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❥・ mmntmr×lt
【キミのことなんか忘れるから】
・め/め/ん/と/も/り/様及びmmmrの皆様の二次元創作です。
・ご本人様には一切関係ございません。
・シェアハウス設定。一部upgs要素あり
・地雷・苦手さんブラウザバッグ推奨🔙
「…っ、嘘……」
思わず目の前に映る光景に言葉が溢れる。
私・ltは、彼氏─upさんの“浮気”を見てしまった。
up「gsoさん可愛い ~ ♡」
gso「あ、ありがとうございます、upさん…//」
正直何もかも複雑だった。
gsoさんは仲良いし、私がupさんと付き合ってることも知ってる。
なのに、そんなことする人だと思っていなかった。
それにupさんも。
ちゃんと私を愛してくれていると思ってたのに。
毎日のように連絡をくれて愛し合ってるなんて思ってたのに。
それは全て私だけの勘違いだったんだ…。
何もかも失った私は、その場にガクッと座り込む。
mm「ltさん…大丈夫ですか ? 」
そんな私に声を掛けてくれたのは、mmさんだった。
温かい手が私の背中で左右する。
その手の温かさに私の心が段々暖かさを戻してくれる。
それでも何もできない無能さと勘違いしていた悲しさで立ち上がることもままならない。
「…ッグスッ…ケホッ」
mm「ltさん…辛いでしょうけど、一旦別のところに移動しましょう。」
そう優しい声─mmさんに連れられ、upさんとgsoさんがいる部屋から離れた。
私は気付いたら、mmさんの部屋に居た。
正直ここまで来た記憶がない。
きっと、あまりのショックで記憶が抜けているんだろう。
それだけ、私はupさんのこと好きだったのに。
mm「ltさん辛かったですよね。」
またmmさんが私の背中を擦ってくれる。
どうしてmmさんはこんなにも私を助けてくれるんだろう。
こうしてすぐ捨てられるような、汚い私なんかを。
「mmさんは……っ、どうして私を助けてくれるんですか?」
mm「どうしてって…困ってる村民が居たら、助けるのは当たり前ですよ?」
そういうmmさんはどこか心強かった。
こうして助けてくれる人がいるんだと、ホッと安心した。
mm「……そうですね…仕返し、しません?」
mmさんが悪戯っぽく笑って言う。
「し、仕返し…?」
mm「浮気したupさんに仕返しするんですよ。
私も別の好きな人がいるんだってフリして、upさんに自然なように見せびらかすんです。
そしてupさんを捨てた末、あの人なんか忘れて生きればいいじゃないですか」
いいでしょ?というように私をじっと見詰めてくる。
仕返し…仕返しかぁ。確かにありかもしれないなぁ
それにupさんを忘れて生きる、それが今の私にとっては喜ばしいように捉えれる気がする。
しばらく悩むように考えるけど、仕返ししてみたい、そういう気持ちのほうが大きかった。
「ありですね…w仕返してやりましょう
恋人役は、mmさんいいです?」
mm「…ふふっ、もちろんですよ」
こうして、私達の仕返しが始まった。
mmntmr side
仕返しの約束をした数日後。
この日はltさんとupさんのデート“だった”日。
これはupさんから断りを入れてきていて、怪しかったから
私が裏を取って調べたところ、ltさんとのデートを断ってgsoさんとデートするらしい。
ほんと最低な人ですね…
あ、もちろん場所も把握済み。
だから、私達は同じ場所でデートする、そういう作戦だ。
「用意できましたよー」
lt「私もできました!」
準備を終え予定の時間通り私達は例の場所へ出発した。
人気の少ない、並木通り。
道路には車が通るけど、この道には人が少ない。
秋の今は、紅葉が綺麗な道だというのに。
人気の少ないこの場所で、upさんはgsoさんとデートをしようとしているらしい。
lt「おけ、upさんには、自分も別の用事があるからって言っといたわw」
そうやる気満々な笑みで言う。
