斉Ψ短編集

凄く暑い日のカップル鳥斉です

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「あっっっっっつーーーーーーー！！！」

  [うるさいぞ]

「しょうがないじゃないですか！！！今の気温38度ですよ！？！ 」

「ほら！！こんな気温のせいでオレのバンダナ汗でびっちょびちょ！！！」

  [汚い。捨てろ。]

「相変わらず酷いっすねー」

「あ、そういえばなんすけど」

「夏限定の珈琲味かき氷が

  [行くぞ]

って、ちょ、まって斉木さんー！？」

                          ………

  [おい。]

「…はい。」

[こんなの聞いてないぞ。]

「だって！！言おうとしたら行っちゃったから！！」

[“カップル限定”…*、*か]

(……オレ達って、付き合ってる…よな。)

(…でも、いまから斉木さんが楠子さんになるのも時間かかるし、かといって2人でカップルですとか言うのも斉木さん嫌がりそうだし、)

(冗談で言ったつもりなんだけどなぁ。諦めるしかないか。かなしーけど。 )

「だめ、ですよね…、」

[………]

[…………。行くぞ]

「…えっ、」

「行くって、」

[ほら、早くしないと無くなってしまうぞ。]

「！！！！はい！」

(はあーーーーー斉木さんかわいすぎ)

(まあ本心っちゃ本心だけど！！こーゆーところでお人好しが出るのも！！またかわいい！！)

(もうなんでこんな可愛いのこの人、)

[…聞こえてるぞ]

「聞かせてるんですよ」

[…]

どか

「あでっ！！このつんでれ！！」

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いいっすねえ