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“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
甲斐田視点
もちさんが居なくなった一日目の朝、随分と騒がしい朝だった。
ヘリコプターの音が聞こえたり、機械音的なやつがこの山中に響き渡っている。
社長とアニキはもう起き上がっていたようで、2人ともすごい警戒をしているようだった。
「…甲斐田、起きたんか。今の状況説明するとやな、罠がそこら中にあるんや。」
「起きたらもちさんの墓でも立てておきたいな思ってたんやけどな。」
「…もしも、罠になんか掛かったら即死でしょうね。」
2人共真面目な顔をしている。その顔が今どれだけヤバいのかを引き立たせている。
「私が率先して前へ行きましょう。鼻が利くので罠の位置を割り当てれるはずですので。」
「なら俺もちさん抱えるわ。…ここに置いてくのは嫌やし…」
「僕、は…とにかく着いていきますね…」
社長、アニキ、僕の並びで命懸けの下山をする事にした。心臓が早く、強く鼓動を打っている。
明らかに罠ってやつもあったし、分かりにくい罠もあった。途中、罠にかかりそうになったりもした。
ヘリコプターの音がこんなにうるさいと感じる日が来るとは思わなかった。
もうすぐで下山ができそうだけど…
「ッかいだ、!!!」
少し気を抜いていたら今までで聞いた事のない不破さんの声が聞こえた。
こちらに手を伸ばしているようだった。
そして数秒経った後、今の状況をやっと理解した。僕の耳が受け付けなかった、嫌に騒がしい音が耳の中に入ってくる。
ビー、ビーと警報音みたいな物が自分の足の下を始め、色んなとこから鳴ってくる。
「ッ、甲斐田さん、走り抜けますよ!!」
社長に手を掴まれるがまま、山を罠関係無しに駆け抜けていく。
勿論無傷で下山は出来なかった。各所に切り傷やらなんやらの怪我を負った。
幸いにも塀のある家に身を隠せたのは良いものの、見つかるのも時間の問題だ。
「…ッ、」
「どうしましょっか…」
「すみません、僕のせいです…ッ」
「…今身内同士で責め合ってても仕方がないです。余計に体力を消耗するだけなので…」
そう言っている社長の顔は凄く疲れてるようにも見えたし、額には大量の汗をかいていた。
「…とにかく、こっから離れましょう。不破さんは私が背負います。剣持さんを甲斐田さんが背負ってください。」
不破さんの足元を見ると鋭いものが足首を貫通していてとてもじゃないが歩けそうにもなかった。
「…不甲斐ないっす…」
不破さんが社長におんぶされながらか細い声でそう言った?
「俺があの時政府の人間を攻撃していなかったら…少なくともこんな事にはなってなかっただろうし…」
「俺がもちさんを殺したみたいなもんよな。」
「いまじゃ社長にもおんぶさせてもらってて、ホンマに俺、戦犯やわ、にゃは、は」
「ホンマに、ごめんなぁ。」
そんな不破さんの言葉に上手く返す余裕も無かった。不破さんは悪くない、そう頭では不破さんに語り掛けているが言葉に上手く直せない。
社長も上手く言葉に直せていなさそうだった。言葉に直す余裕が見られなかった。
そんな風に歩きながらも沈黙の時間が続く。
ある時、1枚の張り紙?に目が移った。
「…ちょっと待ってください。」
僕はそう呼び掛けて、紙を見た。内容は以下の通りだ。
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恐らく作られた場所と電話番号、1枚の瓶の写真が貼ってあった。
「…この瓶、私見覚えがあるんですけど…」
「奇遇やな。俺も…」
「僕もです…」
この写真の瓶、僕らがお腹減ってた時に飲み食いしたものの中にあった瓶のラベルと似ていた。特徴的な見た目だったので覚えていた。
「…なぁ、裏になんか書いてない?」
不破さんがチラシを指さす。
僕はそのチラシに手を伸ばし、ひっぺがした。雨のせいでもあるのか、少し紙は湿っていた。
神の裏には何も書いていなかった。が、紙が貼ってあった場所に[ 人類動物化計画 ]という謎の文字か書かれていた。
「…なぜこんな所に、?」
「…他の所のチラシと違いがあるのでしょうか…?」
すぐ真横にあったチラシと見比べてみた。
「…作られた場所の地図の下、見てください。」
社長がそう言う。
作られた地図の右下にはシンボルマーク的なものがあった。…多分だけど、この会社の位置を表しているのだろうか?
地図をもっと見比べてみたら微妙な違いがあった。
「…これきっと会社の位置を示してますよ…何度見比べても地図は違うものっぽいですし…」
「はぇー…よく分かるな…」
「兎も角、目的地は決まりましたかね。」
珍しく全員の目的が一致したような気がする。
きっとそこには動物化を治す薬があるのだろう。動物にさせる薬があるなら。
僕らはシンボルマークが書いてあった地図を持ち、近くの民家にとりあえず駆け込んだ。