隙間から光が差し込む扉に向かって進んでいたのに、急に閉じられてしまって、暗闇の中に取り残されたような感覚だった。
アッシュを守りたい。その為に戦争を回避する。
そう意気込んでいたけど、原因や理由に近づこうとすればするほど、とてつもなく大きなものに立ち向かおうとしていたと現実味は増していく。
じゃあどうすれば?と、それを回避する方法を考え出すと、戦争を私一人の力だけで止めるなんてあまりにも非現実的で絶望感に打ちひしがれる。
「どうした?顔色が良くない」
肩に触れたアッシュの温もりにビクリと身体が跳ねる。
心配そうな顔をして気遣ってくれるアッシュに言える事が何もない私は、引きつった笑顔で答えることしか出来なかった。
「いえ……、大丈夫です。今日泊まる宿はどちらですか?」*******
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