tn「憂ッ…炎…?」
憂炎「あぁ、ここの責任者…とでも言えばいいか」
憂炎「ここは私が作った空想上の背景」
憂炎「君の言う現実世界という場所ではない」
tn「じゃあやっぱここはッ…!」
憂炎「クスッw」
憂炎「彼岸ではないからな?w」
tn「ぇッ…じゃあ…」
憂炎「ここは生と死の境目だ」
tn「ぇ゙…」
憂炎「でも…君は見たとこそういうあれで来たわけでは…ないだろ?」
憂炎「君は此岸の人間…でも…今までこんなこと無かったからねぇ…」
憂炎「まあいいかニコ」
tn「いいんですかッ?!」
憂炎「まあ…帰ることはできるだろうからな」
憂炎「それか…」
tn「賭けッ…?」
憂炎「あぁ、もし賭けで私が勝てば君は一生ここで私の話し相手になる」
憂炎「だが…君がもし勝ったら…」
tn「ッ!!」
tn「それはッ…何でも良いのかッ…?」
憂炎「うん、私はなんだか…」
憂炎「いや…まあいい…」
憂炎「至ってルールはとても簡単」
憂炎「私の右か左のどちらかに硬貨が入っている」
憂炎「それで選んでもう一つ…硬貨が表か裏を選ぶ…」
憂炎「な?簡単な遊びだろ?ニコ」
tn「もしかしてッ…賭けが好きなんですかッ…?」
憂炎「好きではないよ、」
憂炎「だけど…こちらの方が面白みが今はあるだろ?」
tn「…ッ……」
憂炎「選ぶと良い」
tn「ゴクッ…」
tn「……ッ…」
tn「…ここにはッ…ない…」
憂炎「ほう…今までにない選択肢だな」
憂炎「ちなみにその理由を一つ聞きたい」
tn「…俺の知り合いの人でッ…」
tn「”こういう賭けは大抵両方に無い”ってッ…」
憂炎「ふむ…なるほど…君の知り合いは頭がよく回るようだね」
憂炎「正解だパッ!」
tn「ホッ…」
憂炎「にしても…その知り合いは凄いねw」
憂炎「今まで賭けをしてその発想をした子を久しぶりに見たよニコ」
tn「…あのッ…そのッ…」
憂炎「あぁ、約束だからな」
憂炎「それで?」
tn「…俺の師匠ッ…」
tn「ヒスイの情報を全て俺に教えてくれッ!」
憂炎「…翡翠……?」
tn「ぇッ?」
憂炎「あぁ…いや…懐かしい名だなぁ…と…」
tn「しッ、知ってるんですかッ?!」
憂炎「いや…w」
憂炎「きっとその子はもう死んでるさ」
憂炎「その子は元から体が弱かったからね…」
憂炎「…あの時…私が一緒にいれば生きれたかもしれないけどな…ボソッ」
tn「…なんか…すんませんッ…」
憂炎「いやニコ」
憂炎「こんな話した私が悪い」
憂炎「さて…ならば少し君の脳内を見させてもらおう…コツン」
tn「……ッ////」
憂炎「スッ…パチッ…」
tn「タッタッタ!」
tn「ししょッー!ブンブン!」
tn「俺もうすぐ着くで~!」
憂炎「キョロキョロ…」
これはこの少年の幼い頃か…
そして師匠というやらは…
ヒスイ「フフッw」
ヒスイ「あんまり走ると転ぶわよ?ニコ」
ヒュオ~…
憂炎「!!」
憂炎「……翡翠…なのか…?」
翡翠「−−−−ニコ」
憂炎「そうか…お前はッ…」
tn「…どうでしたかッ?」
憂炎「……」
憂炎「あぁ…君の師匠は…」
憂炎「私の知っている子だッ…ポロ…」
tn「ぇッ…もしかしてッ…」
憂炎「あの子はッ…あの地獄から抜け出せたんだなッ…ポロポロ」
tn「……スッ…」
憂炎「今までに見たこと無いッ…あの子の笑顔だッ…」
憂炎「本当にッ…」
tn「お願いです…教えてください」
tn「貴女が俺の師匠を知っているなら…」
憂炎「…良いだろう…」
憂炎「話はいくらでもしてやるニコ」
ヒュオ~!
ヒスイ「……風が強いわね…」
ヒスイ「…クル……」
ヒスイ「トントンには申し訳ないことをしたわ…カツカツ」
ヒスイ「一人にしないって決めたのに」
ヒスイ「私って本当屑な女だわ…カツカツ」
ヒスイ「さて…ピタ…」
ヒスイ「帰ろう…」
ヒスイ「…花なんて…いらないかもだけど…ギュッ…」
NEXT➻♡3000
🔷ぷちめも🔮
ヒスイの体が弱いと発言した憂炎…
なぜ死んでいたと憂炎が思ったのか?
それは、ヒスイの本来生きられる時間は
幼い頃に”十七を迎える頃には死んでしまう”と
余命宣告を受けていたため。
憂炎は安心しているようだが…
実際は深刻な状態…?
コメント
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とりあえず最高と、、、 ガチ感動する目と鼻から水が出てくるよぉぉぉ