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ー一緒にいようよ…
ー瑞希
⚠️イベント【傷だらけの手で、私達は】のネタバレが含まれます
⚠️この小説には過度の【みずえな】(瑞希×絵名)が出てきます
⚠️【みずえな】となっていますが、どっちかというと相思相愛な感じです
⚠️瑞希の性別は(?)私なりの会釈で行きたいと思います
⚠️今回は人をとんでもなく選ぶ作品です
⚠️みずえな最高
瑞希と話をしてからはや1週間が経とうとしていた
前までは連絡も取ってなかった瑞希だけど…ちゃんとニーゴにも来てくれて昔の関係に戻れた…んだと思う
それで、今日は瑞希と久しぶりのショッピングモールで買い物をする
『…あっ、瑞希…!』
「あっ…えっと…」
「…げ、元気に…してた?」
『うん、元気だよ。瑞希はどう?』
「ボ、ボクも…あの、絵名」
「あ、改めて…ごめん…いっぱい心配かけちゃったよね…?」
『は…アンタまだそんな事言ってんの?!』
「え…っ?」
『ニーゴの皆も分かってくれたんだから…いつまで引きづるのよ…』
「…!そ、そうだよね…!」
瑞希は本当は性別は男で…
それが、瑞希のバレたくない秘密
だけど、そんな事どうだっていい
私は…ただ、瑞希が戻ってきた事だけが…嬉しかったから
『んじゃ、行くわよ』
「うん!」
瑞希、戻ってくれて…良かったな…
『…あ、瑞希。この服似合うんじゃない?』
「確かに!じゃあ絵名もこれ…とか…?」
『いいじゃん…!じゃあこれに合うメイクも買わないとね〜』
「うん!…あっ…」
『?瑞希、どうしたの?』
瑞希の顔がだんだん青ざめていく
どうしたんだろう…
『…瑞希?』
「あっ…ご、ごめん〜!ささっ!メイクコーナーに行こ!」
『分かったけど…何か具合悪かったら言ってよね?』
「んもう〜絵名ったら過保護なんだから〜!」
『はぁ?』
それにしても…気になるな…
ー瑞希sideー
…あの子達って…
「…瑞希?」
『あっ…ご、ごめん〜!ささっ!メイクコーナー行こ!』
ボクは神高の同級生ならほとんどに秘密を知られている
だから、ボクを…その、よく思わない人達も多い
だからボクは他人に距離を置かれて学校に通っていた
…小学生の頃から
さっきメイクコーナーに入った子達は多分、中学の頃から一緒だった子達
それで…前もボクの事を陰で言ってた子達
「分かったけど…具合悪かったら言ってよね?」
だけど今のボクは違うんだ
…違うと思いたい
『んもう〜絵名ったら過保護なんだから〜!』
「はぁ?」
ボク達はいつものじゃれ合いをしてメイクコーナーに入った
ー絵名sideー
瑞希が複雑な顔をしながらも私達はメイクコーナーに入った
『あっ…!この色のリップ服に合うじゃん!』
「確かにね〜!」
「じゃあボクも…このチークあうかも!」
瑞希もお目当てなものを見つけたようだ
…懐かしいな、この感じ…
これからは…もっと2人の時間を大切にしていこう…!
『じゃあ私このリップ買ってくるから』
「分かった!ボクはチーク探しとくね!」
『うん』
それにしても…やっぱ気になるなぁ…
ー瑞希sideー
「じゃあ私このリップ買ってくるから」
『分かった!ボクはチーク探しとくね!』
「うん」
とりあえず…チークチーク…
『…あっ』
あの子達だ…
気まづいなぁ…だけど、チークってここだし…
どうしよ…
「…あっ!瑞希じゃん!久しぶり!」
『あっ…ひ、久しぶり!』
「瑞希も来てたんだね!」
『うん、欲しい服あってさぁ』
話かけられちゃった…
「…てか、瑞希まだそんな格好してんの…?」
『あっ…う、うん』
「これ、悪口じゃないんだけど…流石に人目気にした方がいいと思うよ…?」
『…っだ、だけど…!』
「私達…心配なんだよ?瑞希が人目気にしないでいると、悪口言われるだろうしさぁ?」
『…』
心配といいながら、どうせ陰で嘲笑ってるんだろ
悪口じゃないとか言ってるけど、嫌味にしか聞こえないよ
ー絵名sideー
とりあえずお目当ての買えたし…戻ろっと
…あれって…瑞希と…誰?
『みず…!き…?』
瑞希と話してる?
友達かな…だけど…
ーボクと仲良くしても、学校とかで…距離置かれるかもしれないんだよ…?
多分、嫌味とか…言われてるのかな…
…何それ、最低じゃん
『…瑞希!おまたせ!』
「あっ…え、絵名?」
「…友達?」
「う、うん…」
急に笑顔になるし…
『瑞希の友達ですか?』
「ま、まぁ…はい…」
『そうなんですね!』
「え、絵名…?」
『アンタは黙ってて…』
私は相手に気付かれないように瑞希にそう言った
私は得意な猫被りで相手に話す
『…あ、それと…』
『”うち”の瑞希がありがとうございました!』
私はそう言い残して瑞希の手を引きこの場を離れた
「…絵名、あ、ありがとう…」
『こうでもしないと面倒臭いでしょ?』
「なんというか…絵名って猫被り上手いんだね」
『それはどうも』
何か瑞希に貶された気がするけど…瑞希を救えたしいっか
…瑞希は、他人のために笑顔をあんなに作れる
私に持っていない物を沢山持っている
…そんな瑞希が…私は大好きだ
ー瑞希sideー
絵名は優しい
ボクのために猫被りをしてくれて…
こんなボクのために嘘をつくなんて事、ボクには出来ない
絵名は、ボクの持ってないものを持っている
そんな絵名が…大好きだ
ー絵名sideー
『ふぃー…買ったわねー』
「そうだねー」
『んじゃ、解散としますか』
「えっもうそんな時間ー?」
ふとスマホを見るとピカッと少し光った
「…絵名、どうしたの?」
『…いや、スマホが少し光ってさ…』
…また少し画面が光った
だけど、さっきの光とは違う
なんというか…初めてセカイに行った時と感覚が同じっていうか…
『…!眩しっ…?!』
「絵名っ…!眩しっ…!」
スマホの光はジワジワと光っていき私達を呑み込んだ
『…いたっ…?!』
「え、絵名…!だ、大丈夫?」
『だ、だいじょ…ってか、ここどこ?!』
目をゆっくりと開けると薄暗くて、少し肌寒い森にいた
「ボクも分かんなくて…それより怪我、大丈夫…?」
『ちょっと痛むけど大丈夫、そういう瑞希は?』
「ボクは大丈夫!」
ホッ…と少し安心した
…ていうか、この森ってどこ…?
『本当に意味わかんない…』
「だよね…」
ー東雲と暁山は鬼殺のセカイへと往くー