テラーノベル
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簡単な内容説明🔞🔞🔞
コバニキが女遊びをやめないことに、ささやかな復讐として和ニキが組の連中と関係持ってます。
それを知ったコバニキは…。というお話。
華太が若干変態入ってます。
汚喘ぎ、♡゛喘ぎ、結腸責め、メスイキ、オモチャ、監禁、キメセク要素あります!
ひとつでも苦手なものがある方は回れ右してください!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あなた。
凛として、強く美しいあなた。
あの人の”秘密”を知ったら、あなたはどんな顔をするのかな?
笑って許すのかな?
それとも醜く喚く?
あの人はあなたには言えない秘密を持っています。
俺は普段、興味のないフリをして、実は視線はあなたに釘づけなんですよ。
嗚呼、でも愛しいあなたはあの人のもの。
仮眠室でのいやらしいやり取りを、俺は見てしまったから。
俺を襲った感情はどうしようもない嫉妬と、裏切られたという気持ち、そして羨望。
あの人が、羨ましくてたまらないんです。
でも最近、気づいてしまった。
あの人は抱えたその”秘密”で、あなたを蔑ろにしていたことに。
これって、俺に取っての千載一遇のチャンス…ってやつですよね?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
和中そっくりに特注で作らせた精巧な男性型のラブドールを相手に、小峠は今夜も自慰に耽る。
「はぁ♡兄貴♡好きです♡」
無機質な唇に熱烈な口付けをし、仰向けに寝かせたラブドールの足を開かせてアナルを象った場所まさぐる。
それからソフトローションを手に取り、探り当てた穴に塗りたくると、ガチガチに勃起した己を押し当て、緩やかなスピードで挿入していく。
興奮は最高潮を迎え、ゆっくりと律動を始めるとガクガクと腰の動きと共に動くラブドールに、和中が感じているのかと錯覚を覚えた。
「ふふっ♡兄貴、可愛い♡」
親指でなぞるように頬を撫で、腰を動かす。
人形のナカは、まるで本当にアナルに挿入しているかのように締め付けてきて、ぺニスの尖端から根元にかけて搾るように蠢く。
「気持ちいいですよね?♡兄貴も♡」
一点を見つめたまま揺らがない瞳にそう言い、身体を倒してまた重ねるだけの口付けを贈る。
激しく届く限り奥を貫くと、その反動でガクンッとドールが仰け反った格好になった。
反ったままの首筋に顔を埋め、ラバー調のシリコンで出来た皮膚に痕をつけるように口付けていく。
「ふっ♡はぁあっ♡蒼一郎さん♡愛してます♡」
──本当に、好きすぎてどうしようもない。
律動しながら、小峠の中で興奮と虚しさが交互に顔を出す。
憧れの人そっくりに作らせた人形…それを相手に昂れば昂るほどに、この人形のモデルとなった和中には絶対に触れられないと、嘆く自分がいる。
触れられなくていい、実像の彼の瞳の隅に映る事が出来ればそれでいい。
そう思って作らせたこのドールが、今となっては小峠のジレンマを駆り立てる象徴となっていた。
この気持ちを、本物の彼に言ってしまえればどれだけ楽になるだろう。
しかし、彼には既に肉体関係を持っている男がいて…。
人形に気持ちをぶつける分には容易い。
実際の彼のように、小峠の気持ちを知ったとしても嫌がることも、拒むこともしないから。
だが、小峠がドールにぶつけてきた思いと衝動は、決して本人には届かない。
それらを考えると、どうしようもない焦燥が小峠の思考をジリジリと焼いた。
「っ…!♡」
陰茎を迫り上がる快感に身を委ね、ドールのナカに声を殺して精を放った。
小峠は、毎晩のようにこの人形で快楽に呑まれるのと同時に、後味の悪い思いもするのである。
◇
いつもの事務所の光景。
速水ら舎弟達は事務所の清掃に、シマの見回りに、シノギの回収にと奔走し、小峠はオフィスでやる事が山積みで終わらないパソコン作業に取りかかっていた。
だが、小峠は先程から仕事に上手く集中出来ずに、頻りにソファにばかり目をやっている。
その目線の先には…。
「和中の兄貴ぃ、今度それ抜き身で握らせて下さいよぉ」
「明々白々…お前に日本刀など危なっかしくて持たせられん」
「えー、ひっどぉ!」
