TDNDBです。
読み切りを作ってみました。
タイトルに「寝取られ」とありますが、「さのじん」から「じん」を奪う話ではありません。
逆に「さの」から「さのじん」になります。
そこら辺のご理解お願いします。
少し長いストーリーですが、一文字でも読んでくれると嬉しいです。
⚠️諸注意⚠️
・仁人が彼女持ち設定
・勇斗がS、仁人がMの表現あり
・彼女から仁人が奪われます(勇斗に)
夏も終わり、衣替えをする頃。
撮影の休憩時間には皆、ダラっとしている。
あの男、吉田仁人には新しい発展があった。
そう、それは、
彼女。
1人のアイドルとして、彼女を作るのはいけない事だと分かっている。
でも自分自身、あの子が好きだし、あの子も自分の事を好きだと言ってくれた。
LINEでも毎日喋ってるし、たまに会っている。
まだ付き合って3週間。
将来的には結婚とかするのかなぁと考えてしまう。
✉️「次はいつ会えそうー?」
あぁ、やっぱりお互いに求め合える関係性。
「俺も聞こうと思ってたとこ。」と言いたい程、意思疎通できている。
太智「なあなあー、…えっ!」
仁人「うわっ!」
その瞬間、時と鼓動が止まった気がした。
太智「それ…彼女…?やとしたらヤバくない…?」
仁人「いや、これは違くて!ただの友達!」
舜太「えっ?ほんまに?」
仁人(うわ終わった…。)
そんな気持ちと同時に体も重たくなる。
絶対にめんどくさい事になる…。
でもその中でも勇斗だけは動揺しない。
やっぱ気遣いができんのか…泣ける。
柔太朗「もうデートとかしたの?」
仁人「…ま、まあ。」
太智・舜太「フゥ〜!!!」
仁人「うるせぇ。」
…言いふらす気は無い感じだ。
まだその方が助かった。
太智「あ、もう時間!」
舜太「行こか!」
勇斗「……。」
ー9 p.m.ー
仁人「はぁ…。」
もう動く気力が無い。
疲れた。
…結局の所、デートの日程は決まった。
明後日だが。
✉️「仁ちゃんと会えるの楽しみ!」
思わずにやっとしてしまう。
こういう元気な所が好き。大好き。
でも、心配な事もある。
今までのデートで彼女は、予定時間キッチリに来た例えが無い…。
毎回謝ってくれるし、可愛いから許すが、もうそろそろ直るかなと…。
まあいいか。
ピンポーン。
仁人「えっ。」
ピッ。
仁人「はいー…」
勇斗「あ、ちょっと仁人ー?開けてー!」
仁人「はぁ…?」
勇斗「早く!」
…開けるか。
ガチャ。
何か焦ったような顔で堂々と入ってきた。
鍵を閉めて、一応出迎える。
仁人「何?」
勇斗「いやなんかさ…、」
話を聞くとどうやら、全く知らない女性にインターホンを何回も押されていたらしい。
確かに怖いな。
仁人「…でもそれで来るのもどうなん。」
勇斗「えー、別に良いじゃん。今は彼女いないんでしょ?」
あ、ちゃんと聞いてたんだ。
なんか気まずいな…。
仁人「ちょっと相談して良い?」
勇斗「良いよ。」
俺は先程の予定時間の話をした。
意外と勇斗は真剣に聞いてくれて、アドバイスもしてくれた。
さすが最年長だという所。
勇斗「…俺だったらそんな事しないのになぁ。」
仁人「いやお前彼女側じゃねぇだろ。」
勇斗「でも俺、女だったら仁人と付き合ってるけどな。」
仁人「何それ気持ち悪。」
今は彼女の話してるってのに。
なんとなく嫌な感じである。
勇斗「…あのさー、今日泊まっても良い?」
仁人「えぇ…まぁ…良いけど…。」
勇斗「ありがと。」
A few hours later…
勇斗「ふわぁ〜あ。」
大きなあくびをかましやがった。
誰の家だよ。
勇斗「もう寝ても良い?」
仁人「ソファで寝てよ。」
勇斗「分かった。」
仁人「俺も寝るから。おやすみ。」
バタッ。
もうここからは彼女と電話…!
