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こんにちは、雨です。
こっちでもどんどん投稿していくぜ!
タ イトルにもあった通り、ここには主に”健康鯖”様のお話を投稿します。
グループとかで分ける場合は、それぞれのところ作ってそこに投稿します。
記念すべき(?)1話目。
注意書き⬇
rdgt BL○
一部人外パロ
結構意味不明だと思います。ほぼ衝動書きです。
なんでも許せる心の広い方のみ、このお話を読んでください。
では、本編どうぞ。
gt ぐちつぼ
rd らっだぁ
夕立とカラスの群れを、影が飲み込んでいた。
「…神様、」
小さく呼びかける。そこにいるはずの存在に。
「神様、これで最期にします。俺を、こんな俺を、どうか助けてください。」
言いながら、瞳から涙が溢れてくる。
「もう俺は終わりにします。だから、どうか、来世はあなたと…………」
そこから先は言葉にならなかった。
「ごめんなさい。」
右手に握った、鈍く光る”それ”を胸に目掛けて振り下ろす。
鮮やかな赤に染った右手。
来世は、どうか、
報われますように。
rd「ぐちつぼ〜」
gt「……ん?」
通話越しに軽やかな声が飛んでくる。
さっきまで黙々と作業していた癖に、いきなり呼びかけてくるもんだから、一瞬反応が遅れた。
rd「ぐちつぼってさぁ、…」
gt「……何?」
俺の名前をちょうど2回呼んだところで、らっだぁは黙ってしまった。
gt「え、ほんとに何?w」
rd「ん〜…聞きたいことあったんだけど、やっぱいいや。」
gt「はぁ?おい気になるだろ。」
rd「wwごめん」
謝りながらも続ける気はなさそうならっだぁに、ひとりでにため息が零れた。
rd「今度、言いたくなったら言うね。」
gt「おん……」
なんか変だな、と感じつつも、その日はそこで会話が終わった。
その後、ぺんさんが合流して一緒に配信をし、布団に入る頃にはそのことなんかすっかり忘れていた。
rd「おまたせ。」
聞きなれた声が頭上から降ってきて、顔をあげる。
gt「ん、俺も今来たとこ。」
rd「そ。じゃ行こ。」
その日は、らっだぁと二人で外出する予定があった。
らっだぁは時間ぴったりに来て、二人で並んでぶらぶら歩き回る。
特に目的もなくて、らっだぁに誘われたから来ただけ、みたいな感じ。
gt「どこ行くの?」
rd「決まってない〜」
gt「決めてねぇで誘ったのかよ。」
rd「ww」
gt「買いたいものあるの?」
rd「特にない。」
gt「……そういえば、この前青鬼ごっこやってただろ。」
rd「うん。」
gt「なんで誘ってくんなかったの。」
rd「ごめん。」
gt「……」
沈黙が広がる。
今日のらっだぁはなんか変だ。
全然喋らない。
ていうか、なんか空気が怖い。
怒ってる…?のか?
gt「らっだぁ?」
rd「ん?」
gt「なんか怒ってる?」
rd「いーや?べつに怒ってないよ。」
gt「なんでそんな…素っ気ないっていうか……」
rd「……ぐちつぼ。」
gt「ん?」
rd「行きたいとこ できた。」
gt「あ、マジ?じゃあ行こ行こ。」
rd「うん。」
らっだぁは急に足を早めた。
急に早くね? と思ったが、なんだか少し嬉しそうならっだぁの姿を見ては、何も言えなかった。
電車に揺られて、1時間ほど。
すごく静かな、山の中の集落にたどり着いた。
車内では、らっだぁは楽しそうで、いつものようによく喋った。
そんならっだぁの笑顔を見ていると、こっちまで頬が緩む。
gt「こんなとこ来て、どうした? てかどこだよここ。」
rd「来て、こっち。」
らっだぁは先に立って歩きだす。
こんなところまで電車通ってんだなぁ、とか呑気なことを考えながら後ろをついて歩く。
やがて、大きな山の麓にたどり着いた。
それでもらっだぁは止まらずに山に入って行く。
gt「な、なぁ らっだぁ…、どこ行くんだよほんとに。」
rd「……もうちょっと。」
gt「それ何回言ったよ… 」
rd「ほんとにあと少し。 」
ぷくっと頬を膨らませ、ずんずん進んで行くらっだぁ。
普段外に出ないツケが回ってきたなぁ。もう息上がってきたし、てか山道キツイ!!
