困ったな。何をしても視界から消えないって、幻覚じゃないじゃん…!目の前のリアル白いやつはなぜか泣き出しそうだしさ!
この作品は実際の実況者の人の名前をお借りした二次創作となっています。ご本人たちとはなんの関係もありません。腐向けではありません。
何か問題があった場合はこっそり教えて下さると幸いです。
それでは、どうぞ______________
と、とりあえず家に連れて帰ろうか。何も喋らない奴とはいえ、この路地裏にほっぽりだすのは可哀想だ。他の人に見られたら危ないし。
前と同じように肩に堂々と乗せるわけにはいかず、仕方ないので鞄に入ってもらう。
(やっぱり意思疏通はできるんだな)
向こうは喋れないとはいえ、ずうっと共に過ごしたキャラクターなのだ。…視聴者が可愛く描いてくれた奴だけど。
それより。
何故、この世界にいるのか。
世界線移動ができるのは僕だけじゃなかったんだなぁ。
実はらっだあさんが僕を助けてくれてから、転生はしなくなっている。只書きかけの日記を見つけて夢ではなかったと確信したんだ。あの晩は酔い潰れていたわけでもなかったし。
家に着く。なんだか猫たちが落ち着いていない。頻りに鞄を見てぐるぐるしている。
食べちゃダメだからね、多分美味しくないよ!確かに餅とかに見えなくもないけどね!
そう心の中で念押ししてから白いやつを解放した。
にゃあ
……
シャァーッ
…………
めっちゃ友好的なやつと警戒してる奴がいる。仲良くしてね。頼むから。
気付いたらかじられてた、なんて事が無いように、ササッと着替えや片付けを済ました。
でもその心配は不要だったみたい。いつの間にか猫たちの間に大の字になって寝てしまっている。
今日はゆっくり寝かしてあげよう。僕も寝むたいし。
目覚ましより2分早く目覚めてしまった。それもこれも白いやつが開いた扉の隙間から入り込み、手の上で二度寝し始めたからだ。
「どいて、どかないと朝ごはんあげないよ」
勿論嘘だけどね。
なんだかゆったりした気分でフレンチトーストを作る。白いやつは意外と大食いらしい。僕と同じパン1枚の量を食べた。どうやって???
家に置いていてもいいのだが、やっぱり不安だ。遊びたがっている猫たちには悪いが、こっそり会社につれていくとしよう。
いつもよりフワフワした気持ちで退社する。白いやつが何かと顔を出したがっていたが、昨日の飴の残りをあげると大人しくしていてくれた。
昨日より賑やかな夜道を歩く。僕はこの先コイツをどうしたらいいのだろう。寝たら帰ってました、なんて訳ではなかったしな。それにきっと理由があってここに来たに違いない。
「まあ今日は鍋パするか!」
困ったら美味しいのを食べるに限るからね!昨日の分のパーティーだよ!
どうも、夜魔です。やっぱり白いやつ可愛いですね。鞄の中で飴舐めてるの想像してにやけてました。
これからも不定期連載しようかなぁと思います。ちょっと間が空いても、『サボっとるな』と思いながら待っててくれると嬉しいです(震え声)
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