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こーの
873
ゆきと
33
#さのじん
藍(☁️💫です)
19
「演技練習つきあってくんね」
その一言で俺たちの関係が崩れていった。
「え、なんで」
「次初めてのBLドラマの主演の仕事きてさ、」
「な?いいだろじんと」
「…あ、うん」
「まじ!?じゃあさっそく今日家きて」
「…う、うん」
俺は結局許可してしまった。
許可をしたものの疑問をもっていることがあった。
それは、グループの中で圧倒的に俳優の仕事をこなしている、佐野勇斗が練習を申し込んできたことだ。
はやとの家で台本を渡された。
台本を読み進めると、李光人(りひと)と憐(しょう)の純愛ストリーだった。
だが、中身はスキンシップが多かったり、激しめの内容だった。
「読んだ?」
そう彼が気さくに話しかける。
「まあ、…」
「じゃあシーン1からよろしく」
「うん、…」
シーン1は2人が出会ったところで、顎クイも含まれていた。
「感情込めて言えよ?笑」
「…」
「ね、きみかわいいね。」
練習が始まるとはやとは役に入り込み、アイドルとしての佐野勇斗ではなく、役としての李光人として俺の目を見つめた。
「ごめんなさい、急いでるんで。」
俺は避けるようにそっぽを向く。
その瞬間顎をくいっと掴まれ、はやとと目が合う。
ここではやとがセリフを言うはずが、はやとの顔がどんどん近づいてくる。
「え、ちょはやと…」
止めようとしても無言で近づいてくる。
「あ、…うはやと、まって」
口がもう少しで重なる直前ではやとはとまった。
「冗談だよ笑」
「そんな顔してたらいつか誰かに襲われちゃうよ笑」
「は、うるさっ笑」
「はいはい、今日はこれで終わり」
そう言って、俺の髪をくしゃくしゃにする。
「明日もここ集合な」
「あ、うん」
そういって、はやとは部屋を出てった。
少し意識をしてしまったのは俺だけなのかな。
コメント
1件
わー、これ……すごくドキドキした……! 「演技練習」って軽いノリから始まったのに、顎クイシーンで完全に空気変わったよね。はやとの「冗談だよ」が逆に意識しちゃうやつだし、最後の「俺だけなのかな」でじんの心情が切なくて。BLドラマの練習って名目で本気かどうか読者も惑わされる感じ、うまいなあ。続きめっちゃ気になる!