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_ ガチャッ
物静かな生徒会室のドアが開く音がする。
先生も授業をしているし、生徒も会長の俺以外は授業を受けているはずなのに。
…まぁ、授業中にノックもしずにココに来る奴なんて決まっている。
頭に暖かい感触を感じる。
俺の頭も包み込める大きな手。本当は嬉しいし、離して欲しくないが渋々手を退かし顔を見る。
「 ……何回言えば分かる訳? 」
「 まぁまぁ、そう怒んなや。可愛い顔に皺が出来ちゃうで? 」
そう言いながら俺の頬を包む。
全く…俺に触れていないと死ぬのかコイツは。
「 余計なお世話。帰れ 」
「 ないこた〜ん…まろ暇だよぉ…、 」
高い背して長い脚をばたばたさせながらいじける彼氏。
生徒会長と不良( しかも男同士 )が付き合ってることがバレたらどうなるか分かってんのか。
「 授業受けてきなよ… 」
「 ……教室行ってもないこ居らんやん 」
「 当たり前でしょ、俺は生徒会の仕事あるの 」
「 ん〜…、 」
俺が作業している会長の机に座り、スマホを弄り出すまろ。
それするだけなら教室でも出来るだろうが…と思いながら仕事を続ける
緩やかな風に乗ってふわっと鼻に入るまろの匂い。なんだかまろに抱き締められているみたい、なんて思ってしまう俺に複雑な気持ちを抱く。
……そういえば…最後にしたのいつだっけ…、
テスト期間も含めて何週間も前になるんじゃ…
……寂しい、
「 …やっとその気になったん? 」
「 は……? 」
「 口に出てたで、寂しいって 」
ニヤッと口角を上げてこちらに指を指すまろ
そのずる賢くて腹立つ顔を、いつからか「 かっこいい 」「 愛おしい 」と思えるようになったのが悔しい
「 いや…今はしないよッ…、? 」
「 えぇ…生徒会室でするの夢やったんに…、 」
「 じゃあ…これだけ、 」
「 ッ……、/ 」
唇に柔らかい感触が触れる
浅いキスだけでなく、口内には熱い舌が入ってきた
「 ッふ…ぅ、…ぁ…ッ、// 」
まろの舌がゆっくり俺の歯をなぞったり、俺の舌と絡めたりしてくる
ここ、学校なのに…そう思うと興奮する
薄く目を開くと、青く光る獣の様な目が映る
その目を見ると余計興奮する気がして、自分を抑える為目を閉じて息を漏らす
__キーンコーンカーンコーン…
「 ………っ、! 」
チャイムの音を合図に、瞬座にまろの胸板を押す
「 ッた…、!なに… 」
「 ここまでッ…!!!人通るから!! 」
お預けをすると分かりやすくしょぼんとするまろ
かっこいいのにかわいい…そう思う俺も彼氏に甘々だな、と感じる
「 じゃぁ…学校終わったらないこの家行くから… 」
「 え……ぁ…いーけど…、 」
「 ……それなりの覚悟、しといてな? 」
その言葉を最後に、まろは音程の取れた鼻歌を口ずさみながら生徒会室を後にした
____コンコンッ、
“ かいちょ~、稲荷です~、! “
「 っぁ……は、はいッ…! 」
「 ッ…どうぞ~…、っ 」
これ、絶対耳まで赤くなってるって。
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おとうふさんちょっと遅いけどお誕生日おめでとう🗣💘( なんて呼んだらいいかわからない )
てかめちゃギリギリ!!!!!(
相互になれたのうれしすぎる憧れだった~т ̫ т♩
コメント
6件
ありがとう〜!!🥺💕 ちなみに呼び方は何でも大丈夫だよ👊 おとうふくんでも豆腐でも豆でもなんでもうぇるかむ!!🙌✨