コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
目黒
「…康二君と何話してたの?」
唐突に彼がそう聞いてきて
思わず固まってしまう。
○○
「…土曜日、一緒に遊ぼうって言われて、」
目黒
「ふーん、そっか。」
彼から聞いてきたくせに
反応が薄い。
○○
「…目黒くんは?」
目黒
「え?」
私は無意識に
○○
「目黒くんはどこ行ってたの?」
そう口にしていた。
目黒
「んー、内緒。」
そう言って人差し指を口に当てる。
○○
「…っ、」
そういう所も、カッコイイと思ってしまう。
目黒
「…○○?
どうしたの?」
無反応の私を見て
どこか具合が悪いと思ったのか
心配そうにして顔を覗いてくる。
○○
「…っあ、ううん、
何でもないよ」
目黒
「そう?
ってか次の授業小テストじゃん」
げっ、と言いながら
目黒
「サボろっかな〜」
そう口にしている。
…次は、英語か。
○○
「…私も全然勉強してないや」
目黒
「…じゃあ、一緒にサボっちゃう?」
○○
「…へ、」
目黒
「何その顔、笑
冗談だよ。」
私は、ボケっとしながらも
目黒くんとなら、サボってもいいかな、
そう思って
○○
「…うん、いいよ、
サボっちゃおう。」
気づけば、口が勝手に開いていた。