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おお、第82話読んだわ!雷の精霊ライヴァルス、めっちゃビビりで可愛いな…でも肝心なとこでバチバチッて音かぶって聞こえないの草。エラリスの「仲良くなりたいだけ」って優しさにじわっときたし、痛みに耐えながら笑顔を崩さない姿は精霊術師としての覚悟感じたわ。ニティアの魔力合わないって精霊に言われるのもなんか切ない(笑)契約の流れも綺麗で、このチームの空気感が好きだわ🔥
『あ……あの……』
ビクビクとしながらエラリスを覗き込むライナに、エラリスはいつも表情で見つめ返す。
「なに?」
『ひぃ!……そ……その……そろそろ(バチバチッ)てもいいでしょうか……?』
肝心なところが放電の音でかき消されて聞こえず、エラリスは大きなため息をついた。
「はぁ……」
『ひぃ!ごめんなさい!すみません!申し訳ございません!!』
そのやりとりを見ながらくすりと笑うアルテア。
「やっぱり可愛いですね」
「そうかしら……あれはあれで困るだけでしょ……モラティ、なんとかならないの?」
呆れ顔のニティアがモラティに尋ねる。
『うぬ……何とかならなくもない。だがそれでは……』
モラティが言い終える間も無く、エラリスがアルテアの方に身体を向けた。
「アルテア!」
『ひぃ!!』
突然の大声に驚くライナ。
「私に雷の耐性魔法!あと回復魔法を持続的にお願い!」
その言葉に全てを察したアルテアが一瞬大きく目を見開いたが、くすりと笑ったあと、ゆっくりとエラリスの方へ歩み寄って行った。
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
相変わらずビクビク怯えているライナ。エラリスはアルテアから雷の耐性魔法を受けたことが分かると、そっとライナの顔に手を伸ばした。
『ひぃ!!』
バチバチッ!
「くっ……!!」
額の角から流れてくる電撃に苦痛の表情を浮かべるエラリス。しかし、大きな深呼吸を一度したあと、優しい笑顔でライナを見つめた。
「私は貴方に酷いことはしない。仲良くなりたいだけ」
バチチッ!
少し離れた位置からエラリスに回復の魔法を当て続けるアルテア。
『……』
「怖がらないで?落ち着いて私の魔力を感じてみて?」
バチッ!!
いくら回復魔法をかけ続けているとは言え、身体に流れる電気の痛みや痺れが無くなるわけではない。しかも魔法ではなく、自然発生した雷の源。
雷の耐性を上げていると言えど、これもあくまで魔法で生成された雷による耐性である。
ライナに触れている間、ずっと体内を流れ続けている電気の痛みに耐えながらも、エラリスは笑顔を崩さずにライナを見つめていた。
『まさか同じ方法を取るとはな……』
モラティが小さく呟き、ふっと笑った。
『あなた……エリシアと同じ魔力を感じる……』
「やっと話してくれた。エリシアは私のおばあちゃんだよ」
バチッ……
「私がしたいこと……分かる?」
『契約……』
チッ……
「そ」
その瞬間にはもう、ライナの身体からは流れる電撃が完全に止まっていた。
『……そっか』
「私はエラリシア。貴方の魔名は?」
『……ライ……(パチっ)ルス』
肝心なところで放電が起こり、思わずくすりと笑うエラリス。
「聞こえないよ(笑)もう一度、貴方の魔名は?」
『ライヴァルス……』
「うん。いい名前だね」
ゆっくりとライナの頭を撫でるエラリス。
「私と……契約してくれる?」
『うん……』
そのやり取りを見て、ほっと胸を撫で下ろすフィニス達。
「流石精霊術師。あんなじゃじゃ馬まで手懐けちまった……」
「純粋なエラリスの力よね」
⸻
「我が名はエラリシア。雷の精霊、ライヴァルス。その名を貴方に捧げます」