「冗談だ、明日の朝、道場に鍛錬に来たら貸してやる」
「それは嬉しいスけどぉ、朝早くから鍛錬…怠いなぁ」
刀の手入れをする和中と、彼に明るく話しかけている小林の姿。
小峠はキーボードを気もそぞろに叩きながら、今すぐ和中から小林を引き離したかった。
心が激しく揺さぶられる。
──蒼一郎さん!小林の兄貴は、あなたを騙して裏切っています!俺は…俺はあなたを決して裏切りません。
親しげに、和気藹々とした会話を交わす二人に向けて、そう叫びたかった。
それから、刀の手入れを終えた和中は、小林と少し時間をずらして仮眠室に消えていく。
二人が何をしているかなんて、分かりきっていた。
以前、二人が仮眠室で絡み合っているところをたまたま仮眠室を覗いた小峠は、目撃しているから。
◇
かなり前から、和中に思いを寄せていた小峠にはショックで、彼が手に入らないと思ったから彼そっくりのラブドールを作らせた。
──でも。
愛を囁き和中を抱いていた小林だったが、別日に女の肩を抱いてホテルに入っていくところも、また小峠は偶然見ている。
しかも、一度どころの話ではない。
不審に思い跡を尾け観察していると、小林は毎回違う女と関係を持っているらしかった。
次に小峠を支配したのは、小林に対する怒りだった。
和中を一途に愛しているのなら、譲るつもりだったのに。
彼に好きだの愛してるだのなんだのと、言っておきながら、他の女を…更には毎回違う相手を抱いているなんて。
ここで、小峠はハッと気づく。
和中から小林を引き離すには、この手を使えばいいのではないのか。
それから小峠は、このまたとない好機に策を練るようになった。
◇
事務所に誰もおらず、和中がひとりでいる時に計画は実行する。
小林の女遊びを暴露して、心が離れた隙に和中に愛を伝えるのだ。
チャンスはすぐに訪れた。
騒がしい飯豊や速水などの舎弟達が青山、香月とシマの見回りに出て、永瀬は姐さんと買い物、野田も天羽と共に会合に出掛けている。
小林と矢部、須永は昨夜一緒に飲んで二日酔いのため事務所に顔を出すのが遅れるという。
残るのは、和中と小峠の二人。
パソコンに向き合っている小峠は、これから企てを行動に移すとなると、急な動悸に襲われた。
これで二人が別れたら、確実に小林に恨まれるだろう。
それも致し方なしと、心の中で割り切っていたが、いざとなると恐怖が湧き出てきた。
脂汗を滲ませながら、虚ろな瞳でパソコンの画面を見ているが、その内容は全く頭に入ってこない。
「─ぶと、華太」
名を呼ばれたことに気づき、声がした方に振り返ると和中がすぐ傍らまできていた。
思わず小峠の心臓が跳ねる。
「さっきから、パソコンの画面を見たままボーッとして…体調でも悪いのか?」
心配しているらしく、瞳を正面から覗き込むように腰を屈めた彼に、小峠の肚は決まった。
「和中の兄貴…実は…」
小峠が話し始めた小林の秘密に、和中の瞳が見開かれる。
驚いたような和中の様子に、やはり知らなかったのか…とちょっとした安堵の気持ちを覚えた。
しかし、彼の答えは小峠にとって意外なものだった。
「その事は…知っている…」
「え…?」
「取っかえ引っ変え女を抱いていることも…その上で俺に…」
そこまで言いかけて、言葉を飲み込みグッと涙を堪えるような姿で目をキツく閉じた和中に、チャンスだと思った小峠は思わず身を乗り出し。
「俺が…俺なら和中の兄貴を裏切らないです…!だからどうか…小林の兄貴とはもう…」
”別れてください”…と言おうとすると。
なんと、和中から椅子に座る小峠に抱きついてきた。
そして、耳元で熱い吐息と共に思ってもない睦言を囁かれる。
「なら、慰めて…くれないか?」
「は?」
思わず間の抜けた声を上げた小峠に、和中は。
「だから…慰めて…」
若干息を切らして懇願してくる彼に、告白の答えも聞いていないというのに、理性が焼き縮れて消えていく。
◇
二人で仮眠室に移動し、カーテンを開け放って陽の光の中、ベッドの側で立ったまま彼の腰を抱き濃厚な口付けを交わす。
前歯をなぞりながら舌を絡め、音を立てて唾液を吸い上げると、その卑猥な音に腕の中の和中の身体がフルフル♡と震える。
和中は施されるキスに慣れているようで、一方的に貪るように口付けられているように見えて、息継ぎをする絶妙なタイミングを心得ている。