もうltさんも準備万端ですね。
さり気なくカップル風に装って、通りの目立つベンチで座って会話する。
私は先程買ったバニラアイスを、ltさんの手には抹茶クレープを食べながら。
こうして楽しく食べながら会話できるって最高ですね。
しばらくそうしていると、人気が少ない歩道に目立つ人影が見える。
lt「upさんとgsoさん来たね」
ltさんも、もちろん気付いている。
余計に緊張感が走り、自然に装うことに努める。
会話の内容や動作なども全部、事前に考え済みだから迷うことはない。
二人で打ち合わせ通り話していると段々とupさんgsoさんが近づいてくる。
丁度いいですね。
「そーだ、ltさん。その抹茶クレープ一口くださいよ!」
lt「ん、いいよ。その代わりmmさんのアイスもらうわ!」
そう言って、私はltさんの抹茶クレープを一口かじり、ltさんは私のアイスをスプーンですくって食べる。
これぞ間接キス作戦。
でもこれだけじゃ私達は女子同士だし普通に思われるかも、ということもあり新たな作戦を開始する。
「ん ~ 美味しいですね。抹茶すぎるず、丁度いい感じでめちゃんこ美味しいですね」
lt「でしょ?mmさんのバニラアイスも濃厚で美味しい!…でもちょっと寒くなってきたかも…w」
「それなら〜〜」
私がそう言って、ltさんにぎゅっと急接近する。
これぞ急接近作戦。
これで、温めてる風を装う感じ。
lt「ん、ありがと!暖かくなったわ / 」
ltさんがちょっぴり照れたような仕草をして喜ぶ。
これ私達演技派いけんじゃないですか…
内心そう自画自賛していると、もう気付いたらupさんが前にいた。
up「……ltさん ? 」
気まずそうな、こちらに不満を抱えるような、そんな落ち着かない感じで声を掛けてくる。
私達はこれが狙い。
ここからの話し合いが重要なんです。
lt「………upさん。」
ltさんは睨むように目を鋭くして、upさんを見詰めている。
upさんはltさんのことをどう思ってるんだろう。
そんな二人をgsoさんと私は、緊張と期待で次の言葉を待つ。
up「…浮気?」
upさんからの第一声はそれだった。
そりゃそうって感じではあるけど、ltさんはその言葉に怒ったのか、強い言葉でupさんに反論した。
lt「何が『浮気?』なんですか。あなたも浮気ですよね?この前、部屋でgsoさんと一緒にいるの、
見ましたから。そちらが先に浮気してるんですよ?それで第一声が『浮気?』ですか。本当に意味がわからないです。」
up「そうですか。見てたんだね?」
upさんは嘲笑うかのように、ltさんに答えている。
こんな深刻な話だと言うのに、本当に最低だ。
up「別に見られたかってどうだっていいよ。近頃振ろうと思ってたし、ltさんのこと。
でも振られて当然じゃない?別に俺、ltさんのこと本当に愛してなんかなかったしね?
浮気されるのも当然じゃないです?w」
その言葉に、ltさんは酷く傷付いたみたい。
ありえない、そういうように言葉を失くしている。
up「ははっ、もう何も言えていないんじゃんw…もう行こう、gsoさん。」
gso「………」
upさんがこれ以上はなしを続けるつもりはないというようにくるりと背を向けた。
gsoさんは黙っていたけど、upさんに静かに着いて行った。
lt「……っ…グスッ」
ltさんの泣く声が静かな道に響く。
でも、私は特段何も思うことはできなかった。
「あれ、どうしたんですか?
そんな泣いて『“元彼”に浮気された』みたいな…酷い顔ですよ?」
ただこう言うしか。
意味わからなかったって人用に説明すると…
最後の「あれ、どうしたんですか?そんな泣いて『“元彼”に浮気された』みたいな…酷い顔ですよ?」は、
mmさんが仕返しの提案をしたときのセリフ「あの人なんか忘れて生きればいいじゃないですか」の伏線回収になっていて。
upさんと別れた後mmさんは約束通り、upさんを忘れたフリしてそう言った感じです。
3,372文字…!
頑張ったんで、たくさん♡と💬ください🙏🙏