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「アリシア!」
必死にわたしの名を呼ぶこの愛おしい声は一人しかいない。
わたしは顔を上げて、大粒の涙を零す。
白岡、くん。
失望させてしまったのに来てくれた。
パカラッ、パカラッ、と白馬の蹄の音が鳴り響く。
「俺に化け、アリシアに攻撃するとは!」
「砕け散れ!!!!!」
シオドール殿下/白岡くんが重なり、怒りを爆発させ、叫ぶ。
次の瞬間、右の瞳が闇色、左の瞳がシルバーに輝き、ぶわっと闇の炎のような殺気にシオドール殿下の体は包まれる。
そのまま体を上下させ、負傷した左手で手綱を握りながら右手で鞘から剣を抜き――――司教と魔女の信者達に目掛けて、剣から深い闇色と深い銀の稲妻のドラゴンのような光線を無数に放った。********
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