だから、小峠はなんの遠慮もなく和中の口内を蹂躙出来たし、意中の人を抱ける喜びに余裕などなかったが安心して自分のそれに擦りつけてくる和中の舌を、楽しむことが出来た。
「ふぅ♡ああ♡」
銀色の糸を引いて唇を解放すると、艶かしい声を発した和中はキスのみで瞳が焦点を失って蕩け、口端から溢れた唾液が顎を伝っている。
その光景を見た小峠は、ゾクゾクッ♡と背中を指でなぞり上げられるような、牡の本能を揺り起こされる。
「まず俺が気持ちよくさせてやる♡」
彼は濡れて妖しく揺れる瞳と、その唾液でぬらぬらと光る唇で言って、小峠を椅子に座らせるとその足の間に膝をつき、慣れた手つきでベルトを緩めてファスナーを下ろし、ズボンの前を寛げた。
そして痛いくらいに反応している牡を下着の中から取り出し、口に含む。
小峠は、まるで夢を見ているようだった。
恋焦がれた兄貴分が、勃腹している自分のモノを愛撫している姿が信じられない。
誘われたとはいえ、未だ今の状況が上手く呑み込めず、頭の中はとうにオーバーヒートを起こしている。
和中は尖端に軽く歯を立て食んだかと思うと、小峠を挑発的な瞳で見上げながら血のように紅い舌を出して尿道口に、チロチロと這わせた。
それは羽のように軽い舌先でのタッチかと思えば、口内奥深くまで咥え亀頭の谷に舌を捩じ込み、まるで呼吸をしながら喉でバキュームするようにカウパーを全て吸い上げる。
彼のフェラチオは、心地いいだけのものから射精予定の精液まで持っていかれそうな、激しいものでもある。
まるで先走りの苦味に酔っているような顔つきをして、潤みきった紅の瞳が先程の口付けで水滴を纏わせた長い睫毛の下で、妖しく揺蕩う。
(エロすぎるだろ♡)
これだけ壮麗な顔を見せる和中を、小林が手放さないのも分かる。
口付けも、このフェラチオも、男を魅了する表情も…全て小林が彼に仕込んだのだろう。
正直、堪らない…と思う。
小峠は、告白を受け入れて貰えたら、このまま和中を小林から奪って、恐らくは開発済みの彼の身体をその状態のまま、抱けたらいいと考える。
技術に自信こそないが、一度は男を教え込まれた身体だ、あとから自分の色に塗り変えるのは簡単だろうし、図々しくもそれまで通り乗っかってしまおうと決意する。
「っは♡蒼一郎さ…♡」
彼の巧みな愛撫と思いの人との行為…という状況に、すぐにでも爆ぜてしまいそうだ。
舌先でのフェザータッチと、喉でのバキュームを交互に繰り返す和中の頭を掌で包み込み、暴発しないように耐える。
チュポッ♡と、不意に和中が愛撫をやめ立ち上がると、自分のズボンを脱ぎ出す。
そして、下着まで脱ぎ去るとベッドに俯せになり腰だけを高く上げて、紅く熟れたアナルをクパァ♡と指で広げ見せつけてくる。
和中のソコは、小林に散々貫かれてきたのか縦割れになっており、ヒクッ♡ヒクッ♡と牡を待ちわびているようである。
「おねがい…♡そのおっきいの…♡いれてぇ♡」
和中自身も興奮からガチガチになっていて、ユルユルと自身を扱きながらのオネダリ。
普段、理性的に振る舞いプライドの高そうな彼の本性が、こんなにも淫らだということに驚かされるのと同時に、濁流のような色慾に呑まれる。
和中の唾液でたっぷり濡れた小峠の剛直は、天を仰ぎそそり立っている。
彼は、ソレを愛しげに見ている。
いや、彼の目には”ソレ”しか映っていないともいえた。
「いいん…ですか?♡」
指で解さなくても大丈夫なのか…と、心配になった小峠がおずおずと聞くと、余裕のないらしい和中はコクコクと何度も頷く。
「おねがい…♡はやくぅ♡」
ゴクッと喉を鳴らした小峠は、猫の窄まりに尖端を押し当てると、腰のくびれを両手で固定して一挙に根元手前まで挿入した。
「かっ!♡ふぅ!♡」
「すっげ…♡入った♡」
ビクビクビクッ!♡と、和中の腰が震え挿入だけで絶頂が来ているのか、ポタポタ♡と和中自身からは断続的に精子が零れている。
「おっほぉ♡きもちぃ♡♡おおっ♡」
和中のアナルは、所謂トロマンと呼ばれるものらしく、皺の抵抗程度で挿入出来、指での準備は必要ないようだ。
なんと敏感でいやらしい肉体なのだろう。
これもあの男に教え込まれたのか…と思うと、悔しくなった小峠は思わず苦笑した。
パチュッ♡パチュッ♡と肌と肌が弾ける音を立て、律動が始まる。
