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「あなたの一生の後悔として添い遂げるよ」
それは冗談に聞こえたが、本当だったようだ。
「充電器を貸して!」
瑠依は言う。
充電なんてとっくに足りているのに、
本当に欲しいのは“繋がっている証明”だった。
「繋がっていようね?」
瑠依からの依存の首輪が締まる。
外したくても外れない首輪が。
彼の笑顔を見るたび、胸の中で何か疼く。
一人で幸せになろうなんて、ずるい。
「あなたが壊したのに、別れるなんて許せない…」
終電を逃した夜、帰れなくなった理由をどちらのせいにするかで笑う。
笑いながら、彼がほかの誰かと眠るのを想像してしまう。
健やかなるときも、病めるときも、
最後に見る夢は必ず同じ、お揃いの悪夢。
「Q. 大切なものって、なあに?」
「A. 今失くしたそれ」
何度も繰り返すそのやり取りは、
もはや呪文。
失わないようにするたびに傷つけてしまう。
離れないようにするために壊れていく。
瑠依は言う。
「一緒に居た時の方があたし可愛かったなあ」
それは、あなたの目に映っていたから。
彼からの視線がなければ、すべて崩れてしまう。
輪郭も、体の形も、生きる気力も。
だから、「ずうっといっしょ!」と彼の首を締める。
ある日、彼は小さく言う。
「瑠依…これは…幸せかな」
瑠依微笑む。
「幸せじゃなくていいよ」
幸せは逃げる。
でも依存は逃げない。
重い首輪は、食い込んでいる。
外れなくなってしまった指輪みたいに。
瑠依は分かっている。
これは愛より重く深い。
彼の後悔になることで、ずうっと添い続ける。
未来はない。改善はいらない。
何度も何度も、同じラッシュバックの中で、同じ夜を再生する。
瑠依は言う。
「健やかなるときも病める時も」
「ほかの誰かと眠っていても」
「お揃いの悪夢でずうっといっしょ!」
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