やっと一人の時間が来た。
プッ、プッ、プッ、プルルルルッ。
…繋がらない。
こういう時はだいたい、もう寝てしまっている。
お茶目だなぁ。可愛い。
俺も寝た方が良いかな。
おやすみ。
仁人「ん、ん…?」
勇斗「…っはぁ、あ、起きちゃった。」
…どういうことだ。
勇斗に押し倒されているみたいだ。
仁人「…何これ。」
勇斗「あのさ、なんで気付かない訳?」
仁人「は?」
「は?」と言っただけでバカでかいため息を吐かれる。
何がしたいのだろう。
勇斗「…もう言っても良いよね。」
仁人「な、何を?」
勇斗「あのね…」
そう言うと耳元へ近づいて来る。
吐息混じりで気持ち悪い。本当に。
勇斗「俺、ずっと仁人の事…」
仁人「…待って!ちょっ、何の話…?」
やっぱり冷や汗が出て話を遮ってしまう。
何されるか分からないし、もしかしたら何かのトラブルになるかもしれない。
勇斗「え〜?(笑)マジか…ここに来た理由も全部嘘なのに(笑)まだ分からないの天然だね〜。」
仁人「え…どういう…え?」
勇斗「だから〜、俺、ずっと仁人の事を犯したいって思ってたの。」
犯す…どっちの犯すだ…。
どちらにしろ怖いが、今はこの状況から抜け出さなければいけない。
どうする?腕を振り払う?殴る?
怖い、怖すぎて。
勇斗「…仁人?」
仁人「えっ…どういうこっ、ちょ、待って!やめて!」
瞬く間にズボンへ手が入っていった。
そっちの「犯す」。勇斗はそっちの方向ではないと思っていたが…。
勇斗「男とヤッた事、ある?」
仁人「だからっ、やめてって!」
じたばたしても何とも無い様だ。
いや、それよりもさっきは「ヤッた」と言ったが、もしかして本当にするのか…?
いやいや、まだ彼女ともしてないし初めては彼女にあげるって…。
勇斗で初めてを捨てたくない。流石に無理…。
仁人「何すんの!?やめっ、汚いから!っ、本当に…。」
勇斗「…仁人、大丈夫だから。痛くないし、気持ち悪くもないよ。」
嘘にも程がありまくる。
嫌だ…真面目に嫌…。
仁人「嫌だ!むりっ…あ”あ”あ”っ!痛い!痛いからやめて!」
勇斗「もうすぐで気持ち良くなってくるよ…。」
なんか、腸が抉られているような、気持ち悪くて吐き気がするような。
でも痛くても気持ち良いような…。
仁人「はっ、あぁっ、何これ…。」
勇斗「中の気持ちいいとこ押さえてんの。分かる?」
仁人「えぁっ、あっ…///んぅっ、」
なんなの!?
とキレそうになるけれど…続けては欲しい。
癒される気がするから。
勇斗「…ほんと、毎日のようにあんな女オカズにしやがって。」
仁人「ごめんっ、ごめんだからっ♡やめてくださっ、い…。」
勇斗「どーせアイツといずれかはしたいとか思ってたくせに…。でも今日から俺が仁人の管理するから…」
何を言ってるのかは意味不明だがずっとつらつらと文字を並べている。
…が、それよりもヤバい。イキそう。
こんなのでイキたくない…。
ヤバい…。
仁人「はんっ、あっ…///やっ、イキそう…こんなのでっ♡」
勇斗「そんな早くにはイかせないよ?あと10秒我慢したら今日は入れないであげる。」
「じゅーう。」
「きゅーう。」
仁人「だめっ、イキたくないっ…。」
「なーな。」
「ろーく。」
「ごーお。」
「よーん。」
仁人「あぁぁあっ、やっ…。」
「にーい。」
「いーち。」
勇斗「ぜぇー」
仁人「だめっ、出ちゃうっ…!」
勇斗「ぇー…あ、出ちゃった。」
やばいやばい…!