動きながら、猫の上着を背中からまくりあげると、顔を覗かせるのは赤銅色の美しい鳳凰の墨。
しかし、小峠がうっとりと見蕩れているいとまはなかった。
墨には、ところどころ紫色の痕や、噛み跡があり猫とあの男の激しい情交の爪痕を、見せつけられる結果になった。
背中でこれなのだから、身体を返せば首筋や鎖骨にはもっとたくさんの…。
そう思うと、ユラリと和中に対する情念の炎が灯り、初めて小林が憎いと思った。
羨ましかっただけのあの男が…小峠の中でムクムクと頭をもたげてきたのは、どうしようもない和中への執着と愛情、そして突き上げる風のように吹き抜けた小林への殺意。
「か、ぶとぉ♡♡」
猫の掠れた声にハッとした。
痕に気を取られて律動が疎かになっていたことに気づき、また腰を動かす。
前立腺があるであろう場所を竿で押し潰し、深く早いスピードで奥コキを始める。
「ほおぉ♡イく♡イっくぅう♡♡」
言葉と共に、少量ずつ精液を零していただけだった花芯から、トプトプ♡とやっと成人男性らしい量の白濁が溢れてきた。
ずっと長い絶頂状態にあった和中だったが、ここでオーガズムの山がきて、「やっと一発出した」という状態らしい。
キュゥウン♡♡と肉筒が締まり、小峠はここぞとばかりに腰を激しくピストンする。
ナカは柔襞が絡みついてきて、襞のブラシがやわやわと牡の肉杭を尖端から包み込んで磨き上げていく。
(これ、ラブドールと比べ物にならないくらいいい…♡♡)
ガツガツ♡とナカを食い荒らすように腰を動かしていくと、ゴツンッ!♡と最奥手前の扉にぶち当たる。
「あ゛!?♡♡けっちょぉ♡♡」
「けっちょう?」
小峠には、結腸というものがなんなのか分からない。
ラブドールにも、行き止まりの場所なんてなかったし、本物の男を初めて抱く身としては、勉強不足な感は拭いきれなかった。
「けっちょ…♡♡あけて♡♡」
「ど、どうすれば…」
「ちんぽのさきで、こじあけるの♡♡」
こうなれば、どうにでもなれと思いガンガンに律動して、興奮で鋭く尖る尖端を扉にぶつける。
「んほぉっ…!♡ほおぉ゛!♡き、もち…♡♡ぜんりつせん♡ぐちゃぐちゃにつぶされてるっ!♡♡お、おおっ!♡♡」
和中はまた長い絶頂に入ったのか、花芯の先端からトロトロ♡と精液を落とす。
肌は紅潮し、背中の墨がその紅みを増す。
それはあたかも鳳凰が快楽に悶え、悦んでいるようにも見える。
紫の痕や歯型が邪魔ではあるが…。
もう見ていたくなくて、繋がったまま和中の身体を反転させ正常位の体勢になった。
上着を着ているから、首筋や鎖骨付近の余計なものが見える心配もない。
扉が開いていくのが、尖端の感覚だけで分かる。
正常位の姿勢から暫く律動していたが、扉は半開きになったままそこからなかなか開かない。
焦れったくなった牡は、強引に突破しようとズリュユユユ♡♡とカリ首にかかる程度まで引き抜くと、ゴヂュュウウウンン!!♡♡と思い切り扉を殴りつけた。
「あ゛!?♡♡が、ぁっ!♡♡」
◇
和中の瞳が反転しかけ、ヌルゥウ♡♡と這いずるように結腸に侵入してきた牡に、ゾクゾクゾクッ♡♡と背中に氷を落とされたような快感が忍び寄る。
「きもちよくしてっ!♡♡おおおっ♡♡もっとおくにきてぇ!♡♡」
──めちゃくちゃに掻き回して♡♡
和中は、小林と恋仲にあった。
だが小林は女も抱いている、小峠に言われるまでもなく、ずっと前から知っている。
それについては、以前に小林と話した。
彼…小林は、女とは遊びで本命はお前だという。
和中も男だ、心で思う人と性欲を掻き立てられる相手の乖離くらいは経験がある。
しかし、自分をこんなにも淫らに開発したのは、他でもない…小林。
だから、彼に抱いて貰えない時には身体が疼く。
和中は、小林へのささやかな復讐をはじめてみることにした。
最初のターゲットは飯豊。
事務所で二人きりの時に、仮眠室へ誘った。
ソウイウ事に純情そうな飯豊はすぐに堕ちて、和中の身体の虜になった。
その次の相手は、青山。
青山も事務所で二人きりの時に、仮眠室に引き込んで。
さすがのリアルスーパーマンも、ホスピタリティを発揮するいとまもなく、和中の艶かしい肉体の前に撃沈した。
今回は…告白してきた小峠。
──嗚呼、小林…お前は、俺が他の男を咥え込んでると知ったら、一体どんな顔をするんだろうな…。
俺も女と遊んでるからと、笑って許す?
