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3 - 「幸せ」

♥

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2022年10月10日

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※これは過去のキャラのお話です。

※今回はキャラの父親が出てきます。

※キャラ視点では読みやすいように漢字表記ですが、この時のキャラは2〜3歳です。

※キャラはいい子です。


キャラside

今日は、お出かけのひ。

今日は、お母さんがいないから、お父さんが、黄色いお花畑に連れていってくれた。

???:「キャラ、今日はあったかいね。」

キャラ:「うん、あったかいね、お父さん!」

僕は、幸せだった。

いつもお父さんとお話ししようとすると、僕もお父さんも、お母さんにすごく痛いことをされるの。

だから、お母さんがいない時じゃないと、お父さんと遊ぶこともできないから、毎日すごく寂しいんだ。

でも、今日はお母さんがおうちにいない。

だから、今日はお父さんといっぱいお話ししたり、遊んだりできるんだ!

だからすっごくうれしい!

???:「キャラ、あげたいものがあるんだ。」

…なんだろ、プレゼントかな?

キャラ:「なぁに?」

???:「『はなかんむり』だよ。」

…!

お花の…かんむり…?

キャラ:「お父さん…いいの…?」

僕は、ちょっと怖かった。

前に、お花を頭にかざってみたら、お母さんに見つかっちゃったんだ。

そしたらお母さんは、「男なんだからそんなものつけるな気持ち悪い」…って言って、僕に痛いことをしたんだ。

「男の子じゃない」って言ったら、「じゃあ足と足の間にあるものはなんだよ」って言われて、フライパンで叩かれたの。

いつもよりも、すごく痛かった。

だから、怖かった。

お父さんがせっかく作ってくれたけど、本当にもらっていいのかな…

???:「キャラ…何かあったのかい?」

キャラ:「…お母さんに、怒られちゃう…」

???:「…その時は、僕がお前を守るよ、キャラ。」

キャラ:「お父さんが、痛いことされちゃうよ…」

???:「お前を守れるならそれでいいんだ。」

キャラ:「…」

…なんでお父さんは、僕に優しいんだろう…?

そう考えていると、お父さんが僕の頭に、「はなかんむり」を乗せてくれた。

???:「僕はお前のことが大好きだよ。」

お父さんはわらって、そう言った。

キャラ:「僕も、お父さんのことが大好きだよ!」

僕は、嬉しくて、幸せな気持ちになった。


画像



リアムside

守らなきゃ。キャラを守らなきゃ。

どれだけ痛い思いをしてもいい。

大好きなキャラを失うなんて、耐えられない。

今日、久々にキャラと2人で出かけたんだ。

キャラに花冠をあげたんだ。本当に嬉しそうだった。

どれだけ痛い思いをしてもいい、この笑顔だけは僕が死んでも守るんだ。「妻」の好きにはさせない。

キャラの幸せは僕の幸せなんだ。

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