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20
それはある天気のいい日のことだった。
担当執事のロノに起こされた後、ロノのご飯を食べるため、食堂に降りた。
「あ、温泉卵?美味しそうだね」
小皿には白身が多い温泉卵が入っていた。
「へへっ、ユーハンさんが絶賛してた温泉卵です」
そういえばこの前ユーハンが温泉卵をたくさん食べていたことを思い出しながらとろとろの温泉卵を口にした。
すると、口に違和感を感じた。
苦いような…不味いような…?
そんな味がした。
「ど、どうです?」
ストレートに『不味い!』と言えるわけがなく美味しいよ、としか言えなかった。
次の日、また温泉卵がメニューに入っていた。
「あれ?また温泉卵?」
「はい、今度はハナマルさんのリクエストで…もしかしていけなかったですか?」
「い、いやいや!美味しいから嬉しいよ」
本当はあまり食べたくないが、ロノが用意してくれているものだと思ったら体にいいものなのだと言い聞かせて食べた。
…まさか、あんな真実を知ってしまうことになるなんて、この時は思いもしなかった。
次の日もその次の日もずっと温泉卵がメニューに入っていた。
さすがにおかしいと感じてしまった私はロノに聞いてみることにした。
「ねぇロノ、最近ずっと温泉卵だよね。どうして?」
「…色んな執事から、リクエストされて…」
「…ほんと?」
「本当です!」
そんなに強く言われたらそう思ってしまう。
でも…どこか引っかかるところがあった。
その日の昼、ルカスに聞いてみることにした。
「ねぇルカス。最近メニューに温泉卵がたくさん出てくるよね」
「え、温泉卵…?」
目の前のルカスは鳩が豆鉄砲を食らったような表情をしていた。
「それが毎日ですか?」
「うん、なんでなんだろ…」
「…私の方からもロノ君に言ってみることにします」
「うん、ありがと。ルカス」
昼はずっと三階の部屋で過ごしていた。
…そして、今日の晩ご飯も温泉卵が出ていた。
夜中、私はのどの乾きが原因で目を覚ましてしまった。
隣ですやすやと寝ているムーを起こさないようにそっと自分の部屋を出た。
明かりはロウソクしかない暗い廊下を歩いて食堂に向かうと、何か音がしていた。
水っぽい音だったため、誰かが水を飲みに来ているのかな?と、思い扉を開け、キッチンの方へと向かった。
「え!主様…!?」
「ろ、ロノ!?」
目の前にいるロノが……アレを扱いていた。
「…見られちまったんなら、仕方ないですね」
そう言うと、あの現象の正体を話してくれた。
ロノは自分の精子を温泉卵の白身と称してメニューに出していたらしい。
なぜそんなことをするのか全くわからないが、ロノはそれが興奮するようだ。
「ほんとすみません!…主様がオレの精子飲んでるって思うと、止まんなくて…」
まぁ、本当は叱ってあげるべきなのだがロノだって男の子だからこういうことに興味を持つのもあたりまえ…なのかもしれない。
ちょっと注意して許してあげることにした。
すると、急にキッチンの壁に押し倒された。
いわゆる…壁ドンというやつだ。
「ろ、ロノ?ど、どうしたの…?」
ブラウスのボタンを丁寧に外す。
「ロノ!や、やめて…!」
ふりほどこうとしたが、いつも鍛えているロノにこんな私が力で敵うはずがない。
ついに全部外され、ロノに自分の胸が露わになってしまった。
「やっべ、すっげー興奮する…」
そう言って、胸のところを噛んだ。
噛んだと言っても、耐えられるぐらいの痛みだった。
ようやくロノが口を離すと、そこには赤い痕ができていた。
「主様、すんません… 」
そう口では謝るが、手は止まってくれない。
「あ、やだ…ロノ、やめ、っ」
「…すみません、やめられません」
体の色々なところにキスの雨が降る。
今からこの男の人にめちゃくちゃにされる。
そう思うと怯えてしまう。
けど…相手がロノだと思うと少しだけ嬉しい、というか…安心するというか…そんな感じがした。
どうせならベッドなんかよりキッチンでした方が斬新感があっていい(執事にバレやすそう)という言い訳をつけてこのままキッチンですることにした。
今はロノに胸を触られている。
「主様。ここ…好きですか?」
「…うん、好き」
最初は抵抗感があったが、だんだんロノに触られると意識がふわふわしてきてロノと今やっている行為のことしか考えられなくなった。
これが…二次創作でよく書かれている感覚なのだろうか?
