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戦場に冷たい風が吹き抜ける中、ルシファーは剣を下ろし、ゆっくりと口を開いた。

「ミカエル、タクト……お前たちはまだ何も知らない。」

「何をだ?」

タクトが眉をひそめる。

「私の力の本質だ。『道路交通法』など、ただの一端に過ぎない。」

ルシファーは背筋を伸ばし、無限の威厳を漂わせた。

「本当の力、それは……『法律』だ。」

ミカエルが歯を食いしばりながら立ち上がった。

「法律だと? お前のふざけた異能が何をするってんだ?」

ルシファーは冷ややかな笑みを浮かべる。

「そのふざけた異能で、私は全てを支配する。」

彼が指を軽く弾くと、空間がねじれた。突如、地面から光の柱が立ち上がり、文字が浮かび上がる。

「物理法則第24条:重力の一時停止を命ずる」

途端に、タクトとミカエルの体が宙に浮かび上がった。

「なっ……!? 何だこれは!」

タクトが叫ぶ。

「理解しろ、これが『法律』だ。私はこの世界のルールを改変し、書き換える力を持つ。」

「ふざけるなよ!」

ミカエルが宙に浮かぶまま光の剣を振りかざすが、斬撃は空間に阻まれたかのように消えた。

「無駄だ。」

ルシファーは淡々と告げる。

「武器使用許可証第12条:敵対者の武装は無効化される」

ミカエルの剣がパリンと砕け散る。

「おいおい、これは反則だろ!」

タクトが苛立ちを露わにする。

「反則? お前たちが私に勝ちたければ、法律を遵守することだな。」

ルシファーは一歩前に出る。

「法律か……面白い。」

タクトは目を細め、何かを考え込むような仕草を見せた。

「タクト、お前に策があるのか?」

ミカエルが必死に問いかける。

「まだ確信はないけど、奴の力にも弱点があるはずだ。」

タクトは小声で答えた。

「ほう、私の弱点だと?」

ルシファーが彼らの会話を聞き取り、微かに笑った。

「教えてやろう。この力は万能ではない。」

「……何?」

タクトが不敵な笑みを浮かべた。

「私の力は、この世界に存在する法律や規則に基づいている。だが……それは、ある条件下でしか機能しない。」

「条件……?」

ミカエルが疑問の声を漏らす。

「そうだ。法律とは、理解され、従われるものでなければ無意味だ。つまり、無法地帯では私の力は無効化される。」

「なるほどね……。」

タクトの表情が変わる。

「だからお前はここを支配するために、あえて秩序を作り上げていたのか。」

「秩序を保つために私がいる。そして、その秩序こそが私の武器だ。」

ルシファーが再び力を解放し、空間がさらに歪む。

「だが、その秩序が崩れた時、お前は無力になるってことだな?」

タクトが挑発的な口調で言い放つ。

「言うだけならば自由だ。だが、お前ごときにそれができるのか?」

タクトは拳を握りしめた。

「俺には『警告』がある。この力で、必ずお前の法を破る道を見つける!」

「ふん、その言葉、しかと聞いた。」

ルシファーが冷たく笑みを浮かべたところで――次回へ続く。


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