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10 - 第10話 中国帝国へ、報復を込めて

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2024年09月09日

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作戦概要で使用されるMark4水素爆薬は第7統合艦隊の爆撃機に搭載され中国帝国に投下する事に決まった。


【第7統合艦隊  空母級護衛艦  赤城】


赤城の甲板には三機の爆撃機が待機していた。


「柳田司令。まもなく作戦実行時間の8:20はち:ふたまるです。作戦実行の許可を。」


「……作戦開始!!」


赤城から三機の爆撃機と護衛の戦闘機数十機が発艦していった。目標地点は北京、上海、広州の三都市である。護衛戦闘機部隊の隊長は原だった。


「こちら原。無事に離陸した。これより、攻撃作戦地点の北京、上海、広州に向かう。」


爆撃機や戦闘部隊は、北京の上空にやってきた。爆撃機や戦闘機はステルス機なため中国帝国の軍用レーダーには上手く引っかかっていない。


「爆薬投下……!」


1機の爆撃機の投下口が開き、Mark4水素爆薬が投下される。爆薬は空中で横に回転しながら北京の街に落下してゆく。雲を抜け、爆薬の先には北京が見えた。爆薬は空中で爆発する。原子爆弾より威力は弱いものの、一瞬にして高層ビルの最上階を吹き飛ばした。さらに、衝撃破が車や人を吹き飛ばして行く。


「こちら原。水素爆薬の投下に成功。北京の壊滅を確認。」


『こちら赤城。北京上空に中国帝国の戦闘機部隊が接近してきている。直ぐに第2目標地点に移動されたし。』


「了解。」


その後、爆撃部隊は中国帝国の戦闘機との接触を上手く交わしながら続けて上海、広州にも水素爆薬を投下した。この時点で中国帝国の死者と負傷重傷者数は統合日本連邦共和国の倍以上の1億人にも達していた。その後、爆撃部隊は無事に赤城に帰還した。


【統合連邦国防軍  司令本部】


「永田司令。報復作戦、無事に成功しました。」


「そうか……良くやった。中国帝国内での動きは?」


部下はタブレットを見せる。そこには中国帝国のニュース速報が写っていた。北京では水素爆薬が爆発した地点では道路が溶けていた。


「世界でも報道されています……被爆国の日本が原子爆弾を使用した……と……」


「今回使用したのは低レベルの水素爆薬だがな……」


永田は微笑みながら肘をつき部下の方を見ていた。中国帝国内では国民の救助活動が最優先とされ統合日本連邦共和国への報復攻撃は眼中にもなかった。

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