そんなことを考えていると、不意に胸の先の方から痛みを感じた。
「ぉ”っ♡ロノ、っ?な、なにっ…♡」
「主様、他のこと考えないでください」
そう言うと乳首をちゅっちゅっとまるで赤ちゃんのように吸い始めた。
「まって…♡それ、だめ…」
「ダメじゃないですよね?…ん、主様全然ミルク出ませんね…」
何を言っているこの男は。
私はまだ妊娠もしてないのに。
「あ、そうだ。いっぱい吸ったら出ますよね?」
だから何を言っているこの男は。
「なんで!私まだ赤ちゃん産んだことないから出ないって!」
頑張って否定しても、ロノの口は止まってくれるはずもなく…そのままずっと吸われることになってしまった。
「ん”んぅっ♡ロノ、まっ”、て♡おねが、い”っ♡」
「ん〜…出ないですね」
そう言ってやっと口を口を離してくれた。
はぁ、はぁと私の荒い息が耳に入る。
そんなことはお構い無しにロノは私のショーツに手を伸ばした。
スルッと脱げたそれにはとろっとしたものがたっぷり付いていた。
「へへっ、主様の上のミルクは出ませんでしたけど…下のミルクはちゃんと出ましたね。えらいです」
妖しげに舌を出すと、私の…秘部を舐めた。
「はぅっ!?無理っ、なにそれ!」
予測できない動きに気持ちよくなってしまう。
「主様…美味しい」
ぴちゃぴちゃと水音が聞こえる。
すると、なにかこみ上げてくるものがあった。
「や、っ…ロノ!口、離して…っ♡」
「離せません。いっぱい気持ちよくなってください」
やめてくれない。それよりペースアップしてくる。
「も、無理…♡ロノっ♡ロノぉっ♡」
ぷしゃぁぁっとなにかが出た感覚がした。
…多分、これが潮とか言うやつなのだろう。
「上手に吹けましたね♡えらいです」
よしよし、と頭を撫でる。
お兄ちゃん属性だからか安心するような感覚がした。
「ロノ…」
気がつけばそのロノの腕に擦り寄っていた。
執事というより兄のように見えてしまう、そんなロノが…好きなのかもしれない。…いや、好き、なんだ。
「ロノ……っ、だ…だい、すき…」
初めて異性の人に『大好き』と言ってみた。
思ったよりもなかなか言うのが難しい。
だからみんな告白に一歩踏みとどまってしまうのか。
そう思いながらロノの方を見ると…顔を赤くしていた。
「主様、それはずるいです…」
顔を逸らすロノが何故か愛おしく感じてしまった。
私も…頭がおかしくなってしまったのだろうか。
背伸びしてロノの口にキスをする。
…男の人の身長って、こんなに高かったんだ。
そんなことをぽやぽや思っているからいけなかった。
口を離そうとすると逃がさない、と言うように背中を抱き寄せ、重いディープキスをした。
「ん”ん”ぅっ♡」
息が苦しい。でも、ロノは幸せそうで。
どんなに苦しくても、重たくても心地よかった。
数分後、ようやく口を離してくれた。
恋しい酸素を肺いっぱいに吸う。
空気の味は…やはり何も味はしなかった。
今度は私を四つん這いにしてこれがメインと言うようにロノのアレを出す。
「お、オレの…デカい、ですよね。ミヤジさんやベリアンさんに比べたら…こんなの、普通サイズだと思うんですけど…」
そのミヤジやベリアンは一体どれくらいデカいんだ。
ロノのも十分大きい。
少なくとも、半分しか咥えこめないぐらいに。
「すみません。苦しい、ですよね…こんなこと…」
そう言っても腰を振るのはやめられないらしい。
やっぱり男の子だな、と思いながら大きなソレを頑張って咥えこむ。
まぁ…ロノの言う通り苦しい。
初めて経験するモノがこんなに大きいとは。
せめて慣れと言うものを用意させてほしいが、多分ロノが嫉妬するだろう。
仕方ない、このサイズで慣れるしかないのだろう。
「ぉ”っ♡んぐっ…♡んん…♡」
えずいてしまうのはあたりまえで、その度にロノが心配そうに背中をさすってくれる。