あたまがまわらない!
はずかしい…!
仁人「あっ、みないでぇっ♡」
なんだろうこの開放感。今から犯されるってのに。
勇斗「じゃあ、仁人には罰ゲームとして俺とヤッてね。…入れるよ?」
嗚呼、身体よ、キャラよ、プライドよ、無事であってくれ。
どうかそのままで…。
仁人「待って!そんな大きいの入んないっ、あっ♡はっあぁっ♡」
夢中で腰を振る勇斗は聞く耳を持たない。
勇斗「俺より先にイッたら朝までやるから。後にイッたら次の日の昼まで。」
ごめんね…こんな無力な奴で。
呆気なく男に襲われる男なんか好きじゃないよね。
なんて、謝りたくなる。
今すぐ会いたいのに、会えない。
勇斗「…ちょっと、彼女の事考えてないよね。」
仁人「いやっ、考えてなっ…」
パァンッ。
仁人「いっ…?あっ、待ってっ♡打たないでぇ♡」
いつもの勇斗と違って暴力的で、強制的。
俺が何かもの言えば頬を打ってくる。
仁人「やめて…痛い…。」
勇斗「無理。」
とか言っても結局かはイキそうなくらいには気持ち良い。
とか思っても打たれるのは嫌い。
パァンッ。
仁人「いだいっ♡あうぅっ、ぃくっ♡はっあぁっ!やだ、いっちゃうっ♡」
勇斗「俺まだまだだけど。」
仁人「ん”っ、お”ぁっ♡」
ヤバい、思ってもないのに勝手に腰が反っちゃう。
恥ずかしい…。
勇斗「はーい、朝までしましょうね〜。」
仁人「そんなっ、イッてなんかっ♡」
今まで経験してきた絶頂よりも1番気持ち良いかもしれない。
朝まではきついけど…。
勇斗「キスしたい。」
仁人「…はっ、んぁっ…///」
勇斗「ありがと。」
うわあああ…。
自分から舌出しちゃった…。
初めて勇斗とキスした…というかそもそも男とキスするのも稀だけど。
唾がちょっと甘い。
勇斗「…っは、ヤバい…イキそ…。出すから受け止めてよ。」
待っ…?
出す…というのは…。
それは…。
仁人「だめっ、中はだめっ♡」
勇斗「あっ…出るっ、」
すぐに抱きついてきて肩に軽く歯型が付いた。
痛いし…いや気持ち良いけどさ。
勇斗「…ふぅ。次後ろから。」
仁人「…。」
なんでかは知らないけど体が勝手に勇斗を押し倒してる。
そして体のせいで馬乗りになって入れてる。
体のせいだから…俺は関係ない…。
ズプッ。
仁人「んぅっ、動くね…。」
勇斗「いやに積極的じゃん。」
※ここからは想像にお任せします※
ー6 a.m. the next dayー
勇斗「ふーっ。…あ、もう朝じゃん。仁人朝ごはんどうす…あーあ。」
仁人「んっいやっ、もうっ、ゆるしてよっ♡」
傍から見ればそういうプレイが好きな変態にしか見えないが…決してそうでは無い。
もしもタオルで目を塞がれてロープで手と足をまとめて縛られて玩具を入れられてても変態じゃない。
仮に今自分がその状況だとしても…。
勇斗「もうイケない?」
仁人「もっ、無理…。」
勇斗「じゃあラストスパートでイかせてあげるね。」
仁人「やめへっ♡抜かないでっ♡」
ヤバい…!