それとも何故だと問い詰め、醜く喚く?
──俺は…お前が女遊びをやめるまで、男を誘うのをやめない…お前が俺だけのものになる、その日まで…。
急にやってきた射精感に、身を震わせながら和中は思う。
──だって、身体が疼くから。
…そう、和中の小峠への誘いは、告白を受け入れたからではなく、小林への当てつけのため。
でも、本当は分かっている。
小林は怒り狂うだろう。
本気で怒った彼は、何をしでかすか分からない。
──その時はその時…だ。
今は…。
「あぁああ゛…!♡♡けっちょ…♡はいってきたぁ!♡♡」
「はっ♡やっとです♡♡」
「おくのおく、ついて?♡♡」
「っ…♡♡」
──ほら、俺が少し上目遣いで強請れば、大抵の男は心を射抜かれたような目をする。
最奥を貫かれ、和中は身体を仰け反らせる。
途端、血液が激しく下肢を巡るのを感じた。
快感が窄まりに溜まるような感覚に、頭に膜がかかる感じ。
蛍火のような僅かな火が弾けて火傷をした程度なのに、まるで業火のような激しい快楽が皮膚の薄いところから焦がしていく。
和中は瞬時に、それがメスイキだと悟る。
「ぁああ゛…!!♡♡おぉお゛おぁああ゛あ〜〜〜〜ーーー!!!♡♡♡」
◇
白目を剥き舌を突き出したアヘ顔を晒し、身体を痙攣させる和中。
明らかに今までと違う様子に、小峠は何が起きたのか分からなかった。
”あの”和中が、ただただ自我を失うほどに快楽に溺れている、ということだけは分かる。
(何が…起きてるんだ?)
訳が分からなかったが、律動はやめたらダメだと思い、腰を引き押し込むを繰り返す。
最奥を突く度、和中の腰は高く跳ね上がり快楽の底なし沼に、足を取られていくようだった。
ナカの締め付けがキツくなり、カッと灼けるような熱を持ったことで、和中が強烈な快感に苛まれている…と思うと、猫を仕込んだのはあの男なのに、小峠はまるで自分が教え込んだ快楽ように錯覚出来て、堪らない悦に浸る。
「蒼一郎さん…♡♡」
その間も、悶える和中の花芯からはピチャッ♡ピチャッ♡と精子が止まらず、腰が跳ね上がる度に美しく鍛え抜かれた腹に、散っていく。
律動が困難なほどナカが締まり、小峠は何度も逃がしていた絶頂が、背筋を競り上がってきた。
「出しますよっ…♡♡」
もう何も聞こえていない和中にそう言い、最奥の腸壁に押し付けるように吐精した。
◇
その後、失神した和中の事後処理を簡易的に行い、小峠は仮眠室を出る。
和中が目覚めた後問うても、結局告白の答えは聞けなかった。
ただあの時、慰めて…と言われただけ。
──俺は、ただ利用されただけ?
その考えを否定するように、小峠は頭を横に振る。
しかし和中は、小林が女を抱いていることを知っていた。
そして、それを受け入れている。
泣きそうな仕草は、あれは演技だったのだろうか。
それとも、本当に愛想を尽かしかけてるのか…?