それでも、何故かあの味を楽しみにしている自分がいた。
「あ”っ♡っ…すみません、出します♡オレの白身、たっぷり飲んでください♡」
食べ物に例える辺りはロノらしい。
だからあの変な温泉卵を作り出したのだろう。
びゅるるっと出した白身は相変わらずの味だった。
けれど…やっぱり慣れたせいか美味しく感じてしまう。
感覚が狂ってしまったのだろうか。
「ロノっ♡もっと、もっとちょうらい♡」
「ダメです。これでもほぼ致死量なんですから。次食べるなら明日から、です」
止められてしまった。
仕方ないか、と思いながら口を離した。
でも、やっぱりこれがメインじゃなかったらしい。
私の手を壁に付かせたあと、出したはずなのにまた大きくなったソレを挿れられる。
「ん”ん”っ…♡主様のナカ、せっま、っ♡へへっ、やっぱ立ちバックが一番気持ちいいってよく聞きますからね…主様の気持ちよくなってる顔が見れないのが残念ですけど」
そう言いながらも私の首を横に向けさせてキスをする。
ナカで慣れるまで可愛らしい愛撫を続けていた。
数分後。
待ちきれないようにロノが切り出した。
「主様、動きます。覚悟しててください」
奥まで異物が入る感覚が襲う。
「お”ぉ”っ♡あ”っ♡」
「ん?主様…もしかして、挿れただけでイッちゃいました?今、すっごくナカきゅぅぅって締まりましたね♡」
耳元でロノの声が聞こえる。
まるで悪魔の囁きのようだ。
気持ちいい、気持ちいいとロノが教えてくれる。
パンッパンッと肌同士を打ち付ける音。
キスの水音。
下から溢れる愛液も全て、ロノの興奮材料になっている…ような表情でこの行為を楽しんでいた。
「主様って、確か乳首が敏感でしたよね。じゃあ…ぎゅぅぅぅってしてあげますから、ちゃんとイッてくださいね♡」
サービスなのか両方の乳首をつねってくれる。
「あ”っ♡あ♡ん”ふぉ”っ♡だめ…だめぇっ♡あ”っ♡うぅっ♡」
「すりすり…ぎゅっ♡こうして言葉にして囁かれるのも好きですか?…オレ、主様の好きなところも、弱いところも…もっと知りたいです」
胸まで甘やかしてくるロノはお兄ちゃんの仮面を被った…危険な男の人だったのかもしれない。
こんな人とこんな関係にならなければよかったのかもしれない。
…でも、後悔はしていない。
少なくとも、幸せにしてくれる人と交えられたのは…とても、嬉しいことだった。
「主様…もう、ん”っ♡げんかい…です…♡我慢、できません♡…でも、ちゃんと外に出しますね♡」
スピードを上げていった。
「あ”っ♡あ”♡ロノっ♡ロノ、っ♡」
「そうやってたくさん名前、呼ばれるの…たまんない、です♡主様っ♡あるじ、さまぁっ♡」
ロノも余裕が無くなってきてる。
私なんてとっくに余裕は捨ててしまった。
それでもナカに出そうとしないのは…ロノなりの優しさ、なのだろうか。
ずるぅっ♡と出す感覚でイった瞬間、背中に温かいものがかかった。
水を飲もうとしただけなのにこんなことになってしまうとは。
本当に恐ろしい。
次の日、目が覚めると1階の執事室にいた。
「主様、おはようございます」
目の前にはベリアンが紅茶の準備をしてくれている。
「…あれ、ロノは?」
「ロノ君はバスティン君と訓練をしています」
…確かに、剣と剣を打ち合う音が聞こえる。
「朝食はどうしますか?」
「…食べる」
「かしこまりました」
ベリアンとバスティンは昨日のことを一体どこまで知っているのだろう。
「ねぇベリアン」
「はい、なんでしょうか?」
「…昨日のこと、覚えてない?」
少しの間を置いて、放った言葉は
「さぁ、なんのことでしょうか」
…なんともベリアンらしい回答だった。
まだ金属音が庭に響く音が私の耳に残った。
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やっぱ天才だぁぁ!! めっちゃいい!!(語彙力低下中)