出し入れされて感じちゃってる…それ想像したらキモい。
本当にイきそう。視界が真っ暗なままでベロキスはマジでなんか…なんか…。
仁人「んぐっ、んんっ…///んっ!」
勇斗「…ふっ、かわい。」
びゅっ。
出てしまった…。
惨めすぎる。彼女は今頃何してたんだろう。
仁人「紐取って…?」
勇斗「分かった…けど、まずはお礼じゃない?」
仁人「は?」
全くもって意味が分からん。
何のお礼やねん。
視界真っ暗で顔が見えないけど声的に真剣に言ってる感じである。
勇斗「俺が仁人を抱いてあげた事、じゃない?」
仁人「…あ、ありがとう。」
勇斗「…いい子。」
仁人「うわぁぁあっ!」
急に耳元で囁いてくるからびっくりする。
だってまだ前が見えないから…。
勇斗「へへっ、おはよ。」
仁人「うわ、眩しっ。」
久しぶりに光を見て眩しく思う。
と同時に有り得ない質問が来る。
勇斗「もう俺のもんになる気になった?」
仁人「はっ…?バカなの?なるわけないじゃん。」
勇斗「ふーん、だったら知らないよ?彼女と本番する時に備えて俺と練習がてらにヤッてればミスらないのに…ねぇ。」
仁人「…な、なら今日も夜に来ても良い?」
意外と気持ち良かったし…これは練習だから浮気にはならないし…?
大丈夫だよね。これは練習だから。
勇斗「じゃあ10時にあのホテル近くの駅ね。」
仁人「あ…うん。」
もう予定も決まったし…帰ろう。
仁人「じゃあ、またね。」
ー10 p.m.ー
まだかまだかと待ちわびてやっと昨日は仁人と寝る事ができた。
あいつ、ヤッてる間もずっとイヤイヤ言ってる。
まあ良いけど。
もう夏も終わって秋に入るが、夜でも半袖が丁度くらい。
勇斗「…あっ、」
仁人「…はぁ、はぁっ、お待たせ。」
「練習」だなんてバレバレの嘘なのにせっせと5分遅れて来やがる。
犬みたい。
勇斗「じゃあ行こっか。」
カチャ。
仁人「広ー!」
写真で見たよりも部屋が広く、バスルームはガラス張りだ。
これは最高かもしれない…!
仁人「えっ、これってもうする感じ?」
勇斗「先にシャワー入ってきて。」
仁人「じゃ、じゃあ、」
一体どんなパジャマで出てくるのか少し楽しみではある。
いつもの感じか、ちょっとぶりっ子に振るか、バスタオルを巻くのか…。
濡れ髪が早く見たい。
Bath time…
バタッ。
仁人「お待たせ。」
さて何を着てい…。
バスローブ…。
勇斗「あ、じゃあ行ってくる。」
いやスタンダードだな。
ま、いっか。
Bath time…
勇斗「お待たせ。なーにしてんのっ、」
仁人「わっ、ちょっと…!」
スマホ画面には彼女とのやり取り。
明日がデートの様…だが、こんな事するなんて、お仕置きが必要な様だ。
仁人「…ごめん。」
勇斗「なら今日はお仕置きね。仁人は犬になるように。」
仁人「あっ、はい…。」
本当の犬にならなきゃ話は始まらない。
(佐野辞典から引用)
それが俺のもんだって思ってる。
勇斗「四つん這いで語尾に『わん』。で俺はご主人様。あと媚びなきゃ入れてあげないからね。」
仁人「…。」
その場で負け顔の仁人は四つ這いになる。
この背徳感堪んねえ〜。
こっちに近づいてきても色気なんか無い。
俺のバスローブを剥がして舐めようとしてくる。
勇斗「待って。まだそれ許可してないよ?」
仁人「あっ…あの、ご主人様の…舐めたい…ワン。」
勇斗「まあ良いよ。」
まずはパンツの上からべろべろ舐めてきた。
もうフルで勃起してんのに。
そしたらパンツ脱がして上目遣いの犬が息荒くして直接舐める。
仁人「はぁっ、はぁっ、んっ…。」
勇斗「しゃぶれや。」
仁人「あっ、んぶっ…んっ。」
下手にジュブジュブしゃぶってるのが可愛い。
たまに喉に来るのか咳き込むのが惨めでまた可愛い。
ちゅっちゅちゅっちゅと俺のにキスをする。
仁人「気持ち良いれすか…?」
勇斗「いや、正直あんまり。」
仁人「…ごめんなさいワン。」
と言うと床に四つ這いでケツをこっちに向ける。
誘ってるのかな…?
