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私は新宮美玲。いつも屋上でダンスの練習をしている。
そしたらいきなり知らない人に「わたあめ病ですか」なんて聞かれて…意味が分からない。
「どういうことですか?」
「いや…わたあめ病の症状が出なかったので。私の症状は、人と目を合わせると体調不良になるんですけど、貴方と目が合った時、体調不良にならなかったんです。ちなみに、隣の佳奈も。」
「へっ?!」
隣にいた人も驚いてる。そりゃ驚くよ…。
「えっと、その、わたあめ病?って、何なんですか?確かにわたあめ病ってネットで見たことありますけど、あれってデマじゃないんですか?」
「デマだったら、良かったんだけどね…」
「は、はぁ…」
「でも、貴方も症状は出てると思いますよ?ほら、痣が浮かんできたり、謎に体調不良になったり、声が出なくなったり…ありません?」
私は頭の中で考える。あ、そういえば…
「そういえば、痣が出来てました。手首に…」
「私もっ、痣、手首にあります!」
隣にいた人が身を乗り出して言ってくる。
「わたあめ病は人によって症状が違うんです。ほら、これ見てください」
そう言って知らない人は自分のスマホの画面を見せてきた。
そこには、「もうやだ。なんで声が出なくなるの?」と書かれていた。
「これはある裏アカウントの人の呟きです。信じ難いですけど、わたあめ病は実在しているんです!」
あまりの熱弁っぷりに、気まずい時間が流れる。少し時間が経ってから、隣にいた人が口を開いた。
「そういえば、名前、なんて言うんですか?」
「あ、私ですか?」
「はい」
「私は新宮美玲です。貴方は?」
「斎藤佳奈です。」
「鈴木凛です。」
「そんなことより!私達、協力しません?!」
と、またもや凛さんが変なことを言い出す。
「てか、タメ口でいこうよー。凛ちゃんも!あと、美玲も!」
「えっ、私は呼び捨てなの?タメ口には賛同するけど、凛はちゃん付けなのに私は呼び捨てなの?」
「いや美玲も私の事凛って呼び捨てで呼んでんじゃん…。なんか、美玲のことをちゃん付けとかなんかやなんだよね。」
「あ、分かるー!なんか尊敬出来ないからさ、美玲のこと」
「ひ、ひどーい!!」
少し間があってから、私達はくすくす笑いあった。
初めて、こんな”友達”が出来た。私は、素直に嬉しくなった。
<アトガキ>
ども!えふです!
書くことがないので終わります!さよーならー!