞がれた
身体を反転されて
私が床に横になって
彼が横にいる
という状況になった
「声出したら、顧問にばれるよ
こんな姿見られたくないだろ?
陸上のエースとマネージャーがヤってるなんて」
『あっ』
やるの意味がようやくわかった
「顧問いるから静かにしとかなきゃ
明日怒られちゃうよ」
『ん”ん”ッぁ”♡』
〈誰かいるんだったら
怒らないから出てきなさい〉
「あんなこと言われて出るやつがどこに
いんだよって思わない?」
彼に身体を操られてる感覚
自分の足は彼の足と絡まって
手は恐怖かなんかのせいで動かなくて
身体を彼に寄らされて
口を塞がれて
こんな姿彼以外見せたくない
「でも、俺は初めの頃は〇〇のこと
不思議に思ってたよ
どうせ今だって俺の事ばっかり考えてるんでしょ?」
『や”ぁッ”ち”がッ♡♡』
「顧問はーとりあえずは
どっか行ったらしいけど
もし卑怯な手を使ってたら?」
『や”だッこ”ッな”の”み”ら”れ”たッく”なッ〜♡♡』
「そっかー、ならこれ入れて
今日は帰って
夜は電話しような」
『ん”ん”ッ♡♡』
荒い息を整えようとしても
柔らかい感触が唇から離れない
「お兄さんは今日居なかったけど
体調不良?」
『はい、』
「そっかー、妹も大変だね」
さっきの彼とはまるで違う人のように
私のことを心配してくれている
「ならさー俺の家こない?」
『えっ!』
びっくりして思わず彼の目を見ながら
目を見開いた
「移ったりしたらやだしー
とまぁいろいろな理由があるんですよ」
彼に敬語を使われると
見下されているような感じがして
少しあの時のことを思い出してしまう
「あぁ、〇〇って敬語されるとやなんだっけ?
もしかしてあの時のこと思い出してるんですか?〇〇さん」
『やめてください!ほんとに!』
「まぁ俺の家に来てもらうことは
確定ですから」
彼に手を引っ張れて
彼の家らしき所に向かっている
抵抗しようとするにも
彼の握力、男性の握力に
勝つことはなく
彼の指示に従うこと
彼の命令は絶対に逆らってはいけない
そう考えることがこの数秒にあった
『や”らッ”♡ま”た”へ”ん”な”ッく”る♡♡』
「俺は何もしてないですよ?〇〇さん
隣でずっと喘いでるのを見てるだけでも
いいですね」
『だ”かッ”け”ぇ”ご”つ”か”わ”なッい”で♡♡
は”や”く”こ”れ”と”めッ〜♡♡』
「たかがそんなんで何回もイったら
俺のは入るんですか?
小刻みに動くだけなのに」
『も”ぉ”ゆ”る”ひ”てッ〜♡♡』
「俺なんにも〇〇に対して怒ってないけど?
ただでこんないいもの見せてもらって
ありがとうございますね」
ぱしゃ、という音がきこえ
視界が歪む中でも
彼が携帯をこちらに向けているのが見えた
恐らく写真を撮られたのだろう
『や”ッ♡け”ひ”てッ〜♡♡』
「これは〇〇がどこにも行かないようにするため
もし仮に誰かにこのこと言ったりしたら
この動画と写真、どうなるかわかるよな?」
『わ”かッわ”か”り”ま”すッ〜♡♡
こ”れ”と”めッ〜♡♡』
「はぁ、〇〇に何回も選択をあげたのに」
『ふ”ーッ”ふー”♡』
「これは躾だから」
『ん”あ”あ”や”ッ〜♡♡
し”ん”じ”ゃ”う”よ”ぉ〜♡♡』
「まだ半分も入れてないのに
それだけ反応してたら
全部入れた時の反応はどうなるんだ?
こんなんで死にはしないよ」
『や”だッぜ”ん”ぶ”い”れ”な”い”でッく”だ”さッ〜♡♡
や”ぁ”あ”あ”〜♡♡』
「これで半分、もう全部入れるね
入らないかもだけど無理やり入れるから」
『ン”は”ぁ”あ”あ〜♡♡
ゆ”れ”な”い”でッ〜♡♡
ま”た”イっ”ち”ゃ”ッ〜♡♡』
「もう俺の入れたまま寝ようか
ほら、俺に抱きついて」
『こ”れ”い”じ”ょ”ち”か”く”し”た”ら♡♡
も”ッと”お”く”は”いるッ〜♡♡』
「勘がいいねー
頭は回ってなくてもそれはわかるんだ
でも〇〇から抱きしめてくれなきゃ俺
射精しそうだけど」
『や”ッ”う”ご”け”なッ〜♡♡』
「はは、これ以上動いたら
もっと奥入ってもっとおかしくなっちゃうもんねぇ?」
『あ”ち”ゅ”いッ”あ”あ”あ”〜♡♡』
「もったいない、全部出しちゃって
1回抜くから」
『は”ぁ”ッぁ”ッ〜♡♡』
「ほら、咥えろよ」
『ん”あッ〜♡♡』
「出した分とこれから出す分
全部飲み込めよ
飲み込まなかったら
あの動画、ばらまく」
『は”ひ”ぃッ〜♡♡』
「まだまだでるけど、まだ欲しい?」
『も”ぉ”む”ひ”♡♡』
「ならこうしながら寝ような」
『ん”ぁ”あ”ッお”くッ”お”く”い”き”す”ぎッ〜♡♡』
「早く抱きしめてこいよ
なに?それとも動けないの?
指示に従え」
『は”い”ぃッ〜♡♡』
「もう身体がくっつくぐらい
絡み合っていこうな、〇〇」
『ま”た”あ”つ”い”の”がッ〜♡♡』
「次イったらまた全部飲んでもらうから」
『ん”んぁ”ッ♡』
「おやすみ、〇〇、夢でも会おうな」
この言葉を最後に私は
彼のモノを受けながら眠った
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