仁人「な、ならお尻にお仕置きして欲しいワン…。」
勇斗「入れ易いようにして待っとけ。」
その間にバスローブを脱いじゃう。
なんというか、普通にするよりもお仕置きすんのが楽しい。
ではでは…御開帳。
仁人「んやっ♡もっと速くして欲しいワンっ♡」
ちょっと笑いそうだが耐えよう。…笑。
ぎごちない「ワン」だが可愛いからいいや。
仁人「あっ♡もっと…奥くるっ…///」
勇斗「指舐めときな。」
顔の前に指を2本出すと、これでもかと夢中で舐めてくる。
たまに俺から舌を摘んでみたり、舌を出したり。
とてもえっちだ。
仁人「はっ、あっもうだめっ♡むり…!」
勇斗「もうイキそ?」
急に指から離れて床に顔を付ける。
舌がピンと立っていてよく聞くあの顔みたいだった。
仁人「あっ、あぁっ…///出ちゃだめっ♡」
勇斗「ごめんだけど、もう出てるよ。」
無理矢理腕を引っ張られて…可哀想で可愛い。
でも誘ってきたのはそっちだ。
勇斗「ヤバっ、出そう…出すよ…」
仁人「いやっ、中はだめっ♡」
またイヤイヤ期来ちゃったよ。
昨日もしたよねこの流れ。
めんどいけど。
勇斗「…出るっ。」
仁人「ふあぁっ!あっ、はぁ…。」
結局めっちゃ締まるから中なんだよね。
仁人「もう1回…1回だけ舐めたいワン!お願いワン…。」
勇斗「はぁ…。」
マジめんどい性格してんな。
そんな犬には喉にも躾ける必要がある。
(佐野辞典から再度引用)
勇斗「じゃあやるよ。」
仁人「えっ?あっ、んぶっ、んっ…///」
喉に先っぽがゴツゴツ当たる。
唾垂れ流して汚ねぇのしごいてやがる。
勇斗「…このクソ犬。」
仁人「んっ、んうぅ…///」
仁人の口の中は生温くて唾でタプタプだ。
俗に言う…例えるのはやめておこうか。
勇斗「…痛っ!」
ベチッ。
あ。間違えて叩いちゃった。
まあ仁人が歯立てたのが悪いし。
仁人「へっ?なんで?」
勇斗「歯立てんなよ…痛いだろ。…もう舐めるのはいいから足舐めてよ。」
仁人「えっ、あ、はい…。」
這いつくばって足を舐めてくれるがキモすぎて笑える。
こんなこと彼女とする訳ないのに、練習だと思ってるのだろうか。
仁人「んっ、へあっ…んぅ…///」
勇斗「あ、ごめん滑ったー。」
仁人「うぶっ!」
足で顔面蹴っても舐めるのを止めない。
なんならもっと勃起してる。
仁人「いや、あの、早く中に…あの…ご主人様の…欲しいんだ…ワン…。」
結局中に欲しがるのがこいつ。
良いんだけど、良いんだけどね?
なんかね。
仁人「お願いワン…出してワンっ…。なんでもするから…!」
勇斗「へぇー、だったら彼女と別れてよ。」
仁人「えっ、それは…あの…。」
なんだって?「なんでもするから」って言ったのに?
