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錆

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3 - 語る

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2024年11月29日

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D:傷を負って、何かを無くしても…彼は動じなかった。

D:まるで冷酷な殺人鬼。

D:しかし、そんな彼には聞くに耐えない哀しい過去が…

A:茶番はよしてください、僕には何もありませんよ。

D:そうか?だがそれじゃあつまらない。

D:人間とは哀れなものよ、得るか失わなければ変われない。

D:誠実にキッチリとした人生を過ごすも良し、自由奔放にのびのびと過ごすも良し、何かに特化するも良し、そして平等に終わりを迎える。

A:…哲学ですか?

D:違う、テキトー言ってるだけさ。

D:気にする事じゃあ無い。

A:そうですか。

D:これからどうする?

A:どうもしませんよ、いつも通りです。

D:君も哀しい人間だな。何の為に同じ事を繰り返す?

A:理由なんて考えた事も無いですね。

A:ただ、ちょうどいい人間をつけ回して弄びながら殺すのが楽しいからじゃないですか?

D:君は女は殺さず生け捕りにするらしいな、捕まえてどうするんだ?犯すのか?

A:そんな事は…しませんよ。

D:してるな笑

A:小動物って可愛いじゃないですか、ケージの中に入れて観察してると非常に面白い。それと同じです。

D:控えめに言って気持ち悪いな。

A:全然控えめに言えてませんよ?笑

D:はっはっは!そうだな!

A:僕は可愛い物好きなんです。だから殺さずに優しく捕まえて、監禁して観察したいんですよ。

D:気持ち悪いな!笑

A:あはは、さっき聞きましたよ。

A:まぁ、でも女の子でも流石に無理そうな場合は殺しますけどね。

D:へぇ、因みにどんな場合だ?

A:檻から脱走した子とか、捕まえるのに失敗した子とか、うるさい子とか…

D:容赦ないし理不尽だな。なんだようるさい子って、脱走したり失敗したならもう一度捕まえれば良いだろう?

A:いや、一回脱走した子はまた脱走するかも知れないからもういいや、って感じで、捕まえられなかった子もつい衝動で殺しちゃうんですよね。

D:こんなサイコ野郎に捕まった挙句逃げたら殺されて、本当に可哀想だな。

A:仕方ないですよ、僕も殺したくはないんですけどね。

D:どの口が言っているんだ。

A:本当ですよ女の子を殺すのはつまらないし楽しくない。

D:だからって男ばかり殺すのはフェアじゃあ無いな。

A:女の子をもっと殺せと?

D:そうは言って無いが…まぁ、バランスを考えろって事だな。

A:考えておきます。

D:そういえばずっと気になっていたんだがどうやって人を殺すんだ?

A:まぁ、大体の場合は刃物でしょうかね。撲殺も楽しいですけど。

A:とにかく死なない様に気をつけながら痛がる声とか、殴った時や刺した時の手に伝わってくる感覚を噛み締めながら飛び散る血を浴びて愉悦に浸るんです。

D:サイコーだな。

D:サイコだけに!

A:2点かな…

D:人のダジャレに点数付けんでええわ。

D:因みに何点中?

A:10点満点中の2。

D:低いな。

A:それはさておき、だいぶ長話してしまいましたね…

D:そうか?まだちょっとしか喋ってないように感じるけどな。

A:時間もあれですし、僕はそろそろ…

D:じゃあ、私も消えよう。

A:ではまた。

D:じゃあな。




相変わらずのテンションだったな…

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