後者だと信じたいが…答えは、彼しか知らない。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
それから、数日後。
和中は忽然と姿を晦ました。
組中の皆が総力をあげて捜索している中、小林だけ、が。
小林だけが、酷く穏やかな顔をしている。
◇
「…」
小林が自宅のあるマンションに帰り、玄関ドアを開け中に入ると真っ先に向かう場所がある。
何重にも錠を掛けたベッドルーム。
ひとつひとつの錠を鍵で外していき、ドアを開き部屋を覗き込んで入ると、満面の笑みを浮かべる。
「蒼一郎さん、ただいまぁ♡」
そこには四肢を椅子にくくり付けられ、VRゴーグルを頭からかぶって猿轡を噛み、胸の尖り、性器や肉膣にオモチャを取り付けられた裸の和中の姿。
左腕には幾つもの注射器の針の痕。
身体はガクガク♡と震え、女性器を象ったオモチャが嵌った花芯からは、萎えているのにも関わらずそれでも精液が止まることはない。
アナルには、常に前立腺を刺激する電動のオモチャを入れられ、白濁が止まらない理由はここにある。
時折突き上げるメスイキに悶え、メスイキが去ったと思うと、今度はオスイキの終わらない焦燥に苛まれる。
猫は小林の手によって、無限の絶頂の中に放り投げられた。
視界を覆っているVRゴーグルから流れているのは、これまでこの部屋で小林と身体を重ねた時に、隠し撮りされていた動画。
自分の卑猥な顔が、どうしようもない快楽に呑まれている姿が、ループして何度でも聴覚と視覚をも犯しにかかる。
和中は、声も出せず身体も満足に動かせずに、無機質に性具達に与えられる快感に、涙を流す。
「じゃ、今夜もお願いしますねぇ♡キメセク大好きになってきてますよねぇ?♡♡」
ベッドのサイドテーブルの上におかれた怪しげな液体の入った細い注射器を、手に取る小林。
その針を、和中の左腕に突き立てる。
「んっ〜〜〜!!♡♡んんぅぐ〜〜〜!!♡♡」
「依存症…になってもまぁいっかぁ〜♡♡俺が一生抱いて、廃人になっても面倒見てあげるんで♡♡」
四肢の拘束を解き、VRゴーグルと猿轡を外してやると、和中は喘ぎすぎて掠れきった声で懇願した。
「おねが…します…も、ゆるし…くださ…」
途端に、熱が冷め氷河のように冷たくなる牡の瞳。
「何言ってんスかぁ?蒼一郎さんが望んだんじゃないスか…他の男に抱かれて気持ちいい思いしたんスよねぇ?俺がこうするの、本当は分かってたんスよね?」
◇
小峠と関係を持ってから少し、二人は些細なことで言い争いになった。
そして小林の口論に紛らわせた巧みな誘導尋問の末、和中は舎弟や弟分と関係を持ったことを吐露してしまう。
和中の思っていた通り、小林は狂わんばかりに怒った。
憤怒に染まった小林は。
「もう、あなたを誰の手にも触れさせない…誰にも見せない、一生監禁して飼い殺しにしてやる…」
そう、底冷えするような低い声で言った。
牡は猫を自宅に監禁し、四肢の自由を奪い排泄したいといえば洗面器に目の前でさせ、腹が減ったといえば箸やスプーンの類を使うのを許さず、犬のように這いつくばって食べさせて、兄貴分のプライドどころか人間の尊厳すらも踏み躙った。
和中は段々と、飯を食いたいと言わなくなり、あれだけ鍛え上げられた身体は、痩せていく。
◇
──そして、現在に至る。
頭を上げ始めた和中のぺニスに、小林はウンウン♡と頷いて。
「クスリ、効いてきましたねぇ♡じゃ、次は俺の相手ですよぉ♡」
既に足腰が立たない和中を抱き上げ、ベッドに仰向けに下ろすと、性具も全て取り除いてやる。
「あ゛!?♡♡」
「あ、エネマ?♡抜く時いつも気持ちよさそうッスよねぇ♡♡」
また、トロリ♡と猫のぺニスから、だいぶ量の減った白濁が零れたことに、小林は毎度のことながら殊にわざとらしく大仰に驚き。
「あれれれぇ♡そんなによかったんですかぁ?♡♡」
両足を肩に担ぎ上げ、入れっぱなしにされていた性具せいで、パックリと口を開けたアナルに、小林はズボンの前だけを寛げて、いきなり煮え立つ肉杭を宛てがう。
グッと腰を進めると、すんなりと呑まれていく。
「ははっ♡♡マンコゆるっゆる♡♡もうローションなんていらないッスねぇ♡♡」
「ひっ…♡♡あ゛ぁ゛…♡♡」
前立腺を押し潰し、強引に律動を始める。
許しを乞うていた態度とは一転、本能を冒されて心までも食い破られた和中は、クスリに狂わされ発情したメス猫のように貪欲に求め出す。