なんとも図々しい子だ。
勇斗「さっき、『なんでもする』って言ったよね。約束はちゃんと守らないと。」
仁人「いやでもっ、さ、流石に無理だから…!」
なんて言いながらでもベッドへ誘導するとすぐに倒れ込む。
もう焦らしとかムードとか要らない。
とにかく説得しなきゃ。
仁人「だからっ、もおっ♡無理ぃ…。」
ずりゅずりゅ音を出しながら中を刺激しているらしい。
もう仁人に無理矢理でも分からせてあげたいところだ。
勇斗「ほら、早く。彼女と別れて俺のもんになるか付き合うかしろよ。」
仁人「いやっ…いや…別れっ、ないから…。」
勇斗「あんだけ昨日『気持ち良い』とか『好き』とか言ってたのに?」
喘ぎながらでも首を振って全力で拒否してくる。
そんくらいなってくれても良いのに。
勇斗「そんなん言うんだったらあと10分は我慢してもらわないと。我慢頑張ってね。」
とか言った時にはもう手遅れ。
しっかりと仁人は出ちゃってた。
なんか負け犬みたいな顔と声でなんかを懇願してくる。
仁人「ごめっ、勇斗…許してよ…別れたくない…。」
勇斗「ごめん無理。LINE送っとくね。」
もちろんの事パスワードはキッチリと覚えている。
「別れよ」
とだけ。
経緯とか面倒臭いしこれだけで良いだろ。
仁人「待って!お願いだから!」
勇斗「あ、送っちゃった。既読早。」
マッハの勢いで既読が付き、そのうち仁人は涙目になりかけていた。
途方もない目で見つめる。
✉️「なんで?どうしたの?」
「他に好きな人ができたから」
腕を掴まれても文字を打つ手は止まらない。
何してでも別れさせてやる。
仁人「…だったら別れる。」
勇斗「おっ、やっとその気になった?」
不服そうにも頷いて少し怪しい。
何かを企んでいるのか、はたまた本当にその気になったのか。
仁人「勇斗のが好きだから早く…続きしよ。」
勇斗「何の続き?」
あんまり仁人っぽくないがまあそれはそれで可愛い。
それに対して質問してみると顔を真っ赤にした。
仁人「え、あ…あの…ぇ、えっち…したい。」
勇斗「どんなえっちがしたい?」
またまた顔を伏せる。
ずっと、絶え間なくスマホの通知音は鳴っていたが気にする必要も無かった。
何やら仁人は「元気な女の子」と言っていたが結局かは意外とメンヘラなのかもな。
仁人「んー…、」
と言った途端には俺は見逃さなかった。
すぐに殴ってこようとした仁人の手を止めようとしたがそうも上手くいかず、少しかすってしまった。
勇斗「何してんの?」
とにかく落ち着かせたくて腕に力が入る。
仁人「やめっ、違くて!待って!」
勇斗「何が違うの?」
足だけバタバタ暴れててうざったい。
何も違うわけないのに言い訳をしたいのか、ずっと反論している。
仁人「ねえっ、お願いだから!許して…。勇斗のモノになるし、なんでもしてあげるから!な?」
勇斗「…それなら良いけど。」
手が緩んでまた再開した。
さっきのがまだイライラするがもう言ってしまった以上、許してあげるしかない。
勇斗「で、どんなのがしたい?」
仁人「…キ、キスしたい。」
お望み通りにベロを入れてキスをしてあげる。
と、そっちも勃ってきたのか俺より小さな手で撫でてくる。
触ってくるのならこっちも上の方を弄ってあげた。
仁人「へあっ…んぅ…///んっ、」
前戯は早く終わらせて早く惨めな姿を彼女に見せてあげたい。
もちろん動画で。
仁人「…はぁっ、早く来て…ワン。」
