💚side
『仕事押しちゃって、遅くなる。先に寝てて』
めめから連絡が入った。
映画の公開を控えていたり、誕生日が近いから会ったタイミングで声をかけられる事も多いみたいで最近のめめはいつも以上に忙しい。
『わかった。遅くまでお疲れ様、頑張ってね』
とだけ返事をして、起きていられる限りは待っていようと決めた。
本を読んだり、ゆっくりお風呂に浸かったり、アプリで勉強したり。
色々するけど案外時間は過ぎないもので、気づけば重くなった瞼でぼんやりTVを見ている自分に気づく。
ちょっと横になろう。
ソファなら、帰ってきためめが『ベッドで寝よう?』と言って起こしてくれるだろう。
ソファでブランケットにくるまると、ほんのりと香るファブリックフレグランスにも同時に包まれる。
ベッドと同じ香りに、ふいに昨夜の触れ合いを思い出して恥ずかしくなる。
いつも電気を消していたのに、昨日はどうしても早く欲しくて自分からめめをベッドに倒して迫るなんていう、はしたない真似をしてしまった。
自分の身体が見られる事よりめめの身体が間近にある事にドキドキしてしまって、そんな俺にめめは
『いいじゃん。俺の全部、目に焼き付けて』
って囁いた。
今も耳元で聞こえてきそうで、身体の真ん中がギュッと締まる感覚がした。
(あ……やばい)
手が自分のものに伸びてしまう。
部屋着も下着も脱ぎ捨て、めめと愛し合った時と同じ香りに顔を埋めて、握りしめた自分のものを少しずつ愛撫する。
すぐに溢れる液体が指に絡み、その指で先端をなで上げると腰が跳ねる。
💚「はっ、ふっ…めめ……」
『こうするの好きだよね』
💚「ん、これ好き…あっ…ん…」
『声我慢しないで?』
💚「やだ…恥ずかしい…あぁ…はぁ……」
『じゃあ、我慢できないくらいしてあげようか?』
💚「…っ、やっ、だめ……」
上下させる手が早くなる。
自分でしてるのにまるでめめにされてるみたいで、身体と心はぐちゃぐちゃになって、でもブランケットとソファは汚しちゃダメだと急に冷静になって。
すんでのところで、自分の白濁を手に受けた。
💚「はっ、はっ……」
早く会いたいけど綺麗にしなきゃ、と汚れた手をぼんやり見つめたところまでで、記憶は途切れた。
コメント
7件
いいなあ。下品すぎなくて、好きです💚