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俺は走って自室へ戻る。息が荒い。苦しい
sha.『はッ、はぁッ…ッ』
なんでかは分からないが涙が溢れてくる。一滴。また一滴と床に涙が落ちていく
俺は泣く自分が情けなくて、必死に袖で涙を拭う
sha.『くそッ、…』
が、その時。ドアの方からコンコンとノック音がする
??.『…シャオさん』
ショッピだった。いつもみたいな悪戯声じゃなく優しく温かい声
すると、ショッピはドアをゆっくり開け、中に入って来る
そして俺の方に手を伸ばしてくる。それに俺は咄嗟に反抗してしまう
sha.『ッ、!こっち来んなやッッ!』
バシッ
ショッピの手を強く払いのけてしまった。そんなつもりじゃなかったのに
sha.『あ、ご…め』
ショッピを見ると悲しみと心配の入り混じった顔をしていた。
syp.『…いえ、急に入ってきた俺も悪いです、すみません』
あぁ、また迷惑かけた。謝らさせた。俺が、俺が1番悪いのに。自分が憎くて、情けなくてたまらない
すると、俺が落ち着いたのを確認したのか、ショッピは俺の横に腰を下ろす
一瞬の沈黙の後
syp.『シャオさん』
優しい何かが俺の体を包む。理解するのに数十秒かかった
ショッピが俺のことを抱きしめていた。強く、でも逃げ場を残すように
そしてショッピは、腕を離し、ゆっくり口を開く
syp.『無理しなくていいんすよ。俺らはいつでもシャオさんのこと待ってますから』
その時、俺の中で何かが崩れた。
───
✳︎数時間後✳︎
ゆっくり目を開ける。気づけば俺は医務室のベッドにいた。横には何か話している、しんぺい神とトントンがいた
tn.『あ、起きたな』
sn.『インカムで伝えとくね』
するとトントンがこっちへ来る
tn.『起きたか。どうや体調は』
sha.『別に…』
前よりかはずっとマシだ。吐き気もほとんどないし頭痛もない。多分、しんぺい神が薬を打ってくれたのだろう
sn.『ねぇシャオロン。事情聞かせてくれる?』
トントンの後ろにいたしんぺい神がこっちを真剣な眼差しで見る
というか、何故俺は今ここにいるのだろうか。さっきまで部屋にいたはずなのに
ぼーっとしているとトントンが口を開く
tn.『お前、自室で倒れたんや。それをショッピが連絡してくれてな』
あぁ、そうか。俺はあの後倒れたんだ
にしても、後輩の前で倒れるなんて、なんて情けないんだろうか。先輩失格だ
そんなことを考えていると、医務室のドアが乱暴に開く
バンッ
そこにはトントン、しんぺい神、俺以外の全員が立っていた。なんかインカムで伝えるとか言ってたな
俺はゆっくり体を起こし、喋ろうとする
sha.『みんn…』
けど、ロボロのバカでかい声に遮られる
rb.『アホッ!』
ロボロの目には涙が浮かんでいた。めずらしい、いつも強気なロボロが泣くなんて。何かあったのだろうか
すると、予想外の言葉が耳に入ってくる
rb.『お前、心配したんやぞッ…』
…は?
俺を心配?意味がわからなかった。ただの足手まといでしかない俺を心配するなんて
ロボロの後ろを見ると他のみんなも全員頷いていた
何故だろうか。涙が溢れる
sha.『な、んで…ッ、』
必死に涙を拭う。けれど止まらない。止まる気配は一切なく、溢れ続ける
だがその涙を拭う手を鬱先生が掴んできた
ut.『止めようとすんな。今は泣いてええ』
なんで。なんでそんな優しいんだよ
けど俺はそのあと、泣き疲れるまで泣いた
そして落ち着いてきた頃。しんぺい神が1度全員を医務室から退室させた
すると、俺の方にゆっくり近づいてきて、横にあった椅子に座る
sn.『…言う気にはなれないか』
多分、事情を聞き出そうとしているのだろう。でも言ったらどうせ他のみんなに言われる
また心配をかける
俺は言うまいと口を紡ぐ
すると、しんぺい神が俺の手をぎゅっと握ってきた。温かくて、安心できる
それと同時に、どこか必要とされている気がした
sn.『言ってみて。楽になるから』
俺はその言葉と温もりに、自然と口が開いた。そして今まで我慢してきたことをすべて喋ってしまった
あぁ、クソ。なんでだ
今更後悔しても遅い。すべて喋ってしまったのだから
sn.『…そっか、辛かったね。話してくれてありがと』
しんぺい神はそう言って、俺の頭を優しく撫でる
でもどこか気が楽になった気がする
けど、俺はみんなにそれを知られるのが嫌で、しんぺい神にお願いをする
sha.『みんなには…その、内緒にしといてくれへんかな、?』
しんぺい神は一瞬困ったような顔をする。けどすぐに優しい顔に戻る
sn.『せめて、グルちゃんだけには言っとくね。他のみんなはもう、わかってると思うから』
俺はその言葉に安心したのか、また深い眠りについた