『わ……私の名前はライヴァルス……。エラリシアの魔名を刻むと(バチチッ!)を受け入れさせていただきます……』
*‥・うらら°🌱🐇☁・‥*
52
マカロン
6,333
耀聖(ようせい)
1,616
聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声でライナがそう囁くと、ライナは頭を下げ、額の角をエラリスの頭にそっと近づけた。
その瞬間、エラリスの胸元が紫色に輝きだす。
「っ……!ふぅ……」
エラリスに一瞬だけ苦痛の表情が浮かんだが、次の瞬間にはいつもの顔に戻っていた。
『あの……』
ビクビクとしながらエラリスの顔を覗き込むライナに、エラリスは先ほどと同じく優しい笑顔で見つめ返した。
「なに?」
『契約も終わりましたので……そろそろ(バチバチッ)もいいでしょうか……?』
ライナの言葉に首を傾げるニティア達。しかし、契約をしたエラリスはその言葉が聞こえたのか、少しだけ目つきを鋭くしてライナを見つめていた。
「だめ」
『ひぃ!』
「違う。ここにいるみんなの紹介をしてないでしょ?みんなは私の大切な仲間。この人たちも貴方に酷いことなんてしない。だから紹介させて?」
そう言われ、ビクビクしながらフィニス達を見つめるライナ。
エラリスの後ろで治療をしていたアルテアがゆっくりと立ち上がると……
『!?』
少し驚き、後退りをするライナ。
「私はアルテアと申します。よろしくお願いしますね」
そう言い、ゆっくりとライナの顔に手を伸ばすアルテア。
バチチッ
「あ……///」
「「「「ん?」」」」
一度大きく身体がビクッと大きく動いたあと、皆の視線に気づいたエラリスは小さな咳払いをしたあと、再びライナに手を伸ばして顔を撫で始めた。
「な、なんでもありません。改めてよろしくお願いしますね」
『は……はい……』
時折ビク付きながらも、アルテアは優しくライナを撫で続けていた。
「俺はルシオ。さっきの雷ヤバかったな……よろしくな!」
『ひ……ひぃ!すみませんでした!』
苦笑いをしながら、もう大丈夫だと言わんばかりに軽く手を上げるルシオ。
「私はニティアよ。よろしくね」
ニティアが軽く笑い、一歩ライナへ近づくと……
バチチッ!
先ほどまで比較的落ち着いていたライナの放電が激しくなった。
「こら!どうしたの?」
突然の放電に驚いたエラリスが、ライナへと視線を向ける。
『あの……大変申し上げにくいのですが……ニティアさんの(バチチッ)合わないと言いますか……(ゴロゴロ!)んです……』
「?」
ライナの発言に首を傾げるニティア。エラリスはライナの言葉を聞いて、くすりと笑った。
「ニティア。あなたの魔力が会わないんですって(笑)」
『ひぃ!なんで言っちゃうんですか……』
それを聞いて前に差し出していた手を引っ込めるニティア。
「そ、そうなの。ごめんね。気をつけるね」
きっと撫でたかったのだろう。フィニスは肩を落としているニティアの頭に手を置き、慰めながらライナはと視線を向けた。
「俺はフィニス。よろしくな!」
じーっとフィニスを見つめるライナ。しばらく見つめたあと、ぼそぼそとエラリスに何かを告げ、ゆっくりと頭を下げた。
「ん?なんだって?」
「みんなと同じ。フィニスからは魔力を感じないから不思議な感じだってさ」
『……..』
「そうか(笑)」
ライナの頭を再び優しく撫で始めるエラリス。
「みんなの話聞いてくれてありがとう。これからよろしくね」
『はい……こちらこそ、よろしくお願いします』
ライナは再び大きく頭を下げ、少し遠くにいるモラティに視線を向けると、会釈するかのように小さく頭を下げ、眩い光と共に消えて行ってしまった。
『相変わらず……嫌われたものだな』
小さく笑ったモラティも同様、エラリス達に手を挙げて軽く挨拶をすると、そのまま黄色い光と共に消えて行ってしまった。