勇斗「もういいよ笑ワンは。」
仁人のスマホを取ってみると沢山のメッセージが来ていた。
「誰といるの?」
「ねえ」
「ねえ」
あー、怖い怖い。
結局メンヘラの手のひら返しなんて仁人が可哀想だから俺が飼ってあげたい。
…でも今は仁人の動画撮らなきゃ。
ピッ。
勇斗「仁人、仁人は彼女と別れて俺のもんになったんだよね?」
仁人「…はい。」
勇斗「じゃあ今何をどこに欲しいか言ってみて。カメラに向かってね。」
するとまあ哀れ。
自分から足上げて誘ってら。
これ見た彼女はどう思うかな。
仁人「あっ、勇斗のが…中に欲しい…です。」
勇斗「だったらあげるよ。」
カメラは離さずにずっと撮っとく。
なんとも楽しみで仕方ない。
仁人「あっ、へあっ…///はやっ、速いからっ、だめっ…」
勇斗「駄目じゃないでしょ?顔も本音も隠さないで。」
顔が過去一にヤバい。ぶっちゃけると。
1日だけ寝た顔じゃない。
困り眉の目瞑りに唇甘噛みとかヤバいでしょ。
仁人「やっ♡だめだめだめっ、こわれるっ♡」
今まで…というか昨日では見た事無かった仁人がここにいる。
仁人「もっ…でるのっ、イッちゃう…!」
まるで全身に電気を流したように痙攣し、白目を剥いて盛大に吹いた。(何がとは言わない)
自然に恋人繋ぎしてくる。
勇斗「はっ…wね、出すよ。」
仁人「あっ、ふあっ…」
カメラの軸が大幅にブレまくってる程に夢中だったようだ。
ピッ。
これで準備は完了…。
という訳で元カノへと送りたいと思う。
勇斗「じゃあ送りまーす。」
指先1つの簡単な操作で他人の人生のジェットコースターを作れる。
なんて面白いのだろうか。
すぐさま既読が付いてからは暫く返事は無かった。
仁人「…え、もしかしてもう送ったの…?」
ただ頷く。
この少し静かな空間に通知バイブが唸る。
「じゃあね」
勇斗「…ふふっ、」
不覚にも笑ってしまったが仁人は目が覚めたようにスマホを見つめている。
今更のようだが。
勇斗「『じゃあね』だってさ。…これからは2人きりだね。」
心を失ったロボットみたいな顔で言う。
仁人「うん。」
勇斗「じゃあ続きしよ。」
※先程と同様※
ー12:00a.m.ー
またこれかよ!
などという気持ちがあるが痛みには我慢する…。
痛くて気持ち良くて、でもやっぱり不快で。
だって鞭に耐えられない。
バチンッ。
仁人「ぉ゙あ”っ!あっ、はぁぅっ、」
勇斗「ちょっと、椅子から落ちないでよー?」
惨めな姿で椅子に腰掛けているのだが、まるで見せられない。
鞭で打たれて縛られて、その上玩具で感じてる…まだ視界があるだけマシだがな。
勇斗「うーん。意外と耐えるね…ならおもちゃ増やそっか。」
仁人「えっ?あっ、やめぇっ、はっあぁっ♡」
中と外の2点攻めに変な声が出てしまう。
周りをぐるぐる見渡す勇斗は鞭の持ち手で顔を弾いたりしてくる。
勇斗「やっぱりイかないからイカせてあげる。」
急に玩具を抜いて指で中をぐちゃぐちゃにしてきた。
なんか正直耐えられなかった。
仁人「ひゃっ、んあぁっ♡らめっ、りゃめぇっ♡もっ、いぐっいっ…ぐぅっ!」
腰がビンビン震えて犬みたい。
ちょっと情けないのがまたスパイス。
…何してんだろ。
勇斗「ふあぁ〜っ、ちょっと眠たいかも。」
仁人「もうやめない?流石に勇斗も疲れたでしょ?」
なんとなく見た感じでは終わらなさそうである。
不満気な態度と目で俗にいう顎クイを披露。