「お゛っあ゛…っ!♡♡お゛ぐま゛で…!♡♡ぎで…!!♡♡ん゛お゛…ぉ゛お゛!!♡♡」
「お望み通りに♡♡」
朝も抱いたため、小林の剛直は開きっぱなしの結腸の扉をヌルゥウ♡♡と超え、いきなり最奥を尖端で突き上げた。
「あ゛あ゛お゛っ…!♡♡き゛も゛ぢ…ぃ゛っ…!♡♡」
刺激され続けた前立腺から、沸き立ち脊髄に滲み渡るように走り抜けるメスイキへの招待に、背筋が慄え上がった。
迫りくる“それ“は、光速で突き進み和中の下肢を雷で打つように直撃し、伝播して身体中の細胞という細胞が燃え上がる。
「ん゛ほお゛お゛お゛っ〜〜〜ーーー!!♡♡♡」
「おお、もうメスイキッスかぁ?♡♡エネマ入れてから早くなりましたねぇ♡♡」
熱を孕む猫のナカを、前立腺を中心に竿で更に摩擦し牡は最奥を気の済むまで殴りつける。
全て受け入れるのも困難な質量の快楽に従順に従い、白目を剥き身体をガタガタガタッ♡♡と震わせ引き攣らせる和中に、小林の中で愛おしいという感情が、まるで決壊するように溢れ出してきた。
「蒼一郎さん…♡♡愛してる…♡♡愛してます…♡♡」
蓄積していく窄まりでのアクメに、勃起したペニスからもトロッ♡トロッ♡と白濁を零しながら、前での細く長い絶頂にも責め立てられる。
「も゛っどふ、がぐ…!♡♡お゛っお゛お゛お゛っ…!!♡♡げっぢょ…づぎや゛ぶっで…!!♡♡あ゛あ゛お゛っ!!♡♡も゛、も゛う゛…♡♡ん゛あ゛あ゛…っ!!♡♡お゛れ゛を゛…♡♡ごろ゛じ…で?♡♡」
枯れた声で哀願する猫の眦から、涙が顳顬を伝う。
担ぎ上げていた足を下ろし、身体を倒した小林は和中の耳元に低く吹き込む。
「殺さない…絶対、蒼一郎さんは…あなたは、俺に抱かれ続けるのが罰だから…俺の腕という檻の中で死ぬまで過ごすんだから…」
小林の腕という檻の中…。
激しいメスイキアクメと細い射精の快楽の中、和中は涙を零す。
──俺には“死“すら、生温い…というのか。
そんな思考も、すぐに快楽で掻き消える。
暴力的な嵐であるメスイキのアクメを前に、脳が、臓器が、脊髄が、下肢が…攪拌機にかけられたように、ぐちゃぐちゃに掻き回されていく。
同時にペニスからピチャピチャ♡と精子を流し、後ろと前からの絶頂がとまらない。
「お゛っほっ!!♡♡も゛っろ゛…!!♡♡づ、よ゛ぐ…!!♡♡ん゛ほぉ゛お゛…!!♡♡ぞじ、で…!!♡♡ごわ゛…じで…!!♡♡」
最奥を腸壁が撓むほどキツく突き上げられ、メリメリッ♡と軋むのが分かる。
「っつ♡♡」
背筋を迫り上がる射精感に、小林の眉が険を帯びる。
ドクドクドクッ♡と脈打ち血の動く牡を、緩かった猫の粘膜は殊更に柔らかく包み込みながら、それでいて根元から尖端に向けて、しっかりとまるで精を搾り取るかのように巧みに締めつけてくる。
尖端で猫の早鐘を打つ鼓動を感じながら、いっその事ひとつに溶けてしまいたい…と、込み上げる絶頂に真っ白に浚われていく頭の中で小林は思った。
──身体の芯が…ブレて、揺れながら蕩けていく…。
和中のナカへと精子を流し込みながら、小林は今夜も萎えない肉杭で猫の心と身体を、一番奥深くまで暴いて犯していく。
そして、白濁を出し切り身体を起こした牡は、汗をかき乱れて落ちてきた紫の髪を掻き上げ、舌なめずりを一度。
「死にたいのも壊されたいのも…イき狂って分からなくなるくらい…俺が“快楽“ってもんを、徹底的にあなたに教え込んであげます」
その言葉を聞いた和中の見開いた瞳から、また苦しげな涙が溢れる。
再度律動を始めた牡に、去りかけていたはずの猫のアクメが、媚薬の効果により何倍もの熱量で、脊髄から背筋を辿って脳を直撃し、頭に溜まる快感が大輪の花を咲かせるように、突如目の前を覆う白い光と共に綻び、弾ける。
「あ゛ぁ゛あ゛っ…!!♡♡お゛っお゛ん゛ん゛ぅ゛〜〜〜…っ!!♡♡」
どれだけ拒否しても、猫が愉楽を感じていることには変わりない。
そして和中は心の中で、ここにはいない“誰か“に向け祈る。
──誰か…今すぐ俺を殺して…。
その祈りは、和中に飽き邪魔になった、未来の小林に対してのものなのか。
あるいは…──
◇
事後、あれから四度は味わわせたメスイキの波が、去らないまま意識が落ちた和中の身体が、痙攣を続けている。
「ふはっ♡蒼一郎さんって可愛いッスねぇ♡」
和中は最近、情事の最中に死を強請るようになった。
殺さないと答えると、今度は壊してと哀願する。
それは、この状況に絶望しているからなのだろうか。
──それとも…俺になら殺されてもいいと?