それでも、らっだぁは速度を緩めず、一目散に進んで行く。
まるで、何かに追い立てられているように。
どれくらい歩いただろう。
ふと、らっだぁが足を止めた。
やっと終わったか、と安堵して、彼に駆け寄る。
gt「ついたの………」
言いかけて、思わず押し黙る。
少し開けたその場所には、小さな神社が建てられていた。
gt「何、ここ…?」
rd「……ねぇ、ぐちつぼ。」
冷たい声が、前方から聞こえてくる。
いつの間にか、らっだぁは本殿の目の前まで移動していた。
gt「何、?」
ただならぬ雰囲気が、らっだぁの方から漂ってくる。
声もいつもより冷たく静かで、絶対普通じゃないと思った。
rd「ぐちつぼはさ、」
rd「”神様”って信じる?」
gt「……え?」
“神様”?
そりゃあ、各地で祀られたりしてんだし、いるんじゃね? とは思う。
そのまま素直に言おうとした、瞬間。
gt「ッ…、?!」
頭に鋭い痛みが走った。
同時に、ある光景が浮かんでくる。
赤く大きな神社の鳥居。
小さな本殿。
目の前に立っている、
1人の青年の姿。
青年はゆっくりと
こちらを振り返る。
手を伸ばすと、
優しくその手を握ってくれた。
そのまま彼に
引き寄せられ、
小さく言われる。
「一緒に行けたらいいのにね…」
gt「……!!」
何、これ、、?
rd「ぐちつぼは覚えてないんだね。」
gt「覚えてない、? 何を……?」
rd「お前から言ってきたくせに。”俺と一緒になりたいから”って。ほんと、変なやつ。」
そう言って、らっだぁは寂しそうに笑い声を零した。
rd「お前の覚悟に惹かれたから、こっちだって命かけたのに。結局人間は愚かなんだよ。」
gt「何言ってんの? 人間、? …」
訳が分からない。ただただ怖い。
コイツが言っていることを理解できないし、なんかおかしい。
gt「らっだぁ、、」
rd「寂しくなるなぁ。」
俺の言葉を遮るように、らっだぁが呟く。
そして、くるりとこちらを振り返る。
その姿は、あの”光景”と全く同じで。
思わず手を伸ばした。
その手を、らっだぁが握ってくれることはなかった。
rd「一緒に行けたらいいのにね…」
gt「ッ?!?!」
その瞬間、突然視界が真っ暗になって、平衡感覚を失った俺はその場に倒れた。
gt「ら、らだ…ッ、」
rd「ばいばい、ぐちつぼ。楽しかったよ。」
その一言を境に、俺は完全に意識を失った。
gt「ん”……」
頭がはっきりしていくのを感じ、目を開く。
gt「ふぁ…眠、、」
大きく伸びをして、壁にかかった時計を見る。
gt「……あれ、俺いつから寝てた?」
昨日の記憶が全くない。
俺は昨日、一体何をしていたのだろう。
誰と、どこで、何を…………
gt「ま、思い出せないのは仕方ねーか。とりあえず、腹減ったなぁ……。」
ベッドから起き上がり、キッチンへ向かう。
gt「ん?」
リビングの床に何か落ちているのが目に入った。
gt「なんでここにあんだよ…。」
拾い上げたのは俺のスマホだった。
何故か電源が入っている。
gt「何だこれ?」
開かれていたのは写真のアプリ。
そこに映っていた1枚の写真は、不自然に1スペースだけぽっかりと空いていた。
gt「俺、何撮ったんだこれ。」
過去の自分の意味不明な行動に気味の悪さを覚えつつ、その写真をゴミ箱へ移動させる。
gt「朝ごはんつくって、配信の準備でもしようかな……」
ぼんやり考えながら、スマホをテーブルに置いた。
俺の、いつもとなんら変わりのない1日が始まる。
「忘れないで欲しかったな。」
終わりです。
駄作です、これは。
まぁ、ある曲を聴いてほんとに衝動で書きました。
1話がこれで申し訳ない。
これからも頑張ってお話書いていきます。
ネタ切れキツイ……w
頑張ります、、
では、おつあめ。