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6 - 俺自身の為に

♥

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2024年06月28日

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ガキンッバキッザザザザッ

ドシャッ

神空「ハアハア。マジでキリがねえな!お前は!」

神空「雷式 雷周裂」

ビリリッガキキキキキッ

ブシャアッ

神空は、自分の周囲を囲むように刀を振った。

斬日の体に大きな斬撃を与えた。

斬日「もう合わせてくるのか。本当すごいね君は」

斬日「星流斬」

流れ星のような、一筋の光線のように、何発もの斬撃が俺の体を突き抜けていく。

ブシャアアアアッ

神空「ガハッ」

バタッ

神空「ヒュウッカヒュッハアハア」

必死の思いで呼吸を繋げようとした。

途切れたら間違いなく死ぬからだ。

斬日の右胸を打ち抜き、その部位が凍りついた。

スタッ

俺は、ボロボロの体を無理矢理立ち上がらせた。

神空「雷式 雷豪大鉄」

ビリリリッドガァォァァァンッ

スタンッブシャアアアア

一瞬のスピードで、斬日にきりかかった。

斬日「いてえんだよ!」

あの近距離のスピードで、避けた?俺は殺す気だった。でもあいつは、片腕1本しか失ってない。

やばい。

神空「山田!逃げろ!!!!」

斬日「奥義 斬壊」

その瞬間、広範囲に渡り大量の斬撃を繰り出した。

どんなものも細切れにしてしまうほどに

ザザザザザザサッバキバキッメキッドガッ

ガキキキッガキッジャキッ

ブシャアッ

必死の思いで俺はひたすら攻撃を受け流した。

神空「ああぁぁぁあぁあああああ!」

神空「雷式 雷鳴鉄扇!」

ビリッドガァンッ

神空「雷式 雷周裂」

ビリリッヒュウウウッガキャキャキャッ

斬日「くたばれえぇぇぇええぇ!!!!」

バキンッ

その瞬間、負荷に耐えきれず、刀が折れた。

斬日「俺の勝ちだ!!!」

次の斬撃が襲い掛かろうとした瞬間、俺はすぐさま折れた刀身を拾い、強く握った。

指が切り落とされそうなほどに。

そのまま、力を振り絞り、相手に近寄った。

ビュンッ

斬日「どけええええ!」

神空「ああああああ!」

骨が折れそうなほどに筋肉の力を振り絞り、刀身を相手の首に突き刺した。

斬日「うがっ!」

ブシャアアアア

そのまま、首を切り落とした。

鬼のような斬撃は止み、斬日は死んだ。

神空「ハアハア。」

速く、西ノ瀬を助けに行かないと。おそらくあいつは、こいつより別次元に強い。

俺は痛む体を引きずりながら、向かった


梅神「なぜ、そんなに頑張る?人の為に」

梅神「この短時間の戦いで、君は片腕を欠損し、内臓はボロボロに傷つき、全身は打撲やら流血をしているだろうに」

梅神「本当に死ぬぞおまえ」

西ノ瀬「君に教えるほどのことではない。ただ1つ言えるのは、他人のためじゃない。これは俺自身の為だ。」

ボロボロになった体を無理矢理立たせながら、西ノ瀬はそういった。

梅神「ならさっさと死んでくれよ」

梅神「毒牙蛇」

シャアアッザザッブシャアッ

西ノ瀬「火式 炎刀薙払」

ボォォッジャキッドガァンッ

ブシャアッ

西ノ瀬「カウンター、だと?」

梅神「弱いんだよお前は」

その瞬間、八宮、山田、神空、影月の全員が駆けつけた。

梅神「だから、仲間にいつも助けられてばかりなんだよ」

ミシッ

西ノ瀬の首元を掴み、持ち上げ、強く絞める。

西ノ瀬「は…なせ」

梅神「本当に見苦しいよ」

西ノ瀬「火式 陽炎舞」

ボォォッドガァァァンッ

西ノ瀬の刃は、相手の首に一切歯が立たなかった。

それどころか、西ノ瀬の2本の短刀は折れていた。

梅神「おまえじゃ俺には勝てない」

西ノ瀬「それでも、俺は命をかけて、おまえに立ち向かう」

梅神「弱い奴が大口叩いてるのは虫唾が走るんだよ」

ドシャアッ

その瞬間、梅神の拳が心臓を貫いた。

完全に死んだと言っても過言じゃない。

西ノ瀬の目から光が消えた。

神空、影月、山田、八宮「西ノ瀬さん!!!!

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