コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠️注意⚠️
胸糞展開
キャラ崩壊
口調迷子
以上が大丈夫な方のみどうぞ!
あれから1週間。
俺は家から1歩も出られていない。
出られていないと言うよりは出させてもらえていない。
まあそれは当然のことだ。
何故なら俺は犯罪者だから。
この間は家に帰してもらえたけど、俺を外に出すのはまだ危険という警察の判断らしい。
でもどうせ、外に出られても俺に行くところなんてない。
だから俺は今日も1人ベッドに眠る。
…はずだった。
はずだったというのはそのままの意味。
俺は犯罪者で、もうこれから先誰にも擁護されず、蔑まれるはずだったんだ。
でも、今、俺には友達がいる。
こんな俺の話を聞いてくれる、唯一の友達。
そんな存在に、俺は救われていた。
翠)「〇〇〜!」
〇)「すち〜!やっほ!」
翠)「やほー!〇〇今日は早いね!学校お休み?」
〇)「まあ、そんな感じ!」
〇)「でも早くすちに会えたから嬉しい!」
翠)「俺も嬉しい〜!」
〇)「どう?最近は。」
翠)「どうって言われてもな〜…、、」
翠)「家から出てないし…」
翠)「まあ暇かな!」
〇)「そっかw」
〇)「あ、じゃあさ!このゲームやってみたら?」
翠)「ゲームね〜…俺下手なんだよね〜」
〇)「まあまあいいじゃん!やってみなって!」
〇)「時間は腐るほどあるんだからさ!」
〇)「やってたら上手くなるかもよ!」
翠)「うーん…、じゃあ、やってみる…!」
〇)「よしっ!じゃあ上手くなったら一緒にやろう!」
翠)「えぇ〜、分かったよ〜笑」
翠)「〇〇、ありがとう!」
〇〇は俺の事情を知っている。
それにもかかわらず、俺の話し相手になってくれている。
〇〇が言うには、そんなの気にしないし、俺と話してると楽しいからいいらしい。
世間体で見るとどうなのかと思うけど、俺にとっては本当にありがたい。
俺にとっても〇〇と話すのはとても
楽しいから。
俺は毎日のように〇〇と話していた。
そして、心の奥底で、〇〇がこの状況をどうにかしてくれるんじゃないかと思っていた。
それが、間違いだった。
〇)「すち〜!おはよ!」
翠)「あっ!〇〇!おはよぉ〜」
翠)「朝に連絡してくるなんて珍しいねぇ〜」
〇)「あ、ちょっと話があって」
翠)「話?俺に?」
〇)「うん。ちょーっと大事なんだよね」
翠)「ん!何の話?」
〇)「すちさ、そろそろ外出たいでしょ?」
翠)「まあね〜、もう外出禁止終わったし、」
翠)「でも行くところがないんだけどね〜」
〇)「だから!すちと会ってみたいの!」
翠)「えっ?」
翠)「俺と会いたいの…、?」
翠)「外で〇〇と2人で会うってこと、?」
〇)「そーゆーこと!」
〇)「てかそれしかないでしょw」
翠)「、会ってみたい、かも…!」
〇)「ほんと!じゃあ会おうよ!」
翠)「でも…〇〇はいいの…、?」
〇)「ん?何が?」
翠)「俺なんかと会ったりして…いいのかなって…」
〇)「…ふはっ!なんだよ〜気にしてんのか?」
翠)「まあそりゃ…」
翠)「犯罪者の俺と会っても大丈夫なのかな…って…」
〇)「そんなの気にしないって言ってんじゃん!」
〇)「大丈夫だって!」
翠)「〇〇がそう言ってくれるなら…!」
〇)「ん!じゃあ日程決めよ!」
〇)「すちはいつ空いてる?」
翠)「いつでも空いてるよ!笑」
翠)「〇〇も俺がやることないって知ってるでしょ!笑」
〇)「wwwそうだねw」
〇)「じゃあ勝手に決めるね〜!笑」
翠)「おけ〜笑」
〇)「ん〜とね〜」
〇)「じゃあ、明明後日とかどう?」
翠)「ん!分かった!」
俺は唯一の友達に会うことにした。
唯一の友達からの救いを求めて。