愛する人になら殺されてもいいなんて、最低の綺麗ごとだ。
いや、和中が小林を愛しているなんて確証は、彼を監禁した瞬間からどこにもない。
だが、自分を裏切っていた罪は重い…と小林は思う。
壊れようがなにをしようが、小林が和中を飽くことなく抱き続けるのには、変わりないのに…。
和中が他の男に自ら足を開き、抱かれ感じたのかと思うと、それだけでこの終わらない懲罰を科すには充分だ。
──そうだ、海外へいけばいい。
小林は考えを巡らせる。
この狭い国内では、いつかこの美しい猫はここから逃げ出して、誰かの目に触れてしまう。
誰にも、和中を見せたくない。
否、もう誰にも見せないと決めた。
ゾワッ、と肌が泡立つような感覚。
誰の手も届かない知らない土地で、どこにも逃げ場をなくし、このクスリ漬けになった彼をなんの心配もしがらみもなく、抱けるとしたら?
二人で極道の道からも、なにもかもから逃げて、一分の取りこぼしもなく彼を堪能出来るとしたら?
女を抱きたくなれば、そこで調達すればいいだけの話。
小林は寒気にも似た恐ろしいほどの優越感に、自分で自分の身体を抱きながら、狂気の微笑みを浮かべる。
「はははっ…最っ高だ…」
──俺は蒼一郎さんだから好き…なんじゃなくて、蒼一郎さんが好き…なんだろ?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
小峠は、消えた和中との思い出に浸るように、仮眠室で目を閉じる。
自宅へ帰れば、彼そっくりのラブドールが待っているが、実像の彼を抱いてから、反応しなくなってしまった。
始まりは、どす黒い横恋慕なのに。
和中との思い出は、小峠の中で飾られ、美化されそして昇華されていく。
彼がどこにいるかは、皆目検討もつかない。
でも…もしかしたら…彼がいなくなって穏やかな顔つきになったあの男なら、知っているのだろうか。
あの男は、彼がいなくなってから真っ直ぐ自宅に帰るようになったし、居酒屋で深酒をすることもなくなった。
女の影は、日中事務所を抜け出しては相変わらずだが。
でもそんな事、もうどうでもいい。
和中を”無事”に発見すること、それだけに集中すればいい。
あの男の元になど、和中が好きこのんで行くはずがないのだから。
…それは考えうる最悪を回避したい、脳が想像するのを拒んでいる…ある種の防衛本能なのかもしれない。
それから暫くして、小林も天羽組からいなくなることになろうとは、この時組員の誰が予想し得ただろうか。
◇
あなた。
凛として、強く美しいあなた。
俺の思いは届きましたか?
あなたは、今この空の下で何を思って、何を見て生きているのでしょうか?
もしかしたら、あなたはこの世の人ではないかもしれない…。
探し続けます、あなたが見つかるまで。
最近、あの人までも消えてしまいました。
でもいなくなる直前は、酷く穏やかになっていました。
舎弟に暴力を振るうことも、なにかにピリピリして八つ当たりすることも、なくなっていました。
気味が悪いくらいに。
もしかしたら…あなたとあの人は一緒に…?
いや、そんなはずはない。
あなたは、きっともうあの人の元には、戻らない。
だって、縋る理由がないでしょう?
あの人は、もう俺の羨望の的などではありません。
あなたを、一度手に入れてしまったから…。
俺達は、今組をあげてあなたの探索に走っています。
必ずあなたを見つけます。
必ずあなたを見つけます。
そして、また、二人であの灼けるほどに熱く、甘い時間を過ごせたら…。
必ず、あなたを見つけ出しますから。
了
コメント
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読み終えました…なんとも重くて、苦しいのに、目が離せなかったです。 小峠くんの切ない片思いと、人形で必死に自分を慰めてる姿がもう…胸がギュッてなりました。 そして和中さんが「慰めて」ってすがるシーン、あれはきっと小林さんへの当てつけだったんですね。でも、その後の小林さんの豹変と監禁…ラストの「死にたい」って祈りが刺さりました。この歪な愛情、すごく丁寧に描かれてて、ゾクゾクしちゃいました…🥀 続き、すごく気になります。
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