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#佐伯イッテツ
かさ
17
「今‥‥なんて‥‥?」
「俺‥‥フォークだった」
「イッテツがそれに気付いたって事は‥‥」
「ロウ君がケーキ‥‥」
「‥‥俺がケーキ」
「どうしようロウ君‥‥打ち明けたばっかりでロウ君がショック受けてるのわかるのに‥‥」
動揺した瞳で俺を見ているのがわかるのに、こんな時でも俺はロウ君を求めてしまう
その口に
その肌に舌を合わせたくて‥‥
「だから‥‥もしアレだったら‥‥早く帰っても良いよ?俺大丈夫だから」
「大丈夫そうには見えんが?」
「いや、本当に大丈夫!」
「嘘つけよ。今にもまた噛みつきそうな顔してんのに」
「そんな事言わないでよ」
「良かったな、俺たち付き合ってて」
「えっ⁈」
ロウ君が背中を浮かせて俺にキスをした
「甘いんだろ?これが」
「‥‥うん」
「他の奴は喰うなよ?」
「そんな事は絶対しないけど‥‥でもロウ君を傷つけちゃったらどうしようかと‥‥」
「まさか俺の事切り刻んで喰う気になってる?その時はちゃんと殺ってから食えよ。生きたままとか耐えられんからな。でも死んだら不味くなるのか?」
「だから他の人に手も出さないし、ロウ君の事も大切に‥‥」
「わかったよ。それよりもお前もう我慢出来ないんだろ?」
「いや、ロウ君が我慢しろって言うなら」
「言わねぇよ。イッテツが味わえるならそれで良い」
「嫌な事があったら全力で言って?俺夢中になるとどうかなってるから」
「それって俺が言った所でちゃんと聞いてんのかよ」
「聞くようにするよ!大丈夫!」
この味‥‥
凄い
本当にどこに触れても全部甘くて‥‥
「‥‥っ‥‥んっ!‥‥イッテツ!‥‥いつまで‥‥」
「まだ‥‥もう少し‥‥」
「そう言って何十分もっ‥‥あっ!」
ロウ君の白い肌に舌を這わせる
いくら舐めても舐めたりない
ロウ君が身を捩り、脚を閉じるとその膝を舐め
腕で腹を隠せばその腕を舐める
でも俺もそろそろ限界だ
ロウ君だって‥‥
俺はロウ君の先から零れ落ちそうになるものへ舌を伸ばした
「んやっ!‥‥ああっ!」
「‥‥美味しい」
「あぁぁっ!イッテツ、強っ‥‥はっ‥‥!」
口に広がる甘さが喉を落ちる
もっと
もっと‥‥
「もっと頂戴‥‥ロウ君」
「んあぁっ!ダメ離してっ‥‥あぁっ!」
「んっ‥‥無理‥‥」
「お前話聞くって‥‥あぁ、んやぁっ!」
「‥‥俺、嘘つきだったかもしれない‥‥ロウ君」
ごめんねロウ君
俺、今食事中だから
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コメント
3件
うわ、これはまたすごい設定が来ましたね…!イッテツが自ら「フォークだと打ち明け、ロウ君が自分はケーキだと気づく冒頭から引き込まれました。それを受け入れたロウ君の「俺が味わえるならそれで良い」という台詞がもう…。甘くて危ういそのバランスがたまりません。ロウ君の肌に舌を這わせる描写、もっと欲しくなる感覚、そしてラストの「俺、食事中だから」の落差が良かったです。とても印象に残りました。この先がどうなるか、非常に気になります。