すとぐら
けど魂しか出てこない
pn「おはよー!」
rd「おはよー、ぺいーん」
同期のらだおを見てなんだか懐かしい気持ちになった。
らっだぁとはよく会うのに。
pn「らだお!おはよー。あ、今日ヘリ」
sbr「ぺいんさーん!おはよ〜」
朝から突っ込んでくるさぶ郎。
今日も元気でいいねぇ。
pn「さぶ郎!?wおはよう、めっちゃびっくりしたw」
sbr「へへ!チャリ課行こー!」
らだおのヘリ乗りたいけどとりあえずチャリ課行こうかな、
pn「うん、いいよ!あ、らだお、やっぱまた今度で!」
rd「え?うん」
prrrr……
pn『はい、もしもしー?伊藤でーす』
rd『レダーですー』
らだおで起きたばっかだったのに珍しい
あ、事件対応行かなきゃだった
pn『レダー?起きたんだね、お前。ごめん今、』
rd『それより近くで事件起きたっぽくてさー』
pn『え、お前は大丈夫なの?』
rd『うん』
pn『おっけ。多分こっちで対応するやつだと思うからすぐ行く!!』
チャリを飛ばして事件対応に行った
pn「犯人いるかー!」
事件現場についたけど、犯人がいるようには見えない
rd「はいはーい?あ、伊藤くんじゃん」
pn「え、レダー!?犯人は?どっか行った?」
事件が起こった建物から姿を現したレダーになんで?と思った。
でも、それよりもレダーへの心配が勝った
rd「ちがうちがう。俺だよ、犯人」
pn「はぁ?お前、何してんの?」
嘘までついて俺を呼び出すって……なんかあったのかな?
いや、事件が起きたってのは嘘じゃないか……
rd「それより人質解放させないの?」
明らかに話逸らしたな、こいつ
レダーの言う通りではあるから従う他ないけど
pn「あ、うん………条件は?」
rd「伊藤くんだけでチェイスして」
アタック何分禁止とかじゃなくていいんだ
pn「俺だけ?いいけど………」
rd「伊藤くんだけで俺に勝てんの〜?w」
pn「絶対勝ちますー!泣いても知らないからな!」
rd「楽しみ〜w」
rd「伊藤くーん?大丈夫そ?w」
pn「くっそぉ………」
チェイス始めてから思い出したけど、俺はチャリだった
案の定、スピード調節が上手くできなくて事故った
rd「あはは、派手にやったねー」
チャリから吹っ飛ばされて頭から着地した俺をレダーは笑った
pn「お前………手加減ばっかしやがって!!」
あっちが逃げきれそうになったらスピード落として俺を待ったり、
わざわざ直線ばっか走ったりと、完全に俺で遊んでた
rd「なになに、なんのことー?」
pn「俺が見失いそうになったらスピード落としたりしてたろぉ………」
rd「えー、そうだっけ?じゃあ行こーか」
pn「え、どこに!?」
しらばっくれるの下手すぎるわ、お前……
しかも勝手に誘拐されるし!
俺のチャリがぁ〜〜〜!!!
gt「あれ、伊藤さんですか」
退勤させられてぐち逸のところまで連れて来られた
pn「ぐち逸ぅ………助けてぇ…………;;」
gt「どうしたんですか……?w」
ぐち逸は半泣きで助けを求める俺に訳を聞いた
pn「レダーに誘拐されて退勤させられたー」
rd「んー?なんか悪口?」
耳の良いレダーは名前を呼んだだけで食いついた
悪口とか言えないな……
pn「言ってない!だよな、ぐち逸!?」
gt「どうっすかねー。伊藤さんならまあ………」
pn「ぐち逸???嘘だろ?お前、」
rd「ちょっと伊藤くーん??w」
冗談ではあるけどレダーに圧をかけられる
さすが圧掛け担当……w
pn「なんも言ってないって!」
gt「治療終わったんで帰りますね。お大事に」
ぐち逸は逃げるように足早に帰った
pn「え、ちょと、は!?w」
rd「伊藤くん?悪口言ってたの?」
さっきよりも声のトーンが落ちた
レダー……というより魂のらっだぁが喋ってる感じ
ちょっと怖くなったけど、このくらいならいつも通りかな、?
