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『思いは永遠に_』
「拝啓_。亡き友よ_。」
その二言で始まる亡き友への最後の手紙。
何をするにも隣に居た。
一緒に怒ったり、泣いたりした。
誰よりも居心地の良い場所。
それほど大切だった。
拝啓_。亡き友よ_。
昔の約束を覚えているだろうか。
俺ははっきりと覚えている。
「ゼッタイにッ!おじいちゃんになってもいっしょにいような!」
今でも何度も繰り返されるこの言葉。
“ゼッタイ”って言ったのに守れてないじゃないか。
なぁ、友よ_。
俺はしっかりと笑えているだろうか。
心から今幸せだと言い切れるだろうか。
ほんの一瞬、友の声がした。
「笑えてるよ、お前ほどの幸せ者は俺以外は絶対居ないけどな!」
そうか、笑えてたのか_。
幸せ…だったのか_。
堪えていたものがぷつっと途切れた気がした。
次の瞬間には涙を流して泣いていた。
あの日から数年_。
今も思いは変わらず、友のことを思い続けている。