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❥・ iemn × mmntmr
【君と見た月】
・め/め/ん/と/も/り/様及びmmmrの皆様の二次元創作です。
・ご本人様には一切関係ございません。
・両思い、お二人共学生設定
・地雷・苦手さんブラウザバッグ推奨🔙
〜〜♪
テスト期間の私は、自分の部屋で勉強している机の隣りにあるミニテーブルのところから、
聴き慣れた短い音楽が聴こえた。
…この音は、スマホの電話のコール音だ。
急いで、ミニテーブルからスマホを手に取り、電話の相手を確認する。
「……!!// 」
その相手は、好きな人──iemnさんだった。
好きな人からの電話、急いで出ないと…
そう焦って、勢いあまりボタンをポチッと押した。
「って、あれ…」
iemn「“あ、え !? mmさん ? 笑”」
するとそこに表示されたのは、私の顔と、iemnさんの顔だった。
こ、これはビデオ通話…?
勢いに任せ押しちゃったせいでボタンを間違えたみたい。
「す、すみません…!勢いあまり押しちゃって…押し間違えたかもです、汗」
心の中で申し訳なく思っていると、
iemnさんは暖かく微笑んでくれた。
iemn「”こちらこそ、テスト期間中の夜にすみません、笑
テスト勉強疲れたんで、声が聞きたいなぁなんて思って声掛けましたけど、
お顔も見れるなら逆に嬉しいです。”」
そんなイケメン発言にキュンと心を射抜かれる。
やっぱり、私iemnさんが好きなんだなぁと再認知する。
「へへっ、嬉しいです… //
ところで話変わりますけど、テスト勉強どうですか?」
iemn「“んまぁ ~ ぼちぼちですねぇ…mmさんはどうですか?”」
「私もぼちぼちって感じですね…めちゃんこ自信があるわけでもないし、全く自信がないわけでもないですし。」
他愛もないごく普通の雑談をしてるだけだけど、私の心は十分満たされていた。
あぁ、好きな人と話せるなんて幸せだなぁ。
しかも相手の顔が見れるとか…。
なんて考えていると、あっという間に10分くらい経っていた。
「 あれ?もう10分も経ってません? 」
iemn「“あ…ほんとですね。でも楽しかったので俺は十分です♪”」
私と話すの楽しい、そう言ってくれてるようで胸が熱くなる。
でも、もうそろそろビデオ通話も終了ですかね。
そう少し寂しさにそっぽ向くと、iemnさんが声を上げた。
iemn「 “今家ですよね?ベランダとか外が見えるとこに行ってくださりません?” 」
何を言うのかと思えば、
急でよくわからないお願いをされたので、戸惑う。
でも、iemnさんのお願いなんだから見逃すわけもない。
「いいですよ…ちょっと待って下さいね…。」
そう返事しながら、扉を開けベランダに出た。
ベランダに出て人目に入ったのは、夜空に一際目立つ大きな満月だった。
それに今日の月、いつもより明るいですね。
月明かりの主張が激しく、辺りの星も物静かに感じるくらい。
「出ましたよ!それでどうかするんですか?」
ぼんやりと夜空に浮かぶ月を見詰め、iemnさんの返答を待つ。
けど次のiemnさんの返事は私が言ったのと間があった。
iemn「“…………………“月が綺麗ですね”、mmさん / ”」
その言葉でハッとした。
月が綺麗ですね、そう言葉そのまま読み取ることもできるけど、これは婉曲的に伝えた、奥ゆかしい愛の告白だ。
暗いから詳しくは分からないけど、スマホ越しに映るiemnさんの顔がほんのり赤い気がする。
これは本当に、素直に受け取ってもいいんですか。
「ずっと一緒に月を見てくれますか?」
これからもこんなに綺麗な月を共に見たい。
それにiemnさんの気持ちに答えたい。
そういう気持ちから私ははっきりと言った。
ビデオ通話だから今の顔がiemnさんに見えるけど、そんなの気にしてる暇もないくらいに心臓がドキドキと鳴っている。
「“もちろんですよ。よろしくお願いします… /// ”」
iemnさんはそれを言ったきり、プツリと通話が切れた。
正直もう少し通話をしたかったけど、iemnさん照れたのかな?
新しい彼の一面を見ることができたから満足する。
最後にベランダで月をみて微笑む。
きっと無理だろうけど、
あの月が私達だけのものだったら最高だなぁ。