TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「ねぇ〜早くホテル行こ〜?」

「あぁ、そうだね」

夜の街、、傍から見てもお似合いで、仲良さげに腕を組む美男美女。

会話からして‪‪”‬特別な関係‪”‬である事に間違えない。

そして、その美男美女の‪‪”‬美男‪”‬の方には見覚えがあった。

「ドサッ」

その様子を見て、持っていたバックを落としてしまった。

「み、、、瑞季、、?」

僕が呟いたその一言は、誰にも聞かれることなく、夜にしてはうるさい、都会の街に、人々の話し声の中に、消えていった。



『物凄く驚いた』と言うと嘘になる。

元から可笑しいとは思っていた。

だって、学校の王子と言われていた瑞季と、何もが平均で平凡な僕とは、誰がどう見ても不釣り合いだった。

でもあの時、瑞季から告白された時は、舞い上がりすぎて全くそんなことは気にしなかった。と言うか、気づかなかった。

〈 恋は盲目〉と言う言葉は本当らしい。

浮気をされてやっと気づくことが出来た。やはり、彼と僕は不釣り合いすぎるみたいだ。

でも、こっちは浮気された側で、向こうが浮気した側。

そう、つまりこっちは被害者だ。

このまま簡単に終わるなんて、僕の癪に障る。

別れる前に少し仕返しをしてやろう。

こっちも浮気をして、僕の幸せな姿を見せるんだ。

まず浮気の証拠を集める。そして、集めながら僕の浮気相手探しをする。

同時進行だ。

とりあえず、家に帰ってから考えをまとめよう。


気づけば、瑞季と女性は夜の街に消えてしまっていた。



よし、まとまった。作戦はこうだ。

浮気の証拠を集める⇒

僕の事情を分かってくれる相手を探す⇒

瑞季を問い詰める⇒

瑞季と別れる⇒

瑞季を呼び出す⇒

僕と相手のラブラブシーンを見せる⇒

後悔させる⇒

僕は浮気相手と幸せになる!


こんな感じだ。我ながら頭がいいな。

まとまった事だし、早速実行しよう!

まず手始めに、瑞季が帰ってきたら『どこに行っていたのか』『誰といたのか』『何をしていたか』を聞く。

もしも『夜の街』『ホテル』『女』『デート』以外の事。すなわち嘘を付いていたら、黒確定と、言うことだ。

とりあえず、瑞季の帰りを待ってみよう。


〜続く〜


おまけ

僕は、瑞季の帰りをしばらく待っていて気づいてしまった。

「あれ?ホテル行ったなら、帰り、明日じゃね?」と、言うことをな、、、

浮気されたから仕返ししたら、、?

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

49

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