🐷彡視点
今俺はぼんさん家に皆と集まっている。
とある鬼畜企画の後のプチ打ち上げだ。
おんりーチャンとか多分飲めないけど、
結構良いお酒を買ってきた。
「よし、準備も整ったし打ち上げ開催!」
とドズルさんが言い、それぞれグラスを
手に持ちカチンと音を鳴らす。
「「「「「乾杯!!」」」」」
一気にぐいと飲む。
俺はお酒に強い方だ。
今飲んでるのも度数が割と強いが
ぺろりと行ける。
ちなみに何故ぼんさん家なのかと言うと
ぼんさんが
「俺んとこ来いやぁ!生ハムの原木あるぞぉい!」
なんて言ってたから。勿論無いけどね。
「ふ~…酒美味いっすね~」
「めん飲みすぎやない?」
「うんうん、いつもより飲んでる気がする」
と同期の2人が心配してくれる。
「大丈夫よぉん☆俺さいきょーだから☆」
「本当に大丈夫?」
……
実はぼんさん家に行く事に緊張し過ぎて
酒で誤魔化そうと思っていたのだ。
「あ”~…鬼畜大変でしたよね~」
「うん、大変だったけど今はめんの方が心配 」
とドズルさん。
「めん、無理しないでいいからn」
ぱたっ…
この時予想以上に酔っていたみたいで
俺は倒れてしまった。
🍆彡視点
((めん、大丈夫かなぁ?))
正直結構心配だ。
無理すんなよ、と声をかけようとした時
めんはぱたっと倒れてしまい、俺の膝に
頭を乗っけて寝てしまった。
「ぼんさん…?」
何故かメンバーに怪しい目で見られてる。
多分俺がニヤけてたから。
「ぼんさんって…めんの事す… 」
「わーー!!めんに聞こえちゃうでしょ!」
「その反応は好きなんですね。」
みんなに言われ、バレるのが嫌だったが仕方なく頷く。
「僕達応援しますよ」
「大事な先輩ですもん!」
「ぼんさんに好きな人が居るなんて驚きですけどね。 応援してます。
「おんりーチャンは一言余計!笑」」
「でもみんなありがとう!」
しばらくして、めんが起きてきた。
🐷彡視点
ん…ここは…?
気づいたら何か足のような物に頭を乗せていた。
「そうだった。」
俺は酒に酔っちゃって、そのまま倒れたんだった。
でも、なんでぼんさんの顔が…!?///
「あ、めん起きた?」
「はい…あの、なんで俺ぼんさんに膝枕されてんすか?///」
「いや、めんがね…」
酔った後にそのままぼんさんの膝に倒れた事
を教えて貰った。
「そういえば、みんなは?」
「あー、みんな帰ったのよ!疲れちゃって!」
「そうだったんすか…」
あれ?今みんな居ないってことは…
俺とぼんさんだけ…!?
待って急に緊張してきた。
やばい。
「あの、めん…」
「はい。」
「その、さ、めんって好きな人居るの?」
「……居ます。」
「あ、そうなんだ。」
なんだか気まづい雰囲気が流れる。
「ぼんさんは…?」
なんで言ってしまったんだろう。
気になる事だけど、だけど、居るって言われたら…
俺の恋は終わってしまう。
でも、やっぱり気になる…
「い、るよ…」
「っ…」
そりゃそうだよね、かっこいいし優しいもん。好きな人くらい居るか。
でも、でも…っ
信じたくなかった。
必死に涙を堪え、支度をする。
「すみません、俺帰ります。」
「え、?なんで?」
「ちょっと…用事を思い出しまして。」
「っ、そっか。」
「じゃあ、またね。」
「はい、…」
ガチャ
🍆彡視点
俺の恋、終わったのかな。
こんな所で聞きたくなかった。
つい言いたくなってしまった。
もう、もう…っ
我慢しようとしても溢れ出てくる
必死に涙を拭い、震える手でスマホを取る。
[ドズさん、おんりーチャン、おらふくん。助けて]
[どうしたんすか?]
[めんとあの後何かあったんすか?]
図星だ。
[いや、さ、めんに好きな人いるのかって聞いて、]
[居るって、言われちゃって。]
既読が付いたまま、少し時間が流れる。
[そうだったんすね。でも、そんな所で諦めるんですか?]
[めんに好きな人が居ても、ソイツに負けないくらい、ぼんさんが強くなって下さい。]
[絶対ぼんさんなら出来ます。ドズル社の、]
最年長、でしょ?
っ…!
[そうだよね、俺が頑張って、めんを絶対落したい、いや、落とす。]
[それでこそぼんさん!]
[ファイトです!!]
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