🤍「ねぇ、人を好きになるってどういう感じ?」
昔、めめに聞いたことがある。
その時はよくわからなかったけど、今、同じ質問を同じくめめにしてみた。他に聞ける相手がいないからだ。
🖤「ずっとその人と一緒にいたいとか、独占したいとか、好きになってもらいたいとか、そういう感じかな」
裸でぐちゃぐちゃのめめを眺めても俺は何にも感じない。じゃあ、気持ちいい大好きなコレは、やっぱり恋じゃないってことか。
🖤「なに?俺のこと好きなの?」
🤍「なわけないじゃん。もっと泣かされたいの?」
🖤「……今日はもういいや。俺、行くとこあるし」
🤍「あ。まだ諦めてないんだ。めめも好きだねぇ」
めめが俺より優先する相手は、あの人しかいない。俺はにんまりと笑って、めめの腰を撫でた。
🤍「めめ、イイから。やらせてあげたら速攻でハマると思うけどね」
起き上がっためめが、同じ目線の高さで目を合わせて、俺の頭を軽く叩く。
🖤「ばか。恋ってのは、そんな簡単なもんじゃないんだ。カラダだけ繋がったって無意味だってわかっただろ」
🤍「確かに」
🖤「それにお前、下手くそになった」
🤍「は?」
聞き捨てならないことを言われて、頭に血が上る。数分前まで、気持ちよさそうによがっていたくせに。
🤍「なんだよ。そんなこと言うならもっとやらせろよ」
🖤「やだよ。悩め、青少年。子守りの時間はもう終わりだ」
そう言うと、そのまま、めめはシャワールームに消えた。
🤍「なんだよ…」
それにしても、しょっぴーがあまりにもあまりにもで、何ひとつ手が出せないなんて我ながら情けない。
嘘だろ。
なんとなく目で追うようになって、好きかもってなってから、時間がそこまで経ってない。
意識する前は普通に頭を撫でたり、ハグしたりもしてたはずなのに…。
俺は、ちぐはぐな心とカラダに苦しめられ始めていた。
コメント
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このクソ生意気なとこがラウは可愛いよね? どの作家さんもラウ🤍を書くのに戸惑ってる感じあると思う。
このさ、青さが残るラウ私書けないけどほんと好きなの。続き待ってる。