*これはフリスクのGルートの時の話です。
*この世界にプレイヤーの概念は存在しません。
*フリスクもキャラもいい子です。
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キャラside
僕には償わなければならない罪がある。
たった今あの子が起こした虐殺を止められなかった罪だ。
青い服にピンクのストライプを着たあの子は、手当たり次第にモンスターに手をかけていった。
僕は最初は「なんの得にもならない」と言ってあの子を止めようとした。
けど、精神がボロボロだったあの子は誰の言葉を聞く余裕もなかったのだろう。
あの子は多分地上で相当辛い思いをしてきたのだろう。
思い詰めてイビト山に来たのだろう。
けど、死ねなかった。
もしかしたらその時点でもうあの子の精神は壊れていたのかもしれない。
あの子は泣きながらみんなに手をかけていった。
僕の知り合い、友達、親友、家族、みんなに。
サンズは、まるで1年前の生きていた時の僕をみていたような気分だっただろう。
僕はあの時、誰も信じられなくなってみんなに手をかけてしまった。
サンズと対峙するときも、サンズは同じ表情をしていた。
全部僕のせいだ。
僕があの子を止められなかったせいだ。
僕があの子を止められなかったから、みんなが犠牲になっていったんだ。
僕はどうやって罪を償おう…
みんなが犠牲になった分、僕が犠牲にならなければならない。
どうしよう…
…そうだ、僕があの子の罪を被ればいいんだ。
元はと言えば僕があの子を止められなかったせいだ。
それに、前に僕が起こした虐殺の罪もまだ償えていないような気がする。
だから、僕があの子の罪を被るんだ。
あの子1人の責任にはできないから。
もう誰に信じてもらえなくなってもいい。
誰に嫌われても仕方がない。
だって僕は許されないことをした罪人なのだから。
これが僕の贖罪です。
コメント
1件
キャラ≠悪人……これが好きです