テラーノベル
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それから俺としにがみくんはゲーセンに行ったり、カフェに行ったり、たくさん外で遊んだ後外がだいぶ暑くなってきたので、死神くんの家でゲームをする事になった。
ゲームを始めて一旦休憩しているとさっきまで楽しそうに笑っていた顔が急に真剣になった。
sn 「で、なんかあったんですか?らっだあさんと」
pn「…え、いやッ?なんで?」
正直少し焦った。
今日1日一応バレない様に過ごしたのに。
sn「ぺいんとさん今日1日ずっとらっだあさんの方見てるし、元気ないし。分かりますよ」
pn「…えっと、俺らっだあに告ったんだけどなんかいつも通りで、」
sn「告った!?ぺいんとさんから?」
pn「うん、流れで…」
sn「うーん、まあらっだあさんがokしない理由の目星はついてますけど、本人に聞くのをおすすめします。」
sn「あ、」
pn「…?」
急にしにがみの顔が怯えている様な顔になった。
視線を追うと時計を見ていて、時計には午前5時と書かれている。
sn「ぺいんとさん時間大丈夫ですか、?」
pn「…うーん多分大丈夫だと思う」
sn「あ、じゃあこれだけ持って帰ってください。…あまりおすすめはしませんけど。 」
pn「…うん?」
sn「あ、1人の時に見てくださいね。」
pn「…えぇ」
俺は男だし、それにこの時間までしにがみと遊んで家に帰る事はよくあった。
別に怒られたりはしないだろう。幸いにも今日は土曜日だから学校もないし、
でも、しにがみくんに貰った箱の中身が気になる…
pn「とりあえず今日は帰るわ!」
sn「はい、送りましょうか?」
pn「大丈夫だよ結界あるし〜!色々とありがと。元気なった!!」
sn「気をつけて、あと…」 ガチャン
pn「あやべ、なんか言ってたわ」
まあいっか。とりあえず結界が縮んできてる様な気がしたので家まで走って帰った。
pn「やっぱ屋敷でかいな。結界もなんかくっついたし」
そう言って扉を開けると 思いっきり抱きつかれた。
pn「らっだあ…?」
rd「…」
俺の方に顔を埋めていてよく見えないが俺を抱きしめる力が強くなっていく。
pn「らっだあ?そろそろ離し…」
離して、と言い終わる前にらっだあに押し倒されて床ドンの様な状態になった。
pn「…んぶッ、 本当にどうしたの?」
と俺が心配するとらっだあが顔を上げて俺の方をみた。
不安そうな、弱そうないつものらっだあからは想像もつかない顔になんだかキュンとした。
rd「…帰るのが遅い。」
pn「…え、心配したの?」
rd「当たり前だろ!もう一生帰ってこないかと思った…」
pn「そんなわけないじゃん、」
少し泣きそうな顔をしている彼を抱き返すと安心した様な声色に変わった。
rd「ごめんぺいんと、告白の返事しなくて、」
pn「 …い、今いう!? 」
rd「だって、それで今日元気なかったんじゃ…」
pn「いや、そうだけど、そうじゃなくて…。全然気にしてなかったから。」
rd「え、?俺超気にしてたよ」
pn「え、?」
rd「昨日は気にしすぎて寝れないし、ぺんちゃんなんか元気ないし、授業入ってこないし、しにーと帰るとかいうし、帰ってこないし、」
rd「俺一睡もしてないからね?」
pn「…可愛いい。」
rd「…俺、恋人が先逝っちゃったらおかしくなりそうで、だから」
俺はらっだあの口を覆った。
rd「ぺんちゃ、( 」
pn「俺だって短い命で、何十年も何百年も何千年もらっだあを縛りたくない。」
rd「…」
pn「だから俺も人外にしてよ。」
rd「…は?」
そう言って俺はしにがみに貰った箱を開けた。
箱の中身は白い紙と石と、一枚の写真が入っている。紙には
「 天使に愛されし、悪魔のみこの石を輝かせることができる。 」
とかかれている。
俺がこの石を見た瞬間 輝き出した。
rd「なんで、それ…」
pn「…しにがみに貰った。この写真人間の時のらっだあだよね。」
rd「…うん。絵斗と、前世のぺいんとととった写真。」
rd「でも、この石はダメ。」
pn「なんで、?」
rd「ぺいんとには、人間として人生を謳歌して欲しいから。」
「もうあんなモノと関わってほしくない。」
あんなモノ。なんでかわからないけど、それに触れるのはまずい気がする。
今は、聞くべきではないと指先から全ての細胞至るまでが拒絶している。
pn「でもらっだあは、?」
rd「俺はぺんちゃんとこうしてまた会えて一緒にいられるだけでも幸せ。 」
pn「…わかった。」
pn「でも、俺が死んじゃうまでっずっと一緒にいてよ?」
rd「あたりまえじゃん。長生きさせてあげるよ。」
コメント
2件
いやだ、もう泣いちゃう😭😭😭