pn「ちがう!まじで違うってw」
rd「そっかー。車乗って」
pn「ねえ信じてないよね!?」
rd「大丈夫、楽しいだけだよ〜」
pn「話聞けよ!!!」
rd「いらっしゃーい」
pn「………なんでホットドッグ???」
また車に乗ると、
今度はホットドッグを手伝わされた
rd「伊藤くんにホットドッグやってほしくてさー。体験したらわかるかなって」
pn「まだ言うの?それ。俺はやんないってば」
ホットドッグ協会入ったら、
ちゃっかり犯罪に加担させられそうで怖い
rd「ホットドッグ協会入って好きな時に売るとかでもいいんだよ?」
pn「ホットドッグ協会入るのが嫌なんだってw」
rd「じゃー手伝い?」
pn「暇な時ならまあいいか」
レダーが駄々こねるとか珍しいな……
md「あれ、ぺいんくん?」
pn「ミンドリー!いらっしゃ〜い」
聞き慣れた声にテンションが上がる
md「何してんの?w」
pn「誘拐されて手伝ってるー」
md「へー。じゃあ50ずつください」
pn「レダー、聞いてた?」
ミンドリーが来てから喋っていないレダーに声をかけた
rd「あーうん、50ずつね。へいお待ちー」
「ラーメン屋かよw」と突っ込んだ
md「どうもー。ぺいんくん、また明味房も来てね」
pn「辞めてないからな!?w」
md「ふふふwまたねー」
pn「またな!ミンドリー」
ぶんぶん手を振る勢いでミンドリーを見送った
レダーに「ちょっと手伝って」って言われたから他の仕事を始めた
意外と暇だけど意外と忙しいんだな……
rd「ねえ伊藤くん?さっき、なんでホットドッグなのか聞いてたよね?」
pn「え?うん、そだね」
なんでさっきの話を掘り返すんだろ……
予想もつかないし、そのまま話を受け入れた
rd「じゃあ伊藤くんは『楽しい』って聞いてなに想像してたの?w」
……
実は、楽しい遊戯()を想像してたとか言えない……
pn「………いらっしゃいませー!美味しい美味しいホットドッグいかがですかー!?」
rd「伊藤くん、やらしーw」
pn「早く仕事しなよ、レダー!お客さん来てるよ!?」
rd「はいはぁいw」
あんま踏み込まれなくてよかった……
たまには察せるんだな、らっだぁ!!!((
rd「ありがとねー」
pn「いいよいいよ、結構楽しかったし!」
rd「ホットドッグ協会への入会お待ちしてまーすw」
pn「だからしないって!w」
rd「手伝いとは言え無理やり働かせたし、お礼させてよ」
pn「お礼?えー、警察の仕事……」
rd「いいじゃんいいじゃん。もうちょっとだけ付き合ってー?」
pn「ええ?」
rd「ほら市民対応だと思ってさ」
pn「まあいいけどぉー……」
rd「やったーw」
車に乗ると「シートベルトしなね」と言われた
レダーって俺の母親だったん??
pn「どこ行くの?」
rd「あー俺の家」
pn「え、お前の家!?なんで!?」
rd「俺ん家行かないとお礼ないからね」
レダーの家にあるってことは……ホットドッグかな?
でも商売道具を家に置いとくわけないよな……
pn「お礼ってなに?」
rd「んー?伊藤くんが想像してたこと♡」
俺?
俺が想像してたって……
pn「!?!?//」
rd「わー顔真っ赤」
俺の顔をちら、と見て「ふへ、」と言いながら笑った
どうせ本気にしてる俺を馬鹿にしてるだけだろ、
pn「バカっ、からうな、/」
rd「本気だけど?」
少しピリついた言い方に頬の熱が引いた
pn「な、なんで………」
rd「俺だけのものになってほしーから」
なんか告白みたいじゃん……
てかなんでこいつは照れてないの???
pn「っ、むりだよ、/」
少し車を走らせて道路の脇に停めた
rd「なんで?俺じゃやだ?」
pn「ちが、俺はものじゃないし」
rd「じゃあずっと一緒にいて」
pn「レダーが声かけてくれるんなら話せるよ?」
rd「伊藤くんも見かけたら声かけて」
pn「お前が1人ならいーよ」
rd「いつでもの間違いでしょ、」
pn「時間あったらね」
レダーのわがままなんて珍しく、
「なにかあったんじゃ……」ってちょっと心配だった
rd「おれのこときらい?」
弱々しいレダーの声に、
隣に座っているのが幼い子どもに見えた
pn「なに急にw………すきだよ」
rd「どんくらい?誰より?」
本気で考えてみたけど、
誰かより好きとか、そういうのを言うのはなんか違う気がした
どのくらいってのも難しいし……
pn「……珍しくない?レダーがそういう話」
rd「話逸らした、」
pn「んや、そっか………でもなんかあった?」
「話を逸らしたわけじゃない」って言いたかったけど、
確かに俺は話逸らしたからなにも言えなかった
それでも、引っ掛かっていたレダーの違和感に手を伸ばした
rd「……とばっか」
pn「え?なんて?」
rd「……ぺいんとが他の人ばっかと仲良さそう」
どんどん弱々しくなるレダーが不覚にも可愛かった
ぬるっと魂貫通してるし……
pn「そう?らっだぁとも仲良しだと思うけど………」
rd「うそ、いっつも俺以外の方が優先じゃん、」
そうだったかな?
今朝はさぶ郎とチャリ課行っちゃったけど、
rd「無自覚……、」
pn「うるさ!?w」
rd「たまには俺にも構って」
pn「構うって、どうすんの……?」
rd「ぺいんとが考えて……」
魂貫通……はまあいいか、
にしてもほんとに何すればいいの?
全然わかんないんだけど……
らっだぁってたまにヘラるよなぁ
pn「うーー………」
rd「まだぁ……?」
pn「じゃ、じゃあ!俺のこと一日好きにしていいよ権、とか……」
らっだぁの声色を伺いながら口にした
らっだぁはしばらく黙った
まずいこと言っちゃったかな……
rd「じゃあ今から、」
pn「え?え、なにが?」
rd「その……お前を好きにしていい権。今から一日使う」
pn「い、一日っ……」
rd「……嫌ならやめてもいーよ、」
pn「嫌じゃない嫌じゃない!じゃあ……どうする?」
rd「会いたい」
pn「今からは厳しくない……?」
rd「……」
俺、今まずいこと言ったね??
否定は逆効果っていうの、意外と嘘じゃないんだな……
pn「そ、その代わり!今日は一緒にいよ?」
rd「……ん、」
小さく反応すると、レダーの家まで連れてってもらった
レダーはなんか嬉しそう……
pn「お邪魔しまーす」
rd「なんもないけどゆっくりしてってー」
リビングに案内された
結構きれいで住みやすそう
所々、夕コさんと暮らしている形跡が見える
pn「きれいだねー、レダーの家」
rd「そう?伊藤くんの家は汚いの?w」
pn「えー?俺、最近家帰ってないからわかんない」
他愛のない話をしばらく続けた
レダーとはいつも世間話ばっかしてる気がするけど、
場所が普段と違うせいか、新鮮な気分
rd「ねえ伊藤くん」
pn「ん?なーに?」
rd「さっきは話逸らしたけど、ほんとは俺のことどんくらい好き?」
pn「え゛………」
さっき躱せたはずの質問が帰ってきた……
ほんとに「誰より」とか「このくらい」とかないんだけど……
俺が悩んでいると、じっと見ていたレダーが口を開いた
rd「俺はキスもハグも、……そういうこともしたいくらい好き」
pn「……は、はぁ!?なんだよそれ、」
rd「わかんないなら忘れて」
レダーは立ち上がり、「好きにしてて」と言って扉を開いた
rd「え?お前、何してんの?」
レダーの驚く声に振り返った
扉の向こうに夕コさんがいて、この場にいることをはぐらかしている
いつからいたんだ……???
nr「いやお前らも何してる??」
rd「え、まあ……話してた?」
pn「夕コさんはいつから……?」
nr「レダーの『ねえ伊藤くん』辺りから……」
pn「え」
レダーの方を向くと「ふ……っw」と笑っていた
なに笑ってんの??w
いや、もしかしなくても照れ隠しか……
pn「スーーーッ……俺、チャリ置いてきてたんだったー……」
rd「待って待って待って」
pn「な、なに……??」
rd「俺が恥かいた分、伊藤くんも……ね、?」
やっべぇやっべぇ!!!()
この後の言葉なんて聞きたくないよ……
rd「夕コの前で返事してくれん?」
pn「い、いやぁ………」
何故か夕コさんも一緒になって俺に視線を送る
その視線は心なしか期待してるみたい
pn「まあ……、嫌ってわけじゃないし、ちょっと嬉しいし……??」
すっごい恥ずかしい……
顔熱いし、俺の顔、真っ赤だろうな………
rd「……今から会お?」
pn「え、だから時間……」
rd「無理言ってごめんだけどまじで頼む……」
pn「あ、明後日、行くから!今日は、通話で勘弁してください……」
土下座()のモーションをすると、
らっだぁは「今日だけな」と許してくれた
「その代わり……」と明後日の予定を次々と埋められたけど……
なにが書きたかったんだろう
rdを可愛くしたかったところまでは記憶があるんですけどね……()
あと書き方を変えたかった(切実)
コメント
2件
なこちーーー!!!なんだよあのrd-!!可愛すぎだって!!!😭🫵💞💞 一生ニコニコしてた。。。🤌💖