真っ直ぐな目で見つめられるとこっちだって困る。
仁人「…え?」
勇斗「紐は解くけど、首輪どれが良いかだけ教えといて。」
そう言って並べられたのは4つの首輪。
中には洒落たチョーカーもある。
勇斗「全部高かったんだから。」
右から、
鎖
黒のチョーカー
鉄の首輪
薄黄色の革首輪
…などといった少し濃いメンツだ。
きっと1番楽なのはチョーカーに決まっているが、負荷をかけたい心が大いに影響した。
勇斗が紐を解き終わり、静かに指を指した。
仁人「これかな。」
鮮明で尚、繊細な黄色が目立つ革の首輪。
勇斗「へぇー、チョーカーじゃないんだ。」
とか言いながらさっと首輪が首に通った。
革の独特な音が喉に伝う。
ベルトのような構造になっており、カチャッと締められると首がきつく感じた。
そう思っていると急に呼び掛けが入った。
勇斗「1回立ってみて。」
仁人「あ、うん。」
椅子からよろっと立ち上がるとその瞬間、勇斗が足を蹴って視界が床に落ちた。
ゴンッ。
仁人「いっ…!たっ…。」
直ぐに勇斗の方を見たが勇斗はベッドに居た。
勇斗「…早く来いよ。良いことしてあげる。」
足が挫けそうになるがとりあえず立ってからベッドへ向かう。
勇斗の前に来たと同時に手を引かれて強引なキスを受け取る。
勇斗「…っ、舐めて。」
首輪の根元を引っ張りながら頭を持たれる。
勇斗は真ん前に立ってから、自分から口に入れてきた。
喉奥に来るのが苦しい…。
勇斗「仁人も自分で慰めなよ。」
仁人「んふっ、ふーっ…。」
勇斗とは比にならない短くてちっさなモノを触って見られて。
その上、股をガン開きでカエルみたい…笑。
恥ずかしさに興奮しておかしくなる。
勇斗「舐めるの好きだね。変態だから?」
仁人「…ふっ?んんっ、んうっ、」
きっと相手は何言ってんのか分からないと思うが、まあそういうことだ。
どういうことって?…恥ずかしいが。まあそういうことだ。
勇斗「はっ、やば。出そう、顔に出すからっ…。はぁっ、あっ…。」
顔を離されてから顔にびゅるっと美味し…いや、苦いのがたっぷりかかった。
正味、舐めてる間に2回イッてしまった。
勇斗「ごめんだけどもう寝るね…疲れちゃったわ。」
ぼふっと寝転び、自分からも勇斗の元へ付いて行く。
隣にくっついて寝転ぶと腕枕で出迎えてくれた。
仁人「帰りたくない…かも。」
勇斗「いや明日になったらさよならだよ。」
意外と勇斗と居るのも悪くないと思う。
今までこんな事無かったのになぁ。
勇斗「あたしの事好き?」
仁人「そりゃあ、勇斗の事は大好きだよ。」
なんて。嗚呼、この関係はいつまで続くんだろう。
勇斗とずっと一緒に居たいなんて言える訳ないのに。
……ゃん、…ちゃーん。仁ちゃん?
仁人「あっ、どうしたの?」
「…仁ちゃん?勇斗って誰?あたしの事好きか聞いてるんだけど…。」
仁人「…へっ?あ、ごめんごめん。勇斗っていうのは友達だよ。あと、もちろん大好きだよ。」
あー。こんな時に妄想に耽るのも気が抜ける。
本当に妄想が早く形にならないか待ち遠しくも感じるし、勇斗の事が好きだなんて言える訳ない。
「ねえね、次はアウトレット行こうよ!」
仁人「あ、うん。行こっか。」
結局、勇斗とひとつになる日は来るのか。
まあいっか。
END
コメント
2件
最後妄想だったのがびっくり👀
これって一話完結になってますか…? 初心者すぎて分からないです。 間違